教会が初めての方のための「礼拝の手引き」

 教会はどなたもが招かれている場所です。堅苦しく考えずに教会の門を叩いてください。いろいろ疑問がございましょうが、次を参考になさってください。

●受付から着席

 来られたらまず「初めて来ました」と玄関でお迎えしている教会員にお伝えください。受付までご案内します。受付ではお名前と住所を書く用紙をお渡しし、ご記入をお願いいたします。お差支えなければご記入ください。個人情報はきちんと守られます。

 受付が皆様を席にご案内します。

●礼拝にどう参加するか

<開会部分>:礼拝は、オルガンの奏楽で始まり、司会者の司式で「招詞」(招きの言葉)から「詩編朗読」までの導入部分があります。その間、参列者は司式者と応答したり、賛美歌を歌ったりしますが、それらにご唱和ください。黙ってお聞きになっているだけでも結構です。以下の中心部分、閉会部分も同様です。

<中心部分>:次いで、聖書朗読、祈祷、説教、説教後の祈祷、賛美歌の、聖書の言葉を聞く中心部分が続きます。

<閉会部分>:最後は、献金、献金感謝、頌栄、祝祷、奏楽で終わります。この部分で、礼拝で新しくされたキリストの教えを日常生活に活かすことを確認します。

献金については後述します。

<その他>:月の第1日曜や特別の日曜日には聖餐式や洗礼式などが礼拝の中で行われることがありますが、それらについては始めは傍観しておかれればいいと思います。

<報告>:礼拝の儀式のあと、教会の活動や会員の消息について司会者から報告があります。その時、初めての方で紹介をご了承いただいた方については司会者がお名前を紹介して、参会者が拍手で歓迎の意を表します。皆様にはご起立いただくだけで結構です。

<献金について>
 礼拝に初めて出席された方が一番戸惑いを感じられるのが献金かもしれません。献金は、礼拝への参加費でも説教への返礼でもなく、自分を捧げるという意味があります。キリスト教の信仰を社会のために捧げるという意味で、閉会部分の大事な要素になっています。初めてご出席の皆様はそのような本来の意味を最初から感じられることの方が稀でしょうから、最初は、礼拝に出席して何かに感謝し、ご自身も社会のために何か役立つ存在になりたいという気持ちになられたら、いくばくかのお金を献金袋に入れるといったことで良いかと思います。額についても、全くご自由です。もちろん、献金を捧げられなくても全く問題はありません。なお、献金は当教会内外のキリスト教の活動のために使われます。