天台宗霊應山慈音院

ニュース

無量義経、法華経八巻、観普賢経の巻子仕立て奉納

平成26年10月

この度、慈覚大師一千百五十年御遠忌記念として、写経会が取り組んできた無量義経、法華経八巻、観普賢経の計十巻の写経が終わり、ご本尊前へ写経用紙の巻子仕立て十軸の奉納が終わりました。合計二百十三枚という膨大な枚数でありましたが、写教会に参加されている方々の熱心な取り組みにより、荘厳な十巻の巻物に仕上がりました。 法華経は天台宗が所依の経典としているもので、すべての人は成仏できると宣言したお経であり、しかも、そのためにはどうすればよいかの修行方法と心得が説かれています。 今後は、参詣者と共にこのお経の教えを大切にして、菩薩としての自覚を持ち、一日一日々を送りたいものと考えています。

本堂前に石灯籠が奉納される      

平成24年2月



この度、寺庄在住の方とそのご兄弟により、石灯籠が奉納されました。
まさにこれは、当山参詣の人々に、同じく献灯供養の功徳と利益を分ち与う、自利利他の浄業といえます。
今回奉納いただいたことにより境内の荘厳が増し、併せて法灯益々輝きを増すことを願うものです。


慈覚大師修行の寺院中国大興善寺にて法要

平成24年6月


青蓮院門跡を団長とする滋賀教区の天台宗寺院住職やその檀信徒30名が慈覚大師1150年御遠忌の開始に併せて、中国大興善寺に参拝し法要を行い、その後、寛旭方丈(住職)と懇談した。


法華経の写経による如法写経を始めました 

                                   平成24年8月
 天台宗では本年から10年間に亘って、祖師先徳鑽仰大法会が執り行われます。
 先ず、慈覚大師1150年御遠忌が今年4月から始まりました。この度の、祖師先徳鑽仰大法会において天台宗では、写経運動を重要な柱の一つとして考えております。
 慈覚大師は、横川での隠棲生活の中で、如法写経を確立されました。入唐の際には多くの経典を書写されています。簡略化された写経は各地の寺院で既に執り行われていますが、この慈覚大師1150年御遠忌を契機に「禮法華経儀」による如法写経を推進していくこととしております。この度の如法写経は、法華経の写経を中心に進めます。
 当山に於いても、毎月第一と第三土曜日に般若心経を中心に写経会を行っておりますが、この写経会で法華経の写経に取り組みますので、多くの方々の参加をお待ちしております。

 写経の始まりは?

    慈覚大師円仁が比叡山で修行中、病気に臥せって横川に籠もっていた頃、修行の一環として
   法華経をうつしたのが写経の始まりとされています。

 写経って難しい?

    写経は字の上手い下手ではありません。「字を書くの自信がない」とか「書道の経験がな
   い」と言って躊躇する人もいますが、写経は古くから「一字一仏」と言うように、一字書くこ
   とは一佛を造るのと同じという気持ちで、心を込めて書き写すことが大切です。
    写経は自分と向き合う修行ですから、他人と比較して評価するものではありません。

 参加ご希望の方は

       第一第三土曜日の午前9時30分までにお越しください。
       準備物は書写の道具か、筆ペン(細い筆が適しています。)を持参ください。

普陀山法雨寺にて法要

                                  平成24年9月

天台宗布教師会では今年度、仏教聖地普陀山と寧波を9月3日〜7日の4泊5日の予定で巡拝し
ました。
全国各地から、住職や檀信徒併せて32名の参加者で、普陀山では法雨寺九龍殿において読経法要を執り行いました。その後、方丈において住持が公用で出張のため、副住持と会見し、和やかに歓談しました。
また、四日目には寧波の観宗講寺に昨年建立された、伝教大師入唐着岸聖跡碑の前で伝教大師鑽仰の和讃を参加者が唱え、大師のご苦労を偲びました。
この五日間は布教師として視野を大きく広める機会となり、また参加者相互の交流が深まった旅となりました。

















お問い合わせ

 ・慈音院
   郵便番号 520-3301
    滋賀県甲賀市甲南町寺庄584番地
              TEL 0748-86-3011