『サマーナイト・ドリーマーズ』
メイン 見学
薊奏(キャラシート)PL:しお
リゼス・マリア・ロッテン(キャラシート)PL:ハシブトガラス
天王寺マリエ(キャラシート)PL:紅井寿甘
目次
プリプレイ
■トレーラー
この夏、ひとりの少女が死んだ。
人並みに未練も、無念もあったであろう少女は、しかしそれを伝える暇もなく。
それは、誰にでも起こり得る、当たり前の「死」だった。
─ただひとつ、奇跡のような偶然を除いては。
DOUBLE CROSS the 3rd edition
「サマーナイト・ドリーマーズ」
ダブルクロス。
それは裏切りを意味する言葉。
GM:HO1:薊奏(PL:しおさん)
GM:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY9Nib3wIM
GM:一番手、奏ちゃん!
薊奏:はい!
薊奏:小学生系チルドレン、薊奏です。一応現在N市支部では無所属。
薊奏:ウロコフネタマガイ(スケーリーフット)のキュマイラで防御が得意!
薊奏:その気になれば衛星砲の直撃にも耐えられるとか
薊奏:反面防御以外は特に何もできないのでそのへんはおまかせになります
薊奏:データ的にはエグ/バロ/キュマのトライで奇跡の血持ち
薊奏:低コストで強力なガード値を実現するソリューションです。
薊奏:今回は年も近い速水やどり支部長とも絡むチャンスがありそうなので
薊奏:そちらも頑張っていきたいですね。
GM:小学生同士…!
薊奏:コレくらいかな!よろしくおねがいします!
GM:ヤー、ではそんな奏ちゃんのハンドアウトはこちら!
シナリオロイス:"ウィンドライダー"貴家真奈美(さすが・まなみ)
UGNチルドレンであるキミには、同じくチルドレンの、けれど少し年上の友人がいた。
感情表現に乏しいキミを、まるで妹のように扱い、時には趣味だというバイクに乗せたりもしてくれた。
けれど、彼女は死んだ。UGNの任務とは関係ない、交通事故でのあっけない別れだった。
─彼女の遺体が、埋葬される前に消えたと聞かされたのは、葬儀の翌日のことだった。
GM:そんなわけで、奏ちゃんを可愛がってくれた人が死にます。
薊奏:仲のいいお姉さんだったのに……!
薊奏:悲しい物語だぜ
GM:悲しさに負けずがんばってほしい…。では続いて!
GM:HO2:リゼス・マリア・ロッテン(PL:ハシブトガラスさん)
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GM:2番手、お初のリゼスさん!
リゼス:「リゼス・マリア・ロッテンという。……隠居の身だ、多くを期待するものではない」
リゼス:元ステイト・オブ・グレイス、今はUGNイリーガルのリゼスです。
リゼス:カバーは隠居。家の庭で日がな一日光浴したり本を読んだり子供達を眺めたりしつつ、
リゼス:生活費はイリーガル活動で稼いでいるので隠居とは一体なんだったのかな人物です。
リゼス:ゆっくりとした口調にゆっくりとした動作、子供好きですが衝動は殺戮。
リゼス:なので殺して良い相手に対しては、じっくり噛み締めるように殺して満足感を長引かせようとしたりもします。
GM:完全に狩る側だ…!
リゼス:性能的には、暴走剣をトリガーとして背徳の理極限暴走でダイスを増やして殴る、単純な暴走アタッカー。あと時の柩。
リゼス:構築の関係上、射撃武器を持っても大きく性能が落ちたりしないので、エンゲージの自由が利きます。
リゼス:最初から射撃武器を持てと? 貴公、あれは手応えが無いだろう。
リゼス:今回は子供が酷い目に遭うそうなので、
リゼス:暴走剣でギコギコしてやりたいですねよろしくお願い致します。
GM:ノコギリ特性だったんだその暴走剣…。ではハンドアウトがこちら!
シナリオロイス:"ゴーストライダー"
暑い夏であっても、キミの庭に子供たちの声が絶えることはない。
むしろ、熱気に浮かされたような子供たちは普段よりも元気なようで、キミに色々な話を聞かせてくれもした。
その中のひとつ、夜の街を走る幽霊バイクの集団の怪談も、キミにとってはよくある話のひとつでしかなかった。
キミの庭に集まる子供たち、その一人が、幽霊バイクに轢かれて重傷を負うまでは。
GM:はい、酷い目に遭います。
リゼス:殺そう。
リゼス:手を出してはならぬものがあるのだと教えてくれよう。
GM:ひぎぃ。それでは最後!
GM:HO3:天王寺マリエ(PL:紅井寿甘さん)
GM:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYoO24nwIM
GM:ラスト、天王寺さん!
天王寺 マリエ:イエス!
天王寺 マリエ:「どてっ腹、ブチ抜いたげるわ!」
天王寺 マリエ:UGN第九支部所属エージェント、トリガーハッピー女の天王寺マリエ(てんのうじ・まりえ)です。二十歳!
天王寺 マリエ:チルドレン上がりの武闘派! みんなの笑顔が第一! 愛銃をぶっ放せることが第二! 他は三の次!
天王寺 マリエ:砲とも言うべき超火力のスナイパーライフルであらゆる障害をずどんずどんしていきます。
天王寺 マリエ:性格としてはトリガーハッピーで元気のいいおねえちゃんです。おっけーおっけー!
