《中休み/Respite》
- about Rebecca Guay Illustrations
 :Gatherer

 Tempest:アンコモン

 インスタント
 コスト:G1

 テキスト -
 このターンに与えられる戦闘ダメージを0に軽減する。攻撃クリーチャー1体につき、あなたは1点のライフを得る。


about Limited

- 2007/11/12
 リミテッドにおける基本的なカードの強弱判断では、

 《濃霧/Fog》系のカードはサイドボード

 となります。
 これらのカードは決まれば派手(相手の「総攻撃」を《濃霧/Fog》できれば、たいてい返しで勝つ)なのですが、それはあくまで拮抗した試合展開でのみ有効であって、こちらが一方的に押している展開、あるいはその逆ではほとんど役に立ちません。
 というわけなので通常は、《濃霧/Fog》しなくても勝てるデッキ、を組むのが大前提となります。

 普通の《濃霧/Fog》ではダメならば、ではライフゲインの効果を持つ《中休み/Respite》はどうでしょう?
 実際、《濃霧/Fog》系のカードの中でも割合に評価される1枚ですが、このリミテッドの基本概念からするとやはりメインボードを張るには少し力不足というのが当時の評価でした。

 ただし、当時はメインを張らずとも

 ・相手にシャドーがたくさん入っているので、殴り合いになりやすい(当然、自分は緑を使用しているのでシャドーは他の色任せ)
 ・リミテッドにおける「神のカード」である《踏み荒らし/Overrun》が存在している

 という明確にサイドインしたい理由が存在したため、1枚はピックすべきカードであったことは確かです。


about Constructed

- 2007/11/12
 構築でもたとえば緑単同士の戦いなどでは、お互いに相手のクリーチャーに干渉する術が乏しいため、戦力を並べ合って睨みあいの展開になることがあります。
 こうなると、盤面上での戦力に差ができての総攻撃となるか、《巨大化/Giant Growth》や《踏み荒らし/Overrun》といった強化系スペルでの状況打開に賭けるか・・・・・・結局のところ、戦闘でしか勝敗を決められないジレンマを打開するための方策をどう考えるかということになります。
 特にサイド戦では、上記のような状況をできるだけ「引き勝負」に持っていきたくはないでしょう。

 そんなときに、《濃霧/Fog》系カードが注目される可能性があります。
 実際、《中休み/Respite》に関しては、ライフ回復がおまけについていることもあって、上のような用途でサイドボードにとられることがそれなりにありました。

 と、某シルバーコレクターMが初めてプレミアイベントトップ8に入ったときのレシピを出そうと思ったのですが・・・・・・その記事のある本がどこかにいってしまわれました。
 せっかくのいいネタだったのに。


Magic: The Gathering