:Gatherer
Tempest:コモン
クリーチャー:ドライアド
コスト:G1
P/T : 2/1
テキスト -
《ハートウッドのドライアド/Heartwood Dryad》はシャドーを持つクリーチャーのブロックに、それらがシャドーを持たないかのように参加できる。
about Limited
- 2007/11/12
ここまでもしつこく触れてきましたが、テンペストブロック最大のインパクトは「シャドー」能力を持ったクリーチャーたちでした。
しかし、それらにはひとつの基本的なルールが存在しました。
シャドーを持つクリーチャーは白・青・黒の3色のみであること。
幻や惑わしの術に長けた青、「影」をストレートに体現する黒、霊体・聖霊といったスピリチュアルなイメージのある白。
そういった色のイメージに基づいて考えると、緑=生命の色、というところから、シャドークリーチャーが存在しないという設定になるのも当然の結果といえるでしょう。
(赤は・・・・・・炎のイメージが影とは相容れない、という感じでしょうか)
そんなわけで、今に至るまで緑でシャドーを持つクリーチャーは存在していないのですが、そんな緑の中で唯一、シャドーと戦闘できるクリーチャーがこの《ハートウッドのドライアド/Heartwood Dryad》です。
シャドーはそのほとんどが3マナ以下で必然的にタフネスも低く、《ハートウッドのドライアド/Heartwood Dryad》で相討ちが取れないものはごくわずか。
シャドー対策、そして2マナパワー2という最低ラインをクリアしているこのカードは、緑をドラフトする上では欠かせない存在でした。
ほんとに当時はお世話になりました。
about Constructed
- 2007/11/12
元々、ただの2マナ2/1では構築の世界で生きてはいけません。
リミテッドの項で挙げた唯一の取り柄であるシャドー撃退能力ですが、構築で白や黒のシャドーが活躍したのに対してこのカードが使われた、というのはさすがに無理でした。
ミラージュ+テンペスト時代での構築における緑の役どころは、生物でバシバシ殴るよりはボードコントロールやコンボに傾いており、《貿易風ライダー/Tradewind Rider》を擁した5CGとか、《自然の秩序/Natural Order》から《新緑の魔力/Verdant Force》降臨とか、《ドルイドの誓い/Oath of Druids》で《夜のスピリット/Spirit of the Night》パンチ、とかそんなんばっかしでした。
その後のコンボ暗黒時代については言わずもがな。それを経てウルザズ・レガシーが解禁された頃になって、やっと純粋なストンピィタイプのデッキが復権しましたが・・・・・・ここまで来ると、シャドーですら《怨恨/Rancor》を付けて殴ってたりしてましたので、
そんな喧嘩上等な世界にわざわざブロック専用に近いクリーチャーを使おうとはしないですよね、ふつう。
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