illus
(Visions:Common)
Portal:Common
6th:Common
Sorcery
Casting Cost:GG2
あなたの墓地にあるカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
about Constructed
前のお題に引き続き、哀れ下位互換カードの嘆き、なコーナーです。
《エルフの隠し場所/Elven Cache》が初お目見えした頃でも、《Regrowth》は、初期のやり過ぎたカードの一つとして有名でした。
今ではもう慣れっ子になっている「今出すとするとこんなもんか」という感慨がすでに当時からあったわけです。
でも、少し今回のお題カードはマイナス方向に頑張りすぎました。
ビジョンズで登場した後も、このポータル、果ては6版にまで収録されたわけですが、4マナはあまりにも重くて、7版以降は、《回収/Reclaim》だとか《生き返り/Revive》だとか、色々な調整版に取って代わられていきました。
挙句の果てに
《永遠の証人/Eternal Witness》
が出現。
まあ、このカード自体がカードパワーをプラス方向に引っ張りすぎているので「ああやっちゃった」と諦めも付こうものなのです。が、さらに追い討ちをかけるように
《喚起/Recollect》
というぐぅの音も出ないカードが登場。これで手打ち。
カテゴリー中の最下層民として、歴史に名を残す羽目になりました。嗚呼無常。
おそらく今後の基本セット候補最右翼は、《喚起/Recollect》になるでしょうね。
ま、せっかくなので《エルフの隠し場所/Elven Cache》ではなく《永遠の証人/Eternal Witness》の代表的なデッキを紹介してお茶を濁しましょう。
[(Mono-Green Beacon)] - Akira Asahara |
- Finals 2004 Winner (Standard) |
- Main Deck -
17《森/Forest》
1 《島/Island》
3 《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
4 《極楽鳥/Birds of Paradise》
4 《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
4 《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》
4 《ウッド・エルフ/Wood Elves》
4 《永遠の証人/Eternal Witness》
1 《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
3 《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
3 《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
4 《木霊の手の内/Kodama's Reach》
4 《創造の標/Beacon of Creation》
2 《粗野な覚醒/Rude Awakening》
4 《すき込み/Plow Under》
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- Sideboard -
1 《北の樹の木霊/Kodama of the North Tree》
2 《映し身人形/Duplicant》
4 《酸化/Oxidize》
4 《テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justice》
4 《忍び寄るカビ/Creeping Mold》
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自らの雑誌連載で取り上げたデッキを練り込んでの優勝、ということで話題にもなったデッキです。
当時の一大勢力である親和を大量のアーティファクト破壊でペンペン草も生えない状態にし、コントロール相手には
マジックしてない
という表現が相応しい《永遠の証人/Eternal Witness》+《すき込み/Plow Under》の嵌めモードで対応するつくりになっています。《永遠の証人》は《すき込み》を有効にするためには不可欠なクロックの役割までこなしていたため、このデッキでの存在感は格別。パワーが2あることがどうにも不思議で仕方ありません。
また、《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》の強さも際立ってます。とにかくデッキ中のシャッフル手段をカウントしてみてください。《独楽》の起動でフレッシュな3枚を見ることのできる頻度はおのずと知れるでしょう。
about Illustation
カードはともかくとして、絵は美麗です。個人的にも好きな1枚。
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