しのびびとの群像

隠密剣士宣弘社プロ・制作)

第四部(忍法闇法師)隠密剣士虎の巻(ユニバーサルミュージック参考

一人目、いざないの夢助(いざないのゆめすけ)
 土蔵を破り江戸の町を乱す。さら各譜代大名に潜入している
隠密(伊賀同心)の名を告げまわる。
 主人公と五郎太を「忍法死霧」で襲う。

江戸の町を荒らしまわる闇法師と名乗る忍びの集団。幕府転覆を狙う尾張家がおくりこんだ甲賀忍者十三人。舞台は江戸から尾張へ。

忍法死霧(いざない)
毒の白煙を出す円管付きの手裏剣を投げて攻撃する。

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伊賀同心・大月五郎太(おおつき
 ごろうた)
始めに襲われる公儀隠密。幻斉に斬られる。

元、伊賀十忍の生き残り、
水口幻斉(みなぐち げんさい)
主人公に恨みを持ち、何かと邪魔をする。五郎太を斬る。→

伊賀同心・金部作之助(かなべ 
さくのすけ)

 闇法師の一人、おぼろの三造に斬られる。

伊賀同心・木島又三郎(きじま
 またさぶろう)

堀田家に潜入している隠密。

伊賀同心・石渡作之丞(いしわたり
 さくのすけ)

二人目おぼろの三造(おぼろのさんぞう)

 作之助を倒し、忍法おぼろがくれで主人公をおそうが
倒される。


忍法おぼろがくれ
 これは何と言うのか、虎の巻によると残影現象を利用
して相手を混乱さす、と書いてあるが空蝉とも違うし、分身
の術でもないし。白土先生ではおぼろ影、横山先生なら
おぼろ分身?陽炎とは違うよな。これも七大技の一つ
かな。(はじめからおぼろがくれって、言うてるやないか
と虎の巻。)

三人目、影の権太夫(かげの
ごんだゆう)

 
 町方に捕まった、仲間(遁兵衛が
変装している)を救いだす。変装を見破り
逆に遁兵衛を捕まえる。忍法分身
の術で主人公に挑む。

忍法分身(わかれみ)
 わかれみでは変換されない所をみると、やはり分身(
ぶんしん)と読むのが普通なんだろうな。わけみでもだめ。音読みより訓読みの方が解りやすいのか。

四人目、流れ星(ながれぼし)

 名前がはっきりしない。
 
 忍法流れ星を使った、三人のうちの一人。主人公に
捕まり自爆する。


忍法流れ星(ながれぼし)
三方から手裏剣で攻撃する。


伊賀同心・風間膳次郎(かざま ぜんじろう)

 別名、一の矢勘内、庄内藩酒井家に潜入中。

伊賀同心・中田彦助(なかた ひこすけ)

 膳次郎との連絡役、闇法師に。

五人目、葉隠れの葉蔵(はがくれのようぞう)
 主人公の屋敷に忍び込み、忍法葉隠れ(はがくれ)
襲う。遁兵衛を盾にするが倒される。→





忍法葉隠れ(はがくれ)
 五つの逃げる術の一つ、木遁の術。草隠れ、葉隠れ
(木の葉隠れ)。ここでは多量の木の葉を使い、隠れて
攻撃する。伊賀影では主人公の影丸が使う。余りにも
有名な技。

六人目、疾風の三郎次(はやてのさぶろうじ)
 始めのメモでは幻馬法師となっていた。なぜこんな
名前になっていたのか、よく判らない。忍法羽衣(はごろも)
を使う。名前も術もスマートだけど、やはり倒される。


忍法羽衣(はごろも)
 空蝉と同じ。こちらは次から次に衣を使う。

伊賀同心・潮兵馬(うしお ひょうま)またの名を
鷲津彦四郎(わしづ ひこしろう)
 忍藩阿倍家に潜入している公儀隠密。闇法師に偽の
文書をつかまされる。

七人目、あやつりの甚八(あやつりのじんぱち)

 忍法あやつりで遁兵衛
と主人公に対峙するが敗れる。


 忍法あやつり
様は畳返しでしょう。

八人目、霞の覚蔵(かすみのかくぞう)
 
 御用金運搬の一行を襲う。護衛侍のリーダー仁科与四郎
に傷を負わす。主人公に邪魔され忍法霞ぐもを出すが
敗れる。→

 忍法霞ぐも(かすみぐも)
 白煙を張って姿を隠し攻撃する。一番基本的な術。霧と霞
は違うか、仙人が食べるぐらいだから白く、雲みたいなの
か。


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九人目、飛猿の左源太(ましらのさげんた)
 闇の隠居を仇と狙う兄弟に変装して、だまそうとする
いつものパターンでくるが倒される。


 忍法飛猿(ましら)
まあ読んで字のとうり、でもないか。木に縄をかけ
それを利用して攻撃。

十人目、風葉(かざは)
 左源太の妹、自分達がだましたのに
逆恨みで兄の左源太の仇を討とうとする。
忍法紅蓮を使うが逆に火が燃え移って
しまう。まあ、助かる。→



 忍法紅蓮(ほのお)
ほのおでは変換されない、ぐれんで変換
されるのでこちらの方がいいと思うが。
火焔手裏剣を投げ、火を広げて攻撃。
火遁、火炎(かえん)の術。当然、七大術の
一つ。

十一人目、変化の小六(へんげのころく)

 公儀隠密一市を襲い、一市に変装する。さらに
公儀隠密清八に変装。次に案内人の作造に化け
主人公を襲うが失敗。再び清八に変装するが
これも見破られ斬られる。これ忍法人変化。→


 忍法人変化(ひとへんげ)
 変装か、虎の巻では自由自在に顔を変化さすと書いて
いる。

伊賀同心・田宮清八(たみや せいはち)

 尾張藩に潜入している。薬問屋近江屋清八
として。

伊賀同心・一市(かずいち)

 江戸からの連絡係。小六に倒される。

十二人目、竜口の天堂(りゅうぐちの
てんどう)

 

 忍法波しぶき(なみしぶき)
 分銅のついた鎖二本を操る。

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十三人目、甲賀白雲斉(こうが はくうんさい)

 奪われた連判状を取り返し風葉を斬る。
再び主人公に連判状を獲られる。尾張藩
次席家老深野桂左ヱ門が邪魔になり
幻斉に命じ殺害しようとする。しかし幻斉の自爆に
よりすべてあきらめる。
 彼の正体は尾張のご隠居。負けを認める。→

忍法闇法師おわり。

松平定信(まつだいら さだのぶ)

 幕府老中

霧の遁兵衛(きりのとんべえ)

 伊賀同心

忠岡右衛門(ただおか うえもん)

 忍藩家老、偽の文書を盾に影法師に
脅迫されるが。

仁科与四郎(にしな よしろう)

 御用金運搬護衛役

深野桂左ヱ門(ふかの けいざえもん)

 尾張藩・次席家老、ご隠居に江戸出府取りやめを
嘆願する。


十三人目の闇法師、ご隠居。