天王寺 マリエ:性能としてはとにかく単体火力特化! 最高にカッコよく仕上げたレッドテンペストをブっ放して気持ちよくなります。100%からポルターでさらに本気出す。
天王寺 マリエ:でも社会はゴミカスなので……ミドルは……お願いします……なんとか……助けてパトロン……
天王寺 マリエ:以上、よろしくお願いします。
GM:ミドルは…ゆっくりやってええのよ…。そんなわけでハンドアウトがこちら!
シナリオロイス:"ゴーストライダー"
上司である支部長、速水やどりからキミへひとつの命令が下った。
ここ数日、夜の街を爆音と共に駆け抜けるバイク。日に日に数が増え、レネゲイドの痕跡まで残したそれの調査。
ついには民間人に怪我人さえ出たというそれの正体を探り、ジャームであれば討つ。
そんな、いつも通りの任務を命じた支部長は。普段よりも、ぼんやりとしているように見えた。
GM:支部員としてのお仕事です。中の人にやどりちゃんをぶつけんだよ!(ぶつけません)
天王寺 マリエ:やどりちゃん支部長、過労? 大丈夫? 労基に相談する?
天王寺 マリエ:迷惑バイクの討伐ね! おっけーおっけー! ズドンで一発よ!!
GM:ほんとに1発ズドンされかねないのが怖い!ではそんな感じで!
オープニング1
GM:■オープニング1:薊奏
GM:登場不可
GM:登場侵蝕をお願いします。
薊奏:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+4[4] → 37
GM:─N市某所、某小学校。放課後。
GM:チルドレンとはいえ、むしろチルドレンだからこそ、出来る限り学校には通うべきだ。そんな方針がある…のかどうかは、ともかく。
GM:任務の合間、ただの小学生として学校に通う、夏よりも少し前のとある一日。その終わりに。
貴家真奈美:「おっ、来た来た!やっほー、奏ちゃん!」
GM:小学校の校門前、愛車─大型二輪に腰かけて、キミに手を振る少女がいた。
薊奏:「おつかれさまです、真奈美さん」ぺこり
GM:愛車の周りには、数人の男子。かっこいー、などと言いながら車体をぺたぺた触っているが、少女は対して気にする風もなく。
貴家真奈美:「うん、お疲れ様。学校はどう?楽しい?」
薊奏:「たのしい、かと聞かれるとよくわかりませんが。」
薊奏:「お勉強はきらいではありませんので」
貴家真奈美:「んー、嫌いじゃない、か。よしよし、ならオッケー!」
GM:そう言ってにっこり笑い、愛車に群がる男子たちをやんわりと散らして。
貴家真奈美:「じゃあ、今日もお勉強を頑張った奏ちゃんにご褒美だ」
GM:はい、とキミに渡すのは。かっちりと規格通りの、子供用フルフェイスヘルメット。
薊奏:「ごほうび……ああ」
薊奏:「そういうことですか」
貴家真奈美:「イエス、そういうこと!」
薊奏:「……それでは、あんぜんうんてん、でおねがいします」
薊奏:と言いながらヘルメットを被る
貴家真奈美:「はあい!それじゃあさっそく」
貴家真奈美:「乗りな、お嬢さん!」
GM:飛び乗るようにシートに跨り、エンジンに火を入れる。
薊奏:「はい」後部座席に登る
GM:キミと同じように、すっぽりとフルフェイスヘルメットを被った、バイザーの向こうの顔に。目一杯の笑顔を浮かべて。
GM:キミが、自分の腰にしっかりとしがみ付くのを確認してから。大型二輪が、荒々しい呼吸を始めて─。
GM:─連れてこられたのは、市内を見下ろす高台。山の中腹にある七原鹿島神社、その駐車場。
GM:展望台のようなそこの、手すりに体重を預けながら。
貴家真奈美:「奏ちゃんの学校は……んー……あの辺り?」
GM:身を乗り出して、市内の一角を指さしたりしている。
薊奏:「……そうですね、校庭が見えますので」
貴家真奈美:「……さっきさ、奏ちゃんは、楽しいかはよく分からないって言ったけど」
貴家真奈美:「いいもんだよ、学校は。教室があって、友達と先生がいて」
貴家真奈美:「UGNの訓練じゃ身につかない、いろんなものが、学校にはある」
薊奏:「そういうものでしょうか」
GM:キミが口にした校庭、今は誰もいないそこを、眩しいものを見るように眺めながら。
貴家真奈美:「そういうものだよ。でも、今は「よくわからない」でいい」
薊奏:「……大人になったら、わかるのでしょうか」
貴家真奈美:「うーん、私もまだ未成年だからなー。大人、とはまだ言えないけど……」
貴家真奈美:「後輩が、当たり前のことを当たり前に感じてる。それだけでも、うん」
貴家真奈美:「先輩としては、とても嬉しいんだよ、奏ちゃん」
薊奏:「……そうですか」よくわからない顔をしながらも聞いている
薊奏:「わたしもセンパイになったらそう思えるのでしょうか……」
貴家真奈美:「……きっと、ね。大丈夫だよ、奏ちゃん」
貴家真奈美:「きみもいつか先輩になって、大人になって、その先も続いていく」
貴家真奈美:「そうなるように、私は……ううん」
貴家真奈美:「私たちは、一緒に頑張ってるんだから。ね?」
GM:夕日に照らされた笑顔は、恥ずかしそうな、けれど何処か誇らしげでもあって。
薊奏:「なるほど。そういうものなのですね」
薊奏:今の自分ではよくわからないが、きっとそれは大事なことなのだろう
薊奏:その言葉を忘れないように、思い出とともに
