Web拍手ログ9


過去にWeb拍手で公開していた小ネタたちです.
本編ネタばれもあるので,ご注意ください.


Web拍手をありがとうございました.
ここから先は,9−6話のおまけ【ウィルとライクシードの心温まる会話】を
お楽しみください.


ライクシード「ウィル,リンゴの皮をむいたのだが,食べるか?」
ウィル「いらないよ.」(むか)
ライクシード「ずっとベッドで退屈だろう? 本でも読み聞かせようか?」
ウィル「余計なお世話だよ.」(むかむか)


ウィル「とにかく僕の視界から出ていってよ.」(むかむかむか)
ライクシード「でもウィル,君は気配が読めるだろう? 視界から出ても無意味だと思うが.」
ウィル「じゃ,部屋の隅で気配を消しておいて.」
ライクシード「自分から見えないところで気配を消されたら,気にならないか?」
ウィル「…….」(うっ,確かにそうだ.)


ライクシード「ウィル,ずっと気になっていることがあるのだが.」
ウィル「何?」(むかむかむかむかむか)
ライクシード「そんなしかめ面ばかりしていては,顔の血流が悪くなって,けがの治りも遅くなると思うのだが.」
ウィル「なんで僕がライクシードに,笑顔を見せないといけないわけ!?」(ぷっつーん)


一番,災難なのは,この会話を同じ部屋で聞かされる,医者とメイドたちだろうと思う…….


Web拍手をありがとうございました.
ここから先は,10−2話のおまけ【うちの子に限って】を
お楽しみください.


「ねぇ,ウィルは,私とルアンのどっちに似ている?」
「えっとぉー.」(そもそも,ルアンさんとリアンさんは似ている)
「男の子だし,ルアンの方に似ているのかしら?」
「いえ,どちらかと言えば,リアンさんに似ています.ウィルの女装した姿は,今のリアンさんにそっくりです.」
「女装?」
「はい.ロングヘアのかつらをして,本当にリアンさんそのものでした.」
「まさかうちの子に限って,そんな変態みたいな趣味が…….」
「え?」
「カイルのしつけが悪かったのかしら.そういう部分に関しては信頼できると思っていたのに…….そんな……,私はどうすれば…….」
「いえ,その,……すみません,言い間違えました.もしもウィルが女装したら,リアンさんにそっくりだろうなぁと思っただけです.」(ごまかし笑い)
「そうなの.」(ほっ)
「はい.まさかみずからの意志で女装して,『僕,かわいいでしょ?』とか言っているわけではありませんから.」(激汗)


「そんなわけで,私は首都神殿の一室に閉じこめられて,ウィルが私を助けに来たのです.」
「まぁ,素敵.物語の中の騎士みたいだわ.」(喜)
「はい.大勢の兵士たちをばったばったと倒して,とてもかっこよかったです.」(恋人の欲目)
「きっとものすごい冒険をして,あなたのいる場所までたどりついたのね.」(母親の欲目)
「いえ,兵士にワイロを渡したらしくて,」
「ワイロ?」
「はい.金貨を握らせたと言っていました.」
「まさかうちの子に限って,そんな汚職官僚みたいなことを…….」
「え?」
「カイルのしつけが悪かったのかしら.そういう部分に関しては信頼できると思っていたのに…….そんな……,私はどうすれば…….」
「いえ,その,……すみません,私の記憶ちがいです.ウィルは正々堂々と真正面から戦って,私を助け出してくれました.」(ごまかし笑い)
「そうなの.」(ほっ)
「はい.ウィルはとても誠実なので,ワイロなんて思いつきもしませんから.」(激汗)


Web拍手をありがとうございました.
ここから先は,王子の恋愛騒動4話の没ネタを,お楽しみください.


「君はエリンと付きあうのか?」
「付きあいません.」
「言い寄られていたじゃないか.」
「誤解です.――殿下こそ,恋人がいらっしゃるではないですか.」
「え……?」(驚)
「なぜいつも,好きではない女性と付きあうのですか?」
「……それは,……ぶっちゃけ性欲のため.」
「さいってぇーです!!」(怒)


それを物陰から見ていたエリンたち

エリン「本当に最低だ,殿下…….」
親衛隊の騎士A「いや,俺は断固,殿下を支持するぞ! なんて正直な方なんだ!」
親衛隊の騎士B「でも普通は,言わないと思う.」
親衛隊の騎士C「全世界の女性を敵に回す発言だよな…….」
セシリア「ねぇねぇ,性欲って何?」
スミ「あー,セシリアは一生知らなくていい単語だから.」


あまりにも下品なために,没になりました.(^_^;)
『水底呼声』では,清く正しい男女交際を推奨しています.


Web拍手をありがとうございました.
ここから先は,王子の恋愛騒動7話のおまけを,お楽しみください.


「君は俺よりも図書館が大事か.」
「殿下,あなたは多少燃えても,やけど程度で済みますが,書物はそういきませんから.」
「おい,今のは冗談だよな?」(激汗)


「姉さん,俺の友だちがそういう仕事をやっているから,知っているのだけど.」
「何,ユージーン?」
「この香水,男ものだぜ.」
「……そうね,殿下からいただいた大切なものだから,窓辺に飾って,半永久的に保存しておくわ.」(にっこり)
「…….」(使う気ゼロか,姉さん……)


「結局,マリエの父親にだけには会わなかったな.」
「…….」
「正直,ほっとしている.」
「殿下,言いづらいのですが…….」
「何だ,スミ?」
「俺たちが図書館の前で話していたとき,知らない男の人が,図書館の二階の窓からにらんでいたのですが,」
「…….」
「年齢的に,マリエさんのお父さんじゃないかなぁと思うのですが.」
「……前途多難な結婚だな.」
「……そうですね.」

||| ホーム |||


Copyright (C) 2010 SilentMoon All rights reserved.