住宅資金 あーきなんじゃの
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自己資金は物件価格の3割
 
有利な積立方法を選びましょう
 
贈与税の特例も活用しましょう


自己資金は
物件価格の
3割

住宅を所有するか、賃貸で暮らすかは、
今後の家計支出に大きな影響を与える選択となります。

購入するなら、その時期を慎重に計画することが必要です。
子どもの成長や転勤のある勤務先なのかどうかも、
購入時期を決定する際に考えなければなりません。

一生賃貸派を貫く場合は、勤労所得の途絶えた後に、
一生家賃を払っていけるだけの老後資金計画を組むことになります。
そう考えると、子どもが成長して巣立っていった後、
夫婦2人の老後生活にふさわしい物件を購入する手も有力な選択肢ですね。

現在は簡単に買い換えができる時代ではありませんので、
物件は「終(つい)の棲家」を定めるつもりで慎重に選定するべきです。
支払い家賃がもったいないからと、
とりあえず買える物件を無造作に選んでしまうと取り返しがつきません。

住宅は高額な買い物ですので、現金一括払いできる人は少なく、
ほとんどの方が住宅ローンを利用することになります。
自己資金は頭金にあてる2割と諸費用にあてる1割を見込んで、
物件価格の3割を目標に準備しましょう。

イラストA
自己資金の
積立は
「つみたてくん」
財形貯蓄
などを利用

目的貯蓄ですから、住宅ローンを組むのに有利な積立方法が効率的です。

「つみたてくん」という住宅債券積立制度
住宅金融公庫の積み立てで
20万円、40万円、60万円の3コースがあり、
半年に1度払い込んで公庫の割引債を積立購入していくのです。
高利回り商品としても人気があります。

メリット1
3年(7回)以上積み立てると、
公庫の基本融資と同一金利で割増融資を受けることができる
割増融資額は払込済みの積立金額により異なります。
メリット2
公庫融資の申込受付期間には関係なく、
ほぼ通年申し込みができるようになること。
メリット3
、収入基準が緩和されること。
公庫の収入基準とは、税込み年収の12分の1が、
公庫融資の毎月返済額の5倍以上必要であるというものですが、
これが住宅債券積立者は4倍に緩和されるのです。
「つみたてくん」は年2回(毎年6月頃と10月頃)
新規積立者を募集しています。

財形貯蓄
財形住宅融資が利用できる人は
、財形貯蓄を1年以上継続して、
残高が50万円以上あること、となっています。
この場合、財形貯蓄の種類は問われないのですが
利息が非課税となる財形住宅貯蓄が最も適切です。
必要資金の8割以内で
、貯蓄残高の10倍
最高4000万円までの融資が受けられます。
年収基準は4倍です。

郵便局の住宅積立貯金
1年から5年の間で
一定額を積み立てると
積立終了時に住宅金融公庫の割増融資が受けられます。
毎月の積立額は5000円以上1000円単位で、
最高50万円まで。割増融資額は住宅購入等は275万円です。

祖父母・親
からの
住宅取得資金贈与
550万円
まで非課税

自己資金が不足する場合には、
両親等から援助してもらう方法があります。
平成13年に贈与税の基礎控除額が
従来の60万円より110万円に拡大されたため、
祖父母・親からの住宅取得資金の贈与は
550万円まで非課税の取り扱いとなっています。
また、1500万円までは贈与税が軽減されます。


●つみたてくん
平成13年4月現在
  コース   3年後 5年後 10年後
7回払込 買入額 11回払込 買入額 買入額
20万円  129万円   130万円   205万円   208万円   220万円 
40万円  290万円   292万円   442万円   449万円   475万円 
60万円  419万円   421万円   666万円   677万円   715万円