薊奏:この景色とともに覚えておこう。
GM:─そんな、何でもない話をした少し後。夏の盛りのとある夜。
GM:彼女は死んだ。交通事故であったという。オーヴァードとはいえ、肉体が壊れれば命を落とすのだと。
GM:そんな、当たり前の事実を突きつけられたキミの元に届けられた、第二の報せ。
GM:貴家真奈美の遺体が、消えた。彼女と親しい間柄であったキミに、第9支部からの呼び出しがあったのは。
GM:その報せがあった、すぐ後のことだった。
GM:シーンエンド
オープニング2
GM:■オープニング2:リゼス・マリア・ロッテン
GM:登場不可
GM:侵蝕をお願いします。
リゼス・マリア・ロッテン:登場侵蝕 リゼス・マリア・ロッテンの侵蝕率を9上昇(侵蝕率:41->50)
GM:─N市某所、建物に比して広い庭のあるとある家。
GM:夏。夏休み。平時であれば学校のある時間帯も、その季節だけは、子供たちの声がそこにある。
GM:庭を駆けまわる男の子。花を探す女の子。日陰で休む子供たち。
リゼス:その喧騒の中、本を手に取っている。読んでいるのではない。
リゼス:膝掛けの上に本を載せて、時々文字列に視線を落として眺めながら、だが大半の時間は子供達の方を見ているのだ。
GM:─では、キミがそういう風に巡らせる視線の、片隅。
男の子:「なーなー、リゼスさん」
GM:キミのすぐそばで、キミと同じように本を手に取っている子供たち。その一人が、キミを見上げるように、声をかける。
リゼス:「なんだね、少年」ぱたりと本を閉じ、椅子に座したままで視線を向ける。
男の子:「リゼスさんってさ、幽霊っていると思う?」
リゼス:顔に被せたヴェール──葬儀の際に女性が装着するものを思わせる──の向こうで、目元がくっと細められた。
リゼス:「どうしたのだ。怖い本でも読んだのかい……フフッ」
GM:その子が手にしているのは、子供向けの怪談。周りの子供たちも、キミの答えを待つように、じっと視線を送っている。
男の子:「ち、違ぇーよ!怖くなんてあるもんか!ただ……」
リゼス:「ただ?」
男の子:「最近、街のあちこちに出るんだってさ。なんだっけ、ほら……」
GM:あれでもない、これでもない、と曖昧な名前をいくつか挙げて、結局。
男の子:「……幽霊バイク!そう、それ!」
GM:周りの子供の誰かが言ったその名前を、さも自分が言い出したかのように。胸をえへん、と張って告げる。
リゼス:ほう? と興味を引かれたように語尾を上げて、それから。
リゼス:「……ああ、そうだな。もしかすると居るかも知れないな、幽霊は」上体を折り曲げ、膝の上に肘をのせた前屈みの姿勢に。
リゼス:「そもそもがだ、諸君。幽霊の特徴とは何だと思うね。……順番にあげてみるがいい」
男の子:「ユーレイの……」
GM:教師から課題を与えられた生徒のように、子供たちはああでもない、こうでもないと語り合う。
GM:怖い。冷たい。触れない。そんな、子供らしい意見がいくつもキミに投げかけられる。
リゼス:その討論が程よい頃合いを見計らって、手袋をつけた両手が、ぽんぽんと打ち鳴らされる。
リゼス:「ああ、そうだ。幽霊というものは概ね、そのような共通項を持っている」
リゼス:「けれども私は、ここで一番重要な要素を教えておこうと思うのだよ。いいかな?」
男の子:「一番……だいじなこと?」
リゼス:「幽霊は、大勢の前に姿を現さない」
リゼス:「怪談話を読んだのだろう。大抵の場合、怖い目にあう子達は、二人、三人、多くて五人か六人……」
リゼス:「他に誰もいない場所へ出向いて、そこで幽霊に出会うというのが物語の定番だ」
リゼス:「……だがね。では、もう一つ聞こう」
GM:キミの語ることに、ごくりと唾を飲み込みながら、子供たちは頷く。
リゼス:「自分が一人で暗い夜道を歩いていて……そうだな。向こうから誰かが歩いてくるんだ」
リゼス:「街灯は疎らだ。四つに一つは点灯しない。見通せる距離はせいぜいが50mか?」
リゼス:「向こうから、誰かが歩いてくる」
男の子:「ひっ……」
リゼス:「静かな住宅街だ。近くの家からは夕飯の匂い、テレビの音」
リゼス:「……やけにテレビの音がはっきり聞こえるな?」
リゼス:「それはね、外が静かだからだ。車の音も──近づいてくる筈の〝誰か〟の足音も聞こえないのだよ」
リゼス:「〝それ〟は近づいてくる」
リゼス:「足音を立てずに」
リゼス:「真っ直ぐ、君に向かって近づいてくる」
男の子:「そ、"それ"って……何なんだ……!?」
リゼス:……次第に小さく顰められる声。普段からスローテンポの語り口調。
リゼス:「……さぁ」
リゼス:「もしかしたら〝それ〟は幽霊なのかも知れないし」
リゼス:「実は単に、足音を消して歩くのが得意なだけの通行人かも知れない」
リゼス:「ここで大事なのは──それを判断できるのは君だけだ、ということなのだよ」
リゼス:ゆるゆると手が持ち上がって、もっとも近くにいる少年の頭にぽんっと置かれる。
リゼス:「幽霊は、大勢の前に現れない。……つまりそれは」
リゼス:「あまり大勢の人がいる時は、人は〝それ〟を幽霊だと思わない──ということかも知れない」
男の子:「つ、つまり……おれがそいつを「幽霊だ」って思ってないだけで、ひょっとしたら……」
男の子:「いつも会ってるあいつも、あいつも……?」
