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That's Time Enough / Leslie Maclean(Kippiejosh Jazz) /Rec:2004.3 | ||
【収録曲】 1 A Night in Tunisia 2 A Child Is Born 3 Billie’s Bounce 4 Chichen-Itza 5 Somewhere Over the Rainbow 6 We’re Off to See the Wizard 7 If I Only Had a Brain 8 "Ding Dong, the Witch is Dead " 9 Poinciana 10 Roll in the Hay 11 "I Loves You, Porgy " 12 That’s Time Enough 【演奏】Leslie Maclean(p) Bob Bowman(b) Jerry Pollock(ds,perc) 【レビュー】寺島靖国著:JAZZピアノ・トリオ名盤500に紹介され、日本の多くのジャズファンの支持を集めてピアノ・トリオ入門にも最適の作品。ピアノのレスリー・マクリーンは現在、カンザス・シティで演奏活動を展開する女流ピアノ。十代でMuhul Richard Abramsの薫陶を受け、さらにMarian McPartlandい認められた。その後、Mundell Lowe、Roy Burns(ds)とグループで活躍。遅いデビューながら、4曲のオリジナル曲を含む8曲を収録した、ビバップ〜スタンダード路線の1stアルバム『Lucky Day』を発表した。本作はそれに続くセカンド・アルバム。 スインギーな“A Night In Tunisia”で蓋をあける本作はジェリー・ポラックのパーカッシブなドラムも印象的な作品、パートナーでプロデューサーでもあるドラマーのジェリー・ポラックに支えられながらレスリーが前進してきたことを物語る。 そして、「オズの魔法使い」に捧げられた!?5〜8は彼女の少女らしさが出た選曲。メロディに忠実な素直なソロ・ラインはベテラン・ジャズファンから今日ジャズを聴き始める方にも素直に入ってくる「旋律」だ。特にEをキラーチューンにお薦めだ! 続くアーマッド・ジャメルの名演でお馴染みの“ポインシアーナ”、さらにスタンダード中のスタンダード“ア・ラヴス・ユー・ポーギー”では、ボッサ・リズムのアプローチでこの曲に新しい魅力を付け加えた。最後はアルバムタイトル曲になっている作品。ここではスインギーな彼女独特の特色が生かされたアレンジとジェリーのドラミングが相待ったヴィヴィッドな演奏となっている。 |
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