■[突発長文 ラヴニカ赤白]
LOMのリミテッドラウンド、赤白で6-0したというお話。
何でもアリの緑絡みは別として、今のところ、赤青、黒白、黒赤といった非ギルドカラーのデッキ理論については、あるのかないのかはともかく、公になってきていないため、基本的にドラフトをしていく中で、除去はともかく生物構成がギルドカラーになることがほとんどだと思います。
赤白が基本パーツ、特に赤生物の安さ頼みで成立しているのはそういう事情に基づくものなので、記事にもある通り、妙に流行ってしまうと卓内許容範囲を超えて討ち死となるのは必然・・・・・・。
今環境を赤白スキーで通してみるのもありかと考えていた手前、今後脇目も振らずに決め打ち、というのもリスクが高そうなので、何とかそれを回避する方法を考えてみました。(ちなみにわずかな経験と、ソート表を眺めていて考えたことなので、実践具合は未知数です)
で、卓内の色分布を手っ取り早く推察しようとすれば、まず基本となるのはソート。
実戦での勝率を求める場合は避けて通れない話題です。
特に決め打ちがキーワードとなるのであれば、色被りの察知は至急の命題といえるでしょう。
ということで、左のリンク先を参照して、ラヴニカコモンソートにおける赤白いカードの傾向を見てみました。
Aソート (パック4〜6枚)
《金切り声のグリフィン/Screeching Griffin》 ※
《雷楽のラッパ吹き/Thundersong Trumpeter》 ※
《ボロスの怒りの盾/Boros Fury-Shield》
《夜番の巡回兵/Nightguard Patrol》
《オルドルーンの猛士/Ordruun Commando》
《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat》
《尊い祖霊/Benevolent Ancestor》
《ウォジェクの号笛/Wojek Siren》
《戦松明のゴブリン/War-Torch Goblin》
《急使の鷹/Courier Hawk》
《火花魔道士の弟子/Sparkmage Apprentice》
《ケンタウルスの護衛兵/Centaur Safeguard》
《恐慌の扇動/Incite Hysteria》
Bソート (パック2〜3枚)
《正義の再興/Rally the Righteous》 ※
Cソート (パック2〜3枚)
《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire》 ※
《信仰の足枷/Faith's Fetters》 ※
《感電の弧炎/Galvanic Arc》 ※
《議事会の乗馬兵/Conclave Equenaut》 ※
《古参兵の武具師/Veteran Armorer》 ※
《ヴィーアシーノの牙尾/Viashino Fangtail》 ※
《焦熱の結末/Fiery Conclusion》 ※
《売剣の粗暴者/Sell-Sword Brute》
「※」を赤白をやる上できっちり抑えておきたいカードとしておきます。
赤白を考えるに限ったことではなく、ソートは基本的に覚えてナンボな世界。とりあえず、強力カードが多く存在し、数も少ない(25枚*2)のCソートを覚えるようにする・・・・・・のはいいのですが、神河と異なり、ラヴニカはCだけでなくAにも強いカードがばらけているため、それだけでは終わりません。
そもそもCは2枚か3枚しか存在しないので、隣のカードを類推こそ可能であれ、絞り込めても2択であることの方が多いわけです。(ただし、どのカードがCソートであるかとか、覚えておくべき並びとかを知っておくのは重要)
そういう意味では、封入されている枚数の多いAソートの並びから判断できるのであれば、単純に当たる確率は上昇します。
ということなので、Aソートの※ランクカード《金切り声のグリフィン/Screeching Griffin》《雷楽のラッパ吹き/Thundersong Trumpeter》の周囲を見てみることに。
Aソート 1パック5、6枚
《急使の鷹/Courier Hawk》
《巻き込み/Convolute》
《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》
《袋叩き/Dogpile》
《護民官の道探し/Civic Wayfinder》
※《金切り声のグリフィン/Screeching Griffin》
《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
《サディストの穴開け魔道士/Sadistic Augermage》
※《雷楽のラッパ吹き/Thundersong Trumpeter》
《オルドルーンの猛士/Ordruun Commando》
《ゴルガリの腐れワーム/Golgari Rotwurm》
《潮水の下僕/Tidewater Minion》
《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat》
《ボロスの怒りの盾/Boros Fury-Shield》
《ヴィダルケンの放逐者/Vedalken Dismisser》
《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
《鉄の樹の拳/Fists of Ironwood》