リゼス:「フフッ……かも知れないなぁ」
リゼス:「私がどうしていつも膝掛けをしているか……不思議に思わないか……?」
男の子:「…………」
リゼス:少年の頭から手が離れて、
リゼス:「……さて」
リゼス:「この中で、その〝幽霊バイク〟のお話を知っている子。いれば、その内容を私に教えてくれるかな」
GM:キミを、恐る恐るといった風に見上げた少年は。けれど、語るうちに普段の明るさを取り戻して。
GM:─住宅街を走る、何処からともなく現れるバイク。逃げれば追いつかれ何処かへと連れ去られる。けれど追っても追いつけない。
GM:誰が言い出したか、幽霊バイク。そんな、何処にでもありそうな、ありきたりな怪談を。
リゼス:「──それは恐ろしい。恐ろしいが、怯えることはない」
リゼス:「先ほども言ったように、幽霊は〝大勢の前には姿を現さない〟のだよ」
リゼス:「だから。帰る時も、遊びに行く時も。必ず出来るだけ大勢で固まって歩くように」
リゼス:「……たしか、キッズケータイを買って貰っていた子もいたね。ご両親に相談して、警察と救急への連絡の仕方だけは覚えておきなさい」
男の子:「う、うん……!……あのさ、リゼスさん」
リゼス:「なんだね、少年」
GM:キミの言いつけに、真剣に頷きながら。仲間たちと目を合わせて、やはり小さく頷いて。
男の子:「おれたち、今日はさ。もうちょっとだけここにいても……いいかな……?」
GM:いくつもの視線が、じっ…とキミを─。
リゼス:ヴェール向こうの顔を、呼びかけた子供へと近づけて、
リゼス:「送っていくよ、ひとりひとり」
リゼス:「幽霊なぞより、私の方がよほど怖い」
リゼス:唇だけが弧を描く、そんな笑い方をした。
GM:─その、数日後。キミに幽霊の話をもちかけた少年とその仲間たちは、キミの庭に姿を見せず。
GM:行事で遅くなった学校の帰り。キミの言いつけどおり、決してひとりではなく、皆で下校していた彼らは、しかし。
GM:どこからともなく現れた二輪車に轢かれて。命に別状はないものの、重傷であると。そんなことを、別の子供がキミ語った。
GM:─時を同じくして、キミのもうひとつの顔。UGNイリーガルとしてのキミへ、ひとつの依頼が舞い込む。
GM:仮称、"ゴーストライダー"。市内に現れるという、レネゲイドを纏う謎のバイカー。その捜索。
GM:添付された情報のひとつ、被害に遭ったという子供たちは、まさしく─。
リゼス:「──ゴーストライダーか……バイクを駆るなら脚はあるのだろうな」
リゼス:「良かった」
リゼス:誰もいない庭で連絡を受けた。膝掛けを払って立ち上がった。
リゼス:野戦時、雨を避けるマントとして使っていた膝掛けは耐水性が高い──それを椅子に被せて、
リゼス:庭の門を閉ざし、施錠する。
リゼス:「膝が無いのであれば」
リゼス:「跪かせることも出来ないからな」
リゼス:スーツケースを片手に、貴人のような速度で女は歩き始めた。
オープニング3
GM:■オープニング3:天王寺マリエ
GM:登場不可
GM:登場侵蝕をお願いします。
天王寺 マリエ:天王寺 マリエの侵蝕率を+1(1D10->1)した(侵蝕率:41->42)
GM:
GM:─N市UGN、第9支部。
GM:キミの職場であるその場所の、とある部屋─支部長室。
GM:そこに、部屋の主からの呼び出しを受けたキミは─。
速水やどり:「突然の呼び出し、申し訳ありません」
GM:執務机の向こう側。普段と同じように、キリっとした表情でキミを出迎えた支部長と相対している。
天王寺 マリエ:「どもっす、やどりちゃん支部長! 天王寺マリエ、お呼び出しに応じて参上したよ」
天王寺 マリエ:「今日のご用事は何かな? ……最近とくに不備っぽいことをやらかした覚えはないんだけど……」
速水やどり:「ふふ……ありがとうございます、天王寺さん。大丈夫、今日は書類不備の指摘ではありません」
速水やどり:「……いえ、ある意味いつも通りの話ではあるのですが。……えぇ、お仕事のお願いです」
天王寺 マリエ:「お仕事……ってーと、コッチが必要になる感じの奴だね」がしゃん、と背負っていた楽器ケースを揺らす。
速水やどり:「はい。……まず、こちらをご覧ください」
GM:キミが揺らしたケースにちらりと視線をやってから、手元のタブレットを操作。それを卓上に置いて、画面をキミに示す。
GM:全画面表示になっているのは、第9地区を中心とした市内の地図。そこに、交通事故の現場らしき写真、地図上に配置されたポインター等が表示されている。
速水やどり:「こちらは昨日の夜、小学生数名が二輪車で轢き逃げされたという事故現場です。幸い、死者はいませんでしたが……」
天王寺 マリエ:「……ふんふん。ケーサツさんの領分……じゃあ、ないんだよね。支部長がわざわざ取り扱ってるってことは」交通事故っぽい写真を眺めて。
速水やどり:「えぇ。現場で、レネゲイドの反応が確認されました。そして、ここ数日間、類似した微弱なレネゲイドの残滓が観測された場所を示すのが」
GM:これらのポイントです、と。地図上のポインターを示していく。
天王寺 マリエ:「随分走り散らかしてくれちゃって、まぁ」
速水やどり:「UGNは、対象を物理的な脅威を及ぼし得るオーヴァード、あるいはEXレネゲイドと仮定」
