《哀れみの壁/Wall of Tears》
- about Rebecca Guay Illustrations
 :Gatherer

 Stronghold:アンコモン:(50/143)

 クリーチャー − 壁(Wall)
 コスト:U1
 P/T : 0/4

 テキスト -
 防衛
 哀れみの壁がクリーチャーをブロックするたび、戦闘終了時にそのクリーチャーをオーナーの手札に戻す。


about Constructed
- 2009/3/20
 ストロングホールドの2マナ壁サイクルにおける青担当。
 この中では、緑の《花の壁/Wall of Blossoms》が飛びぬけて強かったわけですが、2マナ0/4・ブロックした相手を《送還/Unsummon》というのも、対ビートダウン性能としてはなかなかのものです。
 が。
 とにかく環境に恵まれませんでした。

 ストロングホールド導入時に流行っていたものと言えば、白単アーマースキン(シャドーウィニー)、赤単、そして5CB・5CGといったCIP能力持ち満載デッキ。
 シャドー、《リバー・ボア/River Boa》といったブロックさせてくれない方々。《大クラゲ/Man−o'−War》《ネクラタル/Nekrataal》といったブロックしたらもっとひどいことになる方々ばかり。

 そんなこんなで、ほとんど使われることなくサイクル落ちしていきました。
 後の世ではこれのダウングレードである《消し去りの水神/Kaijin of the Vanishing Touch》がちゃんと使われたというのに。ほんとに時期を間違えたとしか言い様がありません。

 とりあえず二度と触れることもないと思いますので、当時を代表するデッキとして5CG(5-Colored-Green)を紹介しておきます。
 他の記事でも書いてますが、白ウィニー使いとして《農芸師ギルドの魔道士/Granger Guildmage》には本気で絶望した。

 [5CG] - Toshiki Tsukamoto
- 1997 Finals Winner
 - Main Deck -

 8 《森/Forest》
 4 《真鍮の都/City of Brass》
 4 《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》
 1 《反射池/Reflecting Pool》

 4 《農芸師ギルドの魔道士/Granger Guildmage》
 4 《極楽鳥/Birds of Paradise》
 3 《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
 3 《根の壁/Wall of Roots》
 3 《リバー・ボア/River Boa》
 2 《ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan》
 2 《大クラゲ/Man-o'-War》
 3 《マロー/Maro》
 3 《貿易風ライダー/Tradewind Rider》

 4 《火葬/Incinerate》
 4 《焚きつけ/Kindle》
 1 《恐怖/Terror》
 1 《解呪/Disenchant》
 1 《ハルマゲドン/Armageddon》
 2 《魔力消沈/Power Sink》
 2 《冬の宝珠/Winter Orb》

 Standard ( 5th + Mirage Block + Tempest )

 - Sideboard -

 1 《解呪/Disenchant》
 1 《名誉の道行き/Honorable Passage》
 1 《水流破/Hydroblast》
 1 《臨機応変/Sleight of Mind》
 1 《霧の騎士/Knight of the Mists》
 1 《恐怖/Terror》
 3 《紅蓮破/Pyroblast》
 1 《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》
 1 《スクラーグノス/Scragnoth》
 2 《冬の宝珠/Winter Orb》


 ストロングホールド発売前のデッキですが、ここにドローソースとしての《花の壁/Wall of Blossoms》、ライフコントロールできる《スパイクの飼育係/Spike Feeder》あたりが追加されていきます。
 今にして思えば、フィニッシャーが《マロー/Maro》(笑)という感じですが、ほんとに当時はこれくらいしかなかったんです。準優勝者のデッキには《デレロー/Derelor》(笑)も入ってるし。


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