《戦松明のゴブリン/War-Torch Goblin》
※《金切り声のグリフィン/Screeching Griffin》
《ヴィダルケンの幻惑者/Vedalken Entrancer》
《ゴルガリの腐れワーム/Golgari Rotwurm》
《恐慌の扇動/Incite Hysteria》
《種のばら撒き/Scatter the Seeds》
《尊い祖霊/Benevolent Ancestor》
《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat》
《棘茨の精霊/Bramble Elemental》
《尊い祖霊/Benevolent Ancestor》
《ヴィダルケンの幻惑者/Vedalken Entrancer》
※《雷楽のラッパ吹き/Thundersong Trumpeter》
《かき集める勇気/Gather Courage》
《火花魔道士の弟子/Sparkmage Apprentice》
《夜番の巡回兵/Nightguard Patrol》
《ヴィダルケンの放逐者/Vedalken Dismisser》
《すがりつく闇/Clinging Darkness》
いきなり両方が並ぶパターンがあって凹みます。その他にも重要パーツである《尊い祖霊/Benevolent Ancestor》が近かったりするので、割と注意が必要。ただし、緑の強力カードとも近いので、実際はそれらとの天秤になりそうです。実際、《ゴルガリの腐れワーム/Golgari Rotwurm》なんかは指標と言えるでしょうか。
で、上からこの2枚のうちどれかが流れてきた場合は、少なくとも単品のソートなのか、相方が存在して取られているのかを確認する必要がありますね。
と、ここまで見ると、なんだ、結局はAも全部覚えないといけないのか・・・・・・という話になりそうですが、これをミラディン時代にやってみた時は結構辛いものがあったので、少し抜け道を探してみることにしました。
すると、もしかしたら、という点を発見。
赤白の場合、AのTopソートとBottomソートの内容であまりにカードの強さが違うのです。
A Topソート
《金切り声のグリフィン/Screeching Griffin》
《雷楽のラッパ吹き/Thundersong Trumpeter》
《オルドルーンの猛士/Ordruun Commando》
《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat》
《ボロスの怒りの盾/Boros Fury-Shield》
《戦松明のゴブリン/War-Torch Goblin》
《恐慌の扇動/Incite Hysteria》
《尊い祖霊/Benevolent Ancestor》
《夜番の巡回兵/Nightguard Patrol》
《火花魔道士の弟子/Sparkmage Apprentice》
《ケンタウルスの護衛兵/Centaur Safeguard》
A Bottomソート
《議事会の崇拝者/Votary of the Conclave》
《ゴブリンの洞窟探検家/Goblin Spelunkers》
《蛮族の裂け目切り/Barbarian Riftcutter》
《石炭運びの豚/Coalhauler Swine》
《ウォジェクの号笛/Wojek Siren》
《無気力なモロク/Torpid Moloch》
《袋叩き/Dogpile》
《急使の鷹/Courier Hawk》
《ヴィーアシーノの斬鬼/Viashino Slasher》
結局、Aに関しては、TopとBottomソートのカードが判断できれば、結果的に卓におけるAソートの強弱がある程度見えてきます。
となると、1パック目で赤白を志向していた場合、1周回ってくる前にAソートに《金切り声のグリフィン/Screeching Griffin》と《雷楽のラッパ吹き/Thundersong Trumpeter》が存在したかどうかを判断できる可能性が高くなるかも・・・・・・。
ということで、週末にでも一度試してみます。
おまけ。今回のCソートには結構な悪意が感じられる、という話。
パターン1
※《ヴィーアシーノの牙尾/Viashino Fangtail》
《力の種/Seeds of Strength》
※《古参兵の武具師/Veteran Armorer》
パターン2
※《感電の弧炎/Galvanic Arc》
《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel》
※《信仰の足枷/Faith's Fetters》
パターン3
※《焦熱の結末/Fiery Conclusion》
※《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire》
※《議事会の乗馬兵/Conclave Equenaut》
パターン3なんかはあまりにやりすぎで鼻血が出そうですが、その他も赤白志向で1パック目を剥いた場合の凹み度は高いと思います。
これらを引いてしまった場合は、そもそも赤白をやるのかどうかという根本的な問題から考えた方がよいでしょうね。
しかし、これ+グリフィン、ラッパというパック、実際に引く可能性はあるんですよね・・・・・・。
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