速水やどり:「仮称、"ゴーストライダー"。目撃ポイントが最も多い第9支部管轄とし、対応班を編成します」
速水やどり:「……えぇ。実は、ですね」
GM:そこまで淡々と語った少女の、瞼の下には。小学生らしからぬ、うっすらと浮かぶ隈があって。
速水やどり:「チルドレン寮の近くにも表れていたようです。……夜中、やけに騒音がすると思ってはいましたが」
天王寺 マリエ:「……その"ゴーストライダー"をなんとかするのがアタシのお仕事ね。おっけーおっけー! 弾丸が当たる限り、ブチ抜いてみせるわ!」
天王寺 マリエ:「支部長はクーラーの下お昼寝でもして吉報を待ってるといいわ! ……うん、ダンゼン許せなくなってきたからね! 本気でやっちゃう! いつも本気だけど!」
速水やどり:「……えぇ、頼りにしています、天王寺さん。ですが、もう、少しだけ……」
速水やどり:「……チルドレン1名と、イリーガル1名。既に召集をかけ、イリーガルには依頼に応じる旨の返答を頂いています」
速水やどり:「会議室は押さえてありますから。早速で申し訳ありませんが……天王寺さん」
GM:ゆっくりと、すこしだけ疲れを滲ませるような動作で椅子から降りて。
速水やどり:「このまま、ご一緒願います」
GM:それでも、しっかりした足取りで。いつものように、少女は歩き出す。
天王寺 マリエ:「ん。"真紅の炎"(レッド・フレイム)、委細了解」その後ろについて歩んでいく。確かな闘志を瞳にみなぎらせながら。
GM:シーンエンド
GM:各OP分、ロイス設定!
薊奏:はーい! 貴家真奈美さんに尊敬○/悔悟で取ります
リゼス:ゴーストライダー 好奇心/○憎悪 でロイス取得!
天王寺 マリエ:やどりちゃんは実は初期ロイス! なので ”ゴーストライダー”/執着/〇敵意 で取得!
ミドル1
GM:■ミドル1
GM:シーンプレイヤー:薊奏
GM:登場可能
GM:合流シーン!全員登場を推奨です。
天王寺 マリエ:天王寺 マリエの侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:42->45)
リゼス:登場侵蝕 リゼス・マリア・ロッテンの侵蝕率を4上昇(侵蝕率:50->54)
薊奏:薊奏の侵蝕率を8上昇(侵蝕率:37->45)
GM:─N市UGN、第9支部。会議室。
GM:そこに集められたのは、チルドレン1名。イリーガル1名。支部所属のエージェント1名。
GM:つまり、キミたちで。そして─。
速水やどり:「まずは、招集に応じていただきありがとうございます。支部長、"リトル・ライト・ブルー"速水やどりです。こちらは─」
GM:支部長は傍らに立つエージェント─天王寺マリエ、キミへと視線を送る。
天王寺 マリエ:「アタシはマリエ、"真紅の炎"(レッド・フレイム)の天王寺マリエ。この支部のエージェントね。よろしく!」ぴっと手を振って。
薊奏:「"サンクチュアリ"薊奏です。よろしくおねがいします」ぺこりとお辞儀
リゼス:「〝アイ・セイド・ニール〟──リゼスと言う。リゼス・マリア・ロッテン……フルネームは長い。ファーストネームで構わない」
リゼス:「マリエ、カナデ……ふむ。短い間やも知れないがよろしく頼む。……いや、短い間としなければならないのだな」
天王寺 マリエ:「奏ちゃんに、リゼスさん! おっけーおっけー、よろしくね!」
速水やどり:「はい、ではリゼスさん、と。…………」
GM:少しの間、考え込むように口元に手を置いて。
速水やどり:「……薊さん。その。私も、奏さん、と呼んで構いませんか?」
薊奏:「マリエさんに、リゼスさん」
GM:珍しく、自分よりも年下の相手にどう接したらよいのか……という思い以外にも、何かが見えたかもしれないが。それは、さっと大人の仮面で隠されて。
薊奏:「……わたしはかまいませんが。」
薊奏:「こちらのほうが年下ですし。支部長のおすきなように呼んでください」
天王寺 マリエ:「やど……速水支部長ってば遠慮しぃだなぁ」その様子をなにやらちょっとニマニマと眺めているが。
リゼス:「ああ、仲良くやりなさい。……私から見れば二人の歳など誤差のようなものだ」
速水やどり:「はい。では改めて……よろしく、お願いします」
GM:子供扱いされることに、一瞬、むっとした可愛らしい抗議の表情を浮かべるも。それもいつもの顔に戻る。
速水やどり:「それでは、早速状況から。どうぞ、楽になさってください」
リゼス:「……よいしょ、っと」椅子を引いて腰掛け、背もたれには寄りかからず背中を曲げる。
薊奏:「しつれいします」椅子に行儀良く腰掛ける
リゼス:「状況か。……私も最低限の連絡を受けてはいるが。〝ゴーストライダー〟だと?」
GM:手元のタブレットを操作。会議室のモニターに、市内の地図と交通事故現場の写真、いくつかのポインター…先ほど、天王寺マリエが眼にしたものと同じものが投影される。
天王寺 マリエ:楽器ケースをがしゃりと降ろし、椅子に立てかけてから腰掛ける。
速水やどり:「はい。……こちらも、リゼスさんの……敢えてこう言いますが、身内が被害に遭ったということは伺いました」
リゼス:「……ああ。全く以て業腹だ」
リゼス:双眸が共に、閉じる寸前まで引き絞られる。
速水やどり:「皆さんにお願いしたいのは、対象の特定と"対処"……可能であるならば捕獲。それが適わないのならば、殲滅」
