しのびびとの群像

水滸伝(横山光輝・光プロ)1970年作
第四回

薊州

薊州

戴宗(たいそう)

帰郷した公孫勝の安否をたずねて

地暗星・錦豹子 楊林
(きんびょうし ようりん)
 河南の彰徳出身、流れ者。
 公孫勝の紹介状を持って
梁山泊に入ろうとしている。
 薊州にくわしく、戴宗を案内
してくれる。筆管槍(くだやり)を
使う。→

飲馬川(いんばせん)

地闘星・火眼しゅん猊 ケ飛
(かがんしゅんげい とうひ)
 飲馬川山賊の一人、分銅鎖の
使い手。眼の色が赤い。→

地満星・玉幡竿 孟康
(ぎょくばんかん もうこう)
 大船の大工、色白で長身。
弩の使い手。

地正星・鉄面孔目 裴宣
(てつめんこうもく はいせん)
 京兆府で孔目(裁判官)を務めていた。
双刀の使い手、良史すぎて
妬みを買い、無実の罪に落ち
流されるところを、登飛らに助けられる。

薊州城内

天牢星・病関索 楊勇
(びょうかんさく ようゆう)
 牢役人(首切り役人)、石秀と義兄弟の誓いをかわす。
 不義密通の妻を殺害する。
 棒術を使う。

天慧星・べん命三郎 石秀
(べんめいさぶろう せきしゅう)
命知らずというあだ名、薪売り。騎馬
短槍が得意、楊勇の妻の密通相手を
殺害する。 

報恩寺の主僧・裴如海
(はいにょかい)
 楊勇の妻の浮気相手、石秀に。

地賊星・鼓上蚤 時遷
(こじょうそう じせん)
 高唐州の出、小盗賊、忍びの
達人。耳もいい。
               →


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 祝家荘、扈家荘、李家荘

うん州独龍岡

天富星・撲天G 李応
(はくてんちょう りおう)
 李家の当主、飛閃刀(なげがたな)の
名人。捕らわれた時遷の返還を巡り
祝家の息子達と争いになり、負傷。→

地金星・鬼瞼児 杜興
(きけんじ とこう)
 中山府の出の行商人、
 李家の食客、相談相手。
鬼のごとくという渾名。

地急星・一丈青 扈三娘
(いちじょうせい こさんじょう)
 三家のひとつ、扈家の息女。
双刀の使い手、套索(とうさく)からめ
縄。

祝家の当主・祝朝奉
(しゅく ちょうほう)
 土豪の長、お百姓さんから
搾り取り、なお官職の栄位をも
もとめ梁山泊を滅ぼそうとしている。

祝龍(しゅくりゅう)
 祝家の長男。

祝虎(しゅくこ)
祝家の二男。

祝彪(しゅくひょう)
 三男だが、一番優秀。

欒廷玉(らんていぎょく)
 武芸指南番。

鐘離(しょうり)
 親切な町人。→


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うん州

梁山泊

登州

登州

天暴星・両頭蛇 解珍
(りょうとうだ かいちん)
 猟師、兄の方。
 点鋼叉の達人→

天哭星・双尾蝎 解宝
(そうびかつ かいほう)
 弟、太股に飛天夜叉の
入れ墨。短気な性格

旦那
 土地の因業金持ち。

牢屋番役人・包吉(ほうきち)
 金を貰って、解兄弟を
毒殺しようとするが、
顧大嫂に刺殺される。

地楽星・鉄叫子 楽和
(てつきょうし がくわ)
 登州で牢番、利発で音楽の才能
があり美声の持ち主。孫立の妻の弟。→

地陰星・母大虫 顧大嫂
(ぼだいちゅう こだいそう)
 登州の十里牌で居酒屋の女将。
 解兄弟の従兄弟。
 雌の虎の渾名。→

地数星・小尉遅 孫新
(しょううっち そんしん)
 顧の亭主、孫立の弟。解兄弟
救出の為、画策する。→

登州守備隊提轄・地勇星・病尉遅 孫立
(びょううっち そんりゅう)
 憲兵長、鉄鞭の使い手。孫新の兄。→

孫立の妻
 楽和の姉。

地短星・出林龍 鄒淵
(しゅつりんりゅう すうえん)
 顧大嫂の店の常連客、解兄弟の
救出に手を貸す。鄒潤の叔父。→

地角星・独角龍 鄒潤
(どっかくりゅう すうじゅん)
 頭突きが得意、鄒淵の甥。→


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第四回終わり

巧雲(こううん)
 楊勇の妻