《嘲るエルフ/Taunting Elf》
Collecter's Coffers 2003/3/5(Wed) 4
 illus
 Onslaught 290/350 Common
 Creature - Elf
 Casting Cost - G
 P/T - 0/1
 TEXT -
 《嘲るエルフ/Taunting Elf》をブロックできるクリーチャーは、それをブロックする。

Preface

 ウルザズ・ディスティニーからの再録カード。
 ウルザブロックとオンスロートブロックはサイクリング繋がり。そういう意味で当時の香りを醸し出しながら、種族もエルフ、というところでの選択ですかね。
 当時、結構鮮烈な思い出がこやつにはあったりします。
 忘れもしない1999年のPTロンドン大阪予選。
 この0/1クリーチャーと《ヴェブリッド/Vebulid》がプロをプロたらしめたという・・・・・・。
 ・・・・・・もう4年も前の話なんですね。うへ。


about Constructed

 もちろん考えるのは最近再び注目を集めつつあるエルフデッキ。
 青緑・緑白・赤緑と森を使うビートダウンデッキが跋扈する世の中、「森渡り」軍団が大手を振って活躍することも考えられなくはありません。

 さて問題はそのエルフデッキにこのカードが食い込むかというと、もちろんそんなわけもなく。
 百歩譲ってカードプールの狭いオンスロートブロック構築をしたとしても、《めった切り/Slice and Dice》サイクリングで死んでしまう存在はいらないでしょう。
 1枚くらい《ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald》サーチ対象になるかなとも考えてみましたが、無駄な足掻きでした。

 そして・・・・・・いきなり「構築」というコーナーを作ったことを後悔してみたり。


about Limited

 リミテッドはもうちょっと真面目に行きましょう。

 《寄せ餌/Lure》効果というのは、一応リミテッドレベルではゲームを決める要因に位置付けられる能力ですので、無視はできません。
 ただし、似たような効果のスペルがコモンに存在するため、敢えてこやつを使う必要はありません。
 赤の《無頓着の波/Wave of Indifference》、黒の《戦慄の葬送歌/Dirge of Dread》、青の《締めつける綱/Choking Tethers》と比べ、あまりにも簡単にかわされてしまうという不安がある以上、できれば入れたくないというのが本音です。
(Gary Wiseの評でも所詮0/1に何を期待するのかという感じでしたし、それは経験上もっともだと思います)
 てなわけで、シールドではともかくとして、ドラフトでは他のフィニッシュ手段を頼りにした方が賢明でしょう。
 ただ、禁断の実である緑白をドラフトしてしまった場合は、ちょっと株が上がります。
 殴るだけしか能がない色だけに、《砂の皮膚/Sandskin》を装着して万歳アタックという頭の悪い方法が活路となったりします。
 そういえばかつて誰かも《堅忍不屈/Fortitude》着けて突撃してましたっけか。

 ・・・・・・というのはオンスロートまでの話。
 レギオンで大幅にエルフという種族が強化されましたが、その中でも筆頭格はなんといっても破格のシステムクリーチャー、《森林守りのエルフ/Timberwatch Elf》。
 このクリーチャーのおかげで《嘲るエルフ/Taunting Elf》の存在価値が多少上がりました。
 実際、以下のパターンにはまると除去スペルを抱えていない限り、即死が待ってます。

 1〜2ターン目 《嘲るエルフ/Taunting Elf》
 (願わくば2ターン目に2マナの熊を・・・・・・)
 3ターン目 《森林守りのエルフ/Timberwatch Elf》
 4ターン目 少なくとも2/3の《嘲るエルフ/Taunting Elf》が突撃。

 全体的に除去が少なくなっていることも重なり、結構侮れないのでご注意。


about Illustration

 どうみても男性のエルフ。
 Rebeccaは女性を描いていればいい、とまでは言いませんが、もうちょっと男性も優雅に描けないのかなと思ってしまいます。(一方的な言い分ですがね)
 傾向として、男性を描いた場合どうも顔の彫りが深くなりすぎて、むさくるしく見えるみたいです。

 ところで、背中に背負ったピンク色の物体。
 はじめてみた時から、これが素直に肉なのか、何かの脳みそなのかどうかが妙に気になります。
(これがまた脳みそにしか見えなくて・・・・・・)


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