速水やどり:「実際に被害が出ている以上、放置するわけにはいきません」
薊奏:「……ゴースト、ライダー……」
天王寺 マリエ:「平和の為」と、支部長の安眠のため。「なんとかしてみせちゃいますとも」
リゼス:「聞いたことが? ……そういえば、子供達の間で広まっていた噂だったな」呟きを耳ざとく聞きつける
リゼス:「数日前には、私の庭に集まる子供はみんな知っている様子だった。となれば噂が始まったのはもう少し前か……」
薊奏:「いえ。ゴーストライダーは……聞いたことはないです」
リゼス:「……?」怪訝な顔をする。
薊奏:「すこし、思い出してしまって……知り合いのことを」
速水やどり:「……えぇ。奏さん、あなたを指名したのは、まさしく」
速水やどり:「その"知り合い"のことを、教えてもらいたいからです。……こちらを」
GM:タブレットの画面をタップ。表示が切り替わり、映し出されるのは、画素の荒い写真。監視カメラから切り出した、どこかへ走り去る大型二輪車の姿。
薊奏:「……」
GM:それは、キミも乗せられたことのあるモノに、とてもよく似ていて。
薊奏:「これは」
速水やどり:「……先日、交通事故で死亡したチルドレン。"ウィンドライダー"貴家真奈美」
速水やどり:「彼女が所有していた車両によく似ていて、そして」
速水やどり:「事故を起こしたその車両。"ウィンドライダー"の遺体。UGNで保管していたそれらの行方が、不明です」
リゼス:「……そうか。辛かったね」目を伏せ、それだけを言う。
薊奏:「……はい。」
薊奏:「まちがいない……と思います」
薊奏:「もうすこし詳しく見ないとわかりませんが……」
薊奏:「あのひとのバイクに、よくにています」
速水やどり:「……そう、ですか。えぇ、まずはそれを伺いたかった。……詳細の確認にも、ご協力をお願いします」
GM:薄く隈の浮いた目を、何かを堪えるように細めて。
薊奏:「はい。もしそうだとしたら……止めないと」
速水やどり:「奏さん。……リゼスさん。天王寺さん」
GM:年下のチルドレンと、年上の女性ふたり。呼ぶ声には、僅かな間があって。
速水やどり:「改めて、もう一度。……どうか、よろしくお願いします」
天王寺 マリエ:「ん、お姉さん達にどーんと任せなさい」優しい声音で、支部長に。
リゼス:「心得たよ。……早く終わらせるとしよう」
薊奏:「任務、りょうかいです」
リゼス:「……改めて二人とも。今回はチームだ、よろしく頼む」
リゼス:「君達二人を足したより長く生きている。何かあれば寄りかかってくれて構わない」
薊奏:「そうなのですか?よろしくおねがいします」
リゼス:「……違うな。より正しく言うならば、〝寄りかかって欲しい〟か……だから」
天王寺 マリエ:「こっちだって正規エージェント! ……だけど、頼れるところは頼らせてもらいますね」
リゼス:「……UGNが選んだ君達二人の力量を信用すると、前提を起きつつも」
リゼス:「私はね。あんまり子供達に、辛い思いをして欲しくない」
リゼス:「……それだけだ。さあ、行こうか」
GM:シーンエンド
GM:ロイス設定、そして購入もここからOKで!
リゼス:ロイスは少し保留! 購入は……UGNボディアーマーでも狙っておこう
リゼス:1dx+1>=12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 3[3]+1 → 4 → 失敗
リゼス:購入失敗、以上!
薊奏:ではリゼスさんにロイスを 信頼○/食傷で
薊奏:購入はボデーアーマー
薊奏:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 5[1,5] → 5
薊奏:以上!
天王寺 マリエ:リゼスさん/〇連帯感/不信感 で取得で
天王寺 マリエ:購入はシューターズジャケット
天王寺 マリエ:1dx+1>=13
DoubleCross : (1R10+1[10]>=13) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル
天王寺 マリエ:ばくはつしました。いじょうです。
GM:ミドル前に、今回のリサーチ項目!プライズポイント方式で、サブトピックありです。
GM:■メイントピック
GM:--------------------------------------------------------------
GM:使用技能:<情報:UGN、噂話、裏社会>、<知識:レネゲイド>
GM:目標値 :9(最大達成値30)
GM:プライズ:0/8
GM:シーン数:0/6
GM:--------------------------------------------------------------
GM:■サブトピック:"ウィンドライダー"貴家真奈美
GM:--------------------------------------------------------------
GM:使用技能:<情報:UGN、噂話>
GM:目標値 :9
GM:プライズ:0/2
GM:--------------------------------------------------------------
GM:では進めてまいりましょう!
