
秀山陶房の入り口

秀山陶房として独立をして以来十数年
土地柄、京都に近いせいもあって
主にお料理屋使いの器を意識して
土味のある素朴でやわらかい古風な風情の器を
焼いてまいりました。
しかしここ数年では、
料理の食材の持ち味を重視し
特に、
日本のお野菜の色を活かすように
土と天然の灰でもって器の色を出すよう心がけ、
昔から伝わる京のおばんざい(お惣菜)料理や
こだわりの蕎麦、
また地域の伝統の食材
そういった物を活かし演出した
新しいおもてなしのお店を
念頭に置いて器を焼いております。
「 土から生まれた食材には、
土物の器が一番良く似合う。」
の考えをもとに
なるべく奇をてらった装飾をしない
素朴で素直な土味のある器こそが
信楽焼の本来の良さを持つ器だと信じます。


茶室においても
お料理屋の座敷においても
またカウンター・白木の板
そして各ご家庭の中においても
どこにおいてもさまになる
土味のある器には、
そんな魅力があるように思います。





信楽のお料理屋
魚仙さんの若女将のブログ
「おいしいもんたべてーっ!」で
私の仕事風景を
紹介してくださっています。
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秀山陶房の新しい世界。
近頃では、
当陶房の土味のある盆栽鉢に
良質の苔と備長炭で
ミニ盆栽を作り、
多くのお客様に
苔と炭と土味の器による
新しい癒しとして
喜んでいただいております。

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秀山陶房の土味のあるミニ盆栽
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