『スカサハと柳生十兵衛』


 私は柳生十兵衛が好きである。
 それほど、戦いの記録が残っているわけではないのに、剣豪として名高い十兵衛。
 彼の兄弟子である、荒木又右衛門は、鍵屋の辻の決闘で、三六人(!)も斬ったと言われる剣豪であり、宮本武蔵も数々の武勲を残している。
 でも、十兵衛にはそれほど記録は残っていない。
 でも、彼は剣豪として名高い。
 剣の稽古で、時の将軍、家光公を徹底的に叩きのめし、父から勘当されたとか、死ぬまでの12年間が不明であり、数々の憶測が語られている剣豪である。
 死因も数々の憶測が語られている。
 でも、この憶測が彼を、剣豪にしたのだと私は思います。
 伝説の数々残っている剣豪は、研究する事は少ないでしょう。
 でも、十兵衛は色々と想像出来るし、研究する価値が大きいと思います。
 私が、スカサハの話が多いのは、実はこの十兵衛と同じです。
 他のキャラと違い、台詞も少ないし、イベントも少ない。
 でも、シャナンの甥であり、アイラの嫡男!
 これだけで充分、想像力が膨らみますし、弄りやすいキャラなので、私にとっては最高にネタにしやすいキャラなのです。
 多くで語られる柳生十兵衛のキャラは、豪快であるが物事にそれ程こだわらず、冷淡に見えるが、興味がないだけ。女好きかと思えば、惚れる訳ではない。
 自由気ままで、常に余裕を忘れない男。
 私のイメージするスカサハは、完全に十兵衛と同調しています。
 FE界の柳生十兵衛、スカサハ。私は十兵衛とスカサハの大ファンです。