■[MAGIC] モーニングタイド発売
一応発売日ではありますが、今回から発売日=公式大会使用可能というように変わってますので、早速今日のFNMから新デッキで参加してきたひとも多いんじゃないかと思います。
ちょっとネットショップを一回りしてきましたが、その辺りの兼ね合いからか、どこも値段は基本的に超強気な設定になってますね。
少なくとも僕はこれじゃ買わないなと思うような値段なんですが、それにも関わらず使えそうなカードは軒並みSOLDOUT。
素人考えではありますが、ユーザーの購買欲という点に関しては、いまのところショップにとってこの変更はプラスに働いてるんじゃないかと。
あとはどう継続させるかというとこでしょうが、そういう意味では、来月にスタンダードのGPがあるのは追い風ですね。
一方、ユーザー側としてみればあまりこの傾向は歓迎できないですね。特にトーナメントプレイヤーは資産差の影響をもろに被ることになるので、そのへんで理不尽を感じたりしそうです。
とりあえず僕みたいな人間はこの時期に無理しない方がいいっぽい。
■[BOOK] 「インシテミル」@米澤穂信
破格の時給11万2千円のアルバイトの内容は、殺人を促す舞台が整えられた閉鎖空間で7日間過ごすこと。
という設定で、12人の参加者があーだこーだする話。
この作者の作品は、過去「ボトルネック」で結構ダウンな気分になったことがあるので、いくら「〜限定」とか「古典部」で癒されても常に警戒感を持って読んでます。
今回はこういう導入だったのですごい身構えて読んでたんですが、内容は陰惨なはずなのに読後感が良かったので、逆にすごく印象に残りました。結構、個人的評価は高いです。
伏線が伏線らしく消化されますし、舞台設定的に条件とかもかなり限定されるので犯人とか黒幕とかは分かりやすいようになってると思います。
また、別に促されているだけで殺人をする必要がなさそうに見える状況(個人的動機は別)に関しては、読んでいるうちにいろいろ回避策のようなものも思い浮かんでくるわけで、そういったものがいつ頃登場人物によって提示されるのかとか、これは結局されなかったなあとか、そういう楽しみもありました。
でも、そういうことより6日目以降の構成が面白いですね。ある意味、自分に突っ込みを入れていくのは斬新だな、と。
それとラスト。ここでやっと、とある象徴的な行為の意味するものに気づいていろいろと腑に落ちました。
次回作はあるのかな? あってもいいし、なくてもいいという感じです。
ダンボールに入ってた米澤穂信本もあと1冊・・・・・・なんか名残惜しいなあ。
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