ミドル2
GM:■ミドル2
GM:シーンプレイヤー:リゼス・マリア・ロッテン
GM:登場可能
リゼス:登場侵蝕 リゼス・マリア・ロッテンの侵蝕率を7上昇(侵蝕率:54->61)
天王寺 マリエ:天王寺 マリエの侵蝕率を+5(1D10->5)した(侵蝕率:45->50)
薊奏:薊奏の侵蝕率を8上昇(侵蝕率:45->53)
GM:まずは各位、メインとサブどちらを調べるか宣言の上、判定から!
リゼス:固定値的にメインで行く!
薊奏:キャラ的にサブ行っとこうかな
リゼス:1dx+4>=9 メイン、情報:裏社会
DoubleCross : (1R10+4[10]>=9) → 4[4]+4 → 8 → 失敗
リゼス:財産は……使えるかしら……!
GM:いけます!
GM:が、他のPCの出目を観てからでもOK!
リゼス:ならそうしよう!
薊奏:2dx+1 情報:UGNで
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 7[4,7]+1 → 8
薊奏:ざ、財産を……
天王寺 マリエ:コネ:UGN幹部使って情報:UGNでメイントピック。
天王寺 マリエ:3dx+1>=9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 10[2,6,10]+6[6]+1 → 17 → 成功
リゼス:優秀!
天王寺 マリエ:これはアタシが3点財産入れる流れね!
GM:ワオ!
薊奏:こちらも財産2点使用してサブも抜いてしまおう
天王寺 マリエ:財産8→5で達成値20まで!
GM:は、ではメインのPPが3、サブが2!サブは全抜き、メインは2まで!(次の情報はPP4)
GM:DPは各PC3点です。
リゼス:ありがたや……
GM:また、サブトピックでPPを得たため、次シーンで一時的な財産点(TP)が付与されます。
薊奏:ヤッター!
GM:PC共有で10点。リサーチ、買い物等にお使いください。なおシーン終了時にこの財産点は消えてなくなります。(次々シーンへの持ち越し不可)
GM:■メイントピック
GM:プライズポイント2
GM:"ゴーストライダー"が使用していた二輪車の特定が完了。貴家真奈美のもので間違いはない。
GM:事故で酷く損壊していたはずだが、ほぼ損傷のない状態となっているようだ。
GM:また、"ゴーストライダー"自体の姿も不明瞭ながら、貴家真奈美の愛用していたライダースジャケットであることが分かる。
GM:─ただし、顔はフルフェイスヘルメットで隠されている。
GM:■サブトピック:"ウィンドライダー"貴家真奈美
GM:UGNチルドレン、享年18歳、女性。シンドロームはモルフェウス/ハヌマーン。
GM:風を纏った拳での白兵戦と、そして趣味としての二輪車運転を得意としていた。
GM:幼少時は年の離れた妹分のチルドレンとペアで運用されていたが、そのチルドレンは数年前に死亡。
GM:以後、事故死するまで、年下のチルドレンたちを見守り続けながら戦っていた。
GM:─N市UGN、第9支部。
GM:場所自体は先ほどと変わらず会議室……なのだが、様子は聊か変化している。
GM:まず、キミたちを呼び集めた支部長、速水やどりは─。
速水やどり:『──えぇ。だいじょうぶ、だいじょうぶですとも。このくらい、なんとも──』
GM:そう、強がっていたのだが。キミたちの受諾に安心して気が緩んだのか、ゆっくりと船を漕ぎ始めて。
GM:結局、部下が迎えに来て、仮眠室へと連れて行かれた。
GM:─そして。
春日雪:「──はい、というわけで」
春日雪:「ここからは、わたしが皆さんをお手伝いしますね?」
GM:支部長を連れていった、当の部下本人が。こうしてキミたちの前に戻ってきている。
春日雪:「では、改めまして。副支部長、”リトル・ミストレス"春日雪です。よろしくお願いします」
薊奏:「よろしくおねがいします」
リゼス:「よろしく、春日副支部長──支部長は大丈夫かい。普段の彼女のことは知らないが、様子がおかしく思えたな」
天王寺 マリエ:「雪ちゃん副支部長の力があれば百人力! よろしくね!」
GM:そう言ってふわりと微笑みながら、キミたちの前に、甘い香りを立ち上らせる紅茶をサーブしてゆく。
春日雪:「……はい。支部長……やどりちゃんには、少し休んでもらっています。寝不足、ですね」
薊奏:「やはり支部長ともなればたいへんなのですね……」
天王寺 マリエ:「眠れるうちに寝かせてあげてね。安眠妨害の元はアタシ達がきっちり片付けとくから」
春日雪:「そう、ですね。やどりちゃんは特に……ふふ」
GM:友人を案じる声は、けれど、どこか楽しそうでもあって。
リゼス:「……寝かせてやりたい相手はひとりではないがな」
リゼス:「いや、まだ確定ではないのか。……だが、状況証拠が証拠だ」
春日雪:「……ええ。では、まず……そう、ですね」
薊奏:「真奈美さんは」コトリとティーカップを置く
春日雪:「……お願いします、奏さん」
薊奏:「……そうですね、なにから言えばいいのかわかりませんが」
薊奏:「わたしたちのような、チルドレンのことを大事にしてくれていたようです」
薊奏:「むかし、ペアのチルドレンをなくした、とのことで」
春日雪:「18歳。……幼いチルドレンを大事にしていたのは、自分がベテランだった、ということだけが理由ではなく」
春日雪:「そういうこと、なのでしょうね。きっと」
薊奏:「はい。それから……」現場の資料写真を見る
