illus
Tempest:Rare
Land
TEXT -
《松のやせ地/Pine Barrens》はタップ状態で場に出る。
T:あなたのマナ・プールに(1)を加える。
T:あなたのマナ・プールに(B)か(G)を加える。《松のやせ地/Pine Barrens》はあなたに1点のダメージを与える。
about Constructed
テンペストの「タップインペインランド」はマジック10年の歴史の闇に飲まれています。
発売当初こそ、対抗色のマナサポートとして多少の期待は持たれてましたが、当時の環境は、「タップイン」のテンポの悪さを許してくれるほど甘くはありませんでした。
白単アーマースキン、赤単バーン、5CG《貿易風ライダー/Tradewind Rider》・・・・・・。
当時の主流デッキの速さを前にしてこのデメリットは致命的だった上、使用可能なセット群には、《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》《宝石鉱山/Gemstone Mine》《真鍮の都/City of Brass》といった5色土地と、それらに相性のいい《反射池/Reflecting Pool》、さらにストロングホールドの《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》が存在するという間の悪さ。
わざわざこれらを使わなくてもデッキの多色化は簡単に行えてしまったのでした。
記憶にある限り、トーナメントシーンでこれら一連の土地の姿を見たのは、
スタンダードのカウンターフェニックスで《カルデラ湖/Caldera Lake》(青赤)
ブロック構築の《生ける屍/Living Death》で《松のやせ地/Pine Barrens》(緑黒)
くらいで、それも最低限のサポートという程度の2枚採用が主流でした。
明らかにスピードで後れを取っていたスタンダード環境だけでなく、ブロック構築ですら敬遠されていたという事実は本当に涙を誘いますが、まあ弱いのだからこればかりは仕方がない、ですね。
その後、アポカリプスで普通の対抗色ペインランドが登場したとき、みんながみんな「そりゃこうなるよな」という顔をしていたことが非常に懐かしく思い出されたり。・・・・・・合掌。
about Limited
リミテッドだったら、多少のテンポよりマナの安定を取ったとしても間違いではないでしょう、うん。
テンペストブロックリミテッドでは、コモンの《とどろく雷鳴/Rolling Thunder》というとてつもない爆弾がありましたが、黒緑のファッティも「隙間産業的に」強力だったという話だけは知識として知っています。
・・・・・・
コメントはこの程度で。
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