《精神のナイフ/Mind Knives》
- about Rebecca Guay Illustrations 2007/02/21
 illus
 Portal:Common

 Sorcery
 Casting Cost:B1
 対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードを1枚無作為に選んで捨てる。
 


about ??

 今のところ後にも先にもRebecca画の手札破壊はこれ1枚・・・・・・じゃなくて《アーティスト迫害/Persecute Artist》とかありますが、これは横に置いておいて。

 はい、閑話休題

 ひとめ見て《Hymn to Tourach》の調整版とわかる効果が哀愁を誘うわけですが、なにせその元が

 黒黒で、ランダムディスカード2枚

 という禁止カードクオリティなのでお門違い。
 純粋なコスト感覚からすると、非常に妥当なものです。無論、妥当=強い、というのは違うわけですが。

 構築でもリミテッドでも、単純な手札破壊は少なくとも2枚落とせないと話になりません。こちらも1枚カードを使っている以上、《強迫/Duress》のようなピンポイント性がないならばせめて2枚分の効果がないと損、なのです。

 上記を踏まえれば、このカードはそれを満たせない段階で微妙なものにならざるをえません。
 ランダムディスカードとはいえ、1枚。それが致命的なスペルなのか土地なのかは・・・・・・ただの運ですし。


Research

 なんとなく、歴代の手札破壊スペルを並べてみました。3マナ以下の代表的なもの、という観点。

 1マナ
 《強迫/Duress》(Urza's Saga)
 《村八分/Ostracize》(Urza's Legacy)
 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》(Judgement)
 《脅迫状/Blackmail》(Onslaught)
 《悔恨の泣き声/Cry of Contrition》(Guildpact)

 2マナ
 《Hymn to Tourach》(Fallen Empire)
 《精神のナイフ/Mind Knives》(Portal)
 《頭の混乱/Addle》(Invasion)
 《困窮/Distress》(Champions of Kamigawa)
 《酷評/Castigate》(Guildpact)
 《下落/Fall》(Dissension)

 3マナ
 《呆然/Stupor》(Mirage)
 《強要/Coercion》(Visions)
 《精神腐敗/Mind Rot》(Portal2)
 《泥中/Bog Down》(Planeshift)

 《Hymn to Tourach》だけ突出して浮いてますが、よくよく考えてみれば、大昔は手札破壊のスペル自体がほとんど存在せず、《Hymn to Tourach》といい《精神錯乱/Mind Twist》といい、

 初めてだからわからなかった

 だけなんですね。


Magic: The Gathering