しのびびとの群像

隠密剣士(宣弘社プロ・制作)

第二部(忍法甲賀衆)隠密剣士虎の巻(ユニバーサルミュージック)参考
 武田信玄の隠し金山(甲州甲武信ケ岳)を発掘しょうとする幕府と、それを
奪おうとする甲賀十三人。

しのびびと

松平定信(まつだいら さだのぶ)

 幕府老中・御庭番の元締め

田辺孫太夫(たなべ まごだゆう)

 隠し金山の秘密を探っていたが。

名張左伝(なばり さでん)

 御庭番、孫太夫を倒す。「忍法変幻」
の術で信千代に対峙するが、敗れる。

 名張は伊賀市の隣にあります。

 忍法変幻(めくらまし)
 俗にいう分身(ぶんしん)の術か。三人に
分かれる。

藤林一念斉(ふじばやし いちねんさい)

 隠し金山を探りに旅立った、主人公に
対していろいろな手で邪魔をする。
 島田屋に変装して近づき、毒を盛るが
失敗。戦うも敗れる。

忍法隠蓑(かくれみの)
壁に向かって飛び、目の錯覚を利用
して壁の中に消えたようにみせる。


 

島田屋清兵衛(しまだや せいべえ)

 旅篭の主人

お俊(さよ)

 清兵衛の娘

斉藤蔵人(さいとう くらんど)

 甲府勤番

辻村格之助(つじむら かくのすけ)

 府中宿役人

根岸籐十次(ねぎし とうじゅうじ)

 行商人に変装して近づく。「忍法千鳥鳴」の
罠に誘い込むが。

忍法千鳥鳴(ちどりなき)
変わり身、足跡で違う方向に誘い出し予期せぬ
方向より襲う。

梵字太郎丸(ぼんじ たろうまる)

 忍法空蝉(うつせみ)
相手が斬りかかってきたとき、着物を脱ぎ捨て
それに惑わさせて攻撃する。


柘植黒兵衛(つげ くろべえ)

 伊賀同心になりすまし、飲み水に
毒を盛る。袋返の術というらしい。
 主人公に惹かれて甲賀衆を裏切る。

 演じているのが牧冬吉さん。あとの
霧の遁兵衛役につながる。

霞刑部(かすみ ぎょうぶ)

 「忍法霞渡」で攻撃も通じず。


忍法霞渡(かすみわたし)
霞を利用するのかと思っていたら
木々の間に縄を張りそれに飛び移り
攻撃。鎖鎌も使用。

神部の竜法師(かんべのりゅうほうし)

 山寺の和尚と寺男に変装し(桂男の
術)、近づく。「忍法刀車」で攻撃も
敗れる。

忍法刀車
壁、天井を飛び回り、四方八方から刀
で攻撃。

蜘蛛の幻蔵(くものげんぞう)

 小頭、「催眠術」や「忍法人蜘蛛」を
使う。水蜘蛛も使う。
 三郎兵衛の他に鼻かけ、耳なし、
治兵衛、猿一、小兵衛の下忍を率いる。

忍法人蜘蛛
木の枝に縄をかけ、それを利用して攻撃
する。

宇佐見三郎兵衛(うさみ さぶろうべえ)

 幻蔵の下忍の一人、「忍法むささび落し」
を使う。跳躍にすぐれている。


忍法むささび落し
むささびのように、空中を飛行し急降下しながら攻撃をする。

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榊原虎之助(さかきばら とらのすけ)

甲府勤番、主人公と竹馬の友。二刀流
を使う。

重三(じゅうぞう)

鉄砲の名手、甲賀衆に利用される。

新堂の小源太(しんどうのこげんた)

 重三を利用して主人公を狙う。「忍法
山彦」を使う。

忍法山彦
跳躍力を利用して連続攻撃する。

佐久間軍兵衛(さくま ぐんべえ)

 金山脱走者の人足を利用し、主人公に
催眠術攻撃をかける。

忍法夢幻(むげん)
催民術

黒田左ヱ門(くろだ さえもん)

 甲賀の砦を守っている。

忍法燕隠れ(つばくろがくれ)
星型に五つの場所を飛び交い
相手の眼を晦ませる。ツバメを
使うのではないのですね。

 

甲賀竜四郎(こうが りゅうしろう)

 十三人衆の頭領、金山での最後の
戦い。「忍法まんじ凧」を操り爆裂弾で
攻撃する。

忍法まんじ凧
人が乗れる大凧を操る。


一、忍術とは いかなる困難
    苦労にも 耐え忍ぶ事也
一、忍者とは 親子夫婦の
    きずなを絶ち 死すとも
    その名を 隠すべき事也
一、忍術を構えて私利私欲を用いず
    目的を遂げるためには いかなる辱めをも
    耐えるべき事也

忍法甲賀衆、終わり

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陽炎お妖(かげろう およう)

 町娘として近づく。俗に言う
「忍法くの一」として。