薊奏:「このバイクと、ジャケット……」
天王寺 マリエ:「やっぱり、覚えがある?」
薊奏:「少なくとも、みためは本人のものです」
薊奏:「事故でなくなったので、実物はこわれてしまったはずですが……」
春日雪:「真奈美さん……"ウィンドライダー"が発症したシンドロームは、ハヌマーンとモルフェウス」
春日雪:「戦いの場では、主にフォワードを担当しておられたようですが。こと、特定の分野の器用さにおいて、モルフェウスシンドローム発症者は群を抜きます」
リゼス:「〝仮に〟本人であるとするなら、生前の形を繕う程度は──と?」
春日雪:「十二分にあり得るかと。……これも、リゼスさんの仰る「状況証拠」のひとつでしょうね」
リゼス:「…………」苦い顔で紅茶を啜り、頷く。
リゼス:「……春日副支部長、言い難いことを聞いてすまないが……」ティーカップを手に、空中に留めたまま「貴家真奈美の遺体の……損壊状況は?」
春日雪:「……エンバーマー。修復士の手配が必要だったそうです」
天王寺 マリエ:うへえ、という表情。
リゼス:「そうか。……むごいな」
春日雪:「"こちら側"の検死報告書も、取り寄せるよう手配をしています。詳細はそちらを確認することになりますが─」
薊奏:「……」言葉の意味はよくわからないが、良くないことなのだろうと言うことは伝わる
リゼス:「……私が聞きたいのは、ね」
リゼス:「その遺体が貴家真奈美その人である──と特定できたかどうか、だ」
リゼス:「もし、そうなのだとしたら……」
リゼス:ヴェールの下、視線が薊 奏へと向けられて、
リゼス:「酷なものを見せることになるかも知れない。そうだろう」
春日雪:「……ええ。そして、そうなった場合、おそらくは─」
春日雪:「……奏さん。薊、奏さん。あなたは」
春日雪:「大切な人に傷つけられて、大切な人を傷つけることに。絶えられますか」
薊奏:「……」
GM:視線は、子供が年下の少女に向けるものではなく。UGNの幹部が、チルドレンに向けるそれで。
薊奏:「……もんだいない、です。もし本当に真奈美さんだったなら」
薊奏:「ぜったいに止めてあげなければいけないので」
薊奏:「それに」
薊奏:「わたしを傷つけるのは、ちょっとむずかしいと思います」
薊奏:「"サンクチュアリ"はだてではないので」
天王寺 マリエ:「……ふふふ、おっけー。心意気、バッチリ受け取ったから。奏ちゃんの意志を尊重しましょう」
リゼス:「強いな。……強い子だ、随分と」
リゼス:「余計な気を回したかも知れんな。……許し給えよ、日頃の癖だ」
リゼス:「ゴーストライダーが何者であろうが、元よりするべきことは一つであったな」
リゼス:「守ることだ」
薊奏:「はい」
リゼス:「……その任にはどうやら、薊 奏。君ほどに相応しいものはいないらしい」
リゼス:「フフ……少し、妬けるな」
天王寺 マリエ:「ねー。アタシにできることは、ブチ抜くことだけだから」
薊奏:「きたいに応えられるようがんばります」
GM:シーンエンド
GM:ロイス設定と購入!TP(一時的財産点)の付与は次シーンなので、ここではまだ!
薊奏:ロイスはまだ保留にしとこうかな 購入はボディアーマー
天王寺 マリエ:奏ちゃん/〇尊敬/嫉妬 でロイス取得。
薊奏:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 10[10,10]+3[1,3] → 13 → 成功
薊奏:やったぜ装備
リゼス:薊奏 ○尊敬/不安 でロイス取得
リゼス:やっぱりボデマ狙いで目標12
リゼス:2dx+1>=12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 7[6,7]+1 → 8 → 失敗
リゼス:以上!
天王寺 マリエ:購入はシューターズジャケット狙いで
天王寺 マリエ:1dx+1>=13
DoubleCross : (1R10+1[10]>=13) → 10[10]+5[5]+1 → 16 → 成功
天王寺 マリエ:成功した! 装備して以上で。
ミドル3
GM:■ミドル3
GM:シーンプレイヤー:天王寺マリエ
GM:登場可能
GM:
薊奏:薊奏の侵蝕率を6上昇(侵蝕率:53->59)
天王寺 マリエ:天王寺 マリエの侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:50->53)
リゼス:登場侵蝕 リゼス・マリア・ロッテンの侵蝕率を1上昇(侵蝕率:61->62)
GM:
GM:では引き続きリサーチ、メインの進行度は3/8!
GM:このシーン、全PC共有で10点の一時的財産点があります。リサーチに使うもよし、余れば購入に使うもよし。
薊奏:とりあえずUGNで振ります!
薊奏:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[6,8]+1 → 9
リゼス:変わらず情報裏社会!
リゼス:2dx+4>=9
DoubleCross : (2R10+4[10]>=9) → 7[6,7]+4 → 11 → 成功
天王寺 マリエ:メインをアタックして行きましょう、コネ:UGN幹部使って情報:UGNで!
天王寺 マリエ:3dx+1>=9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 9[3,8,9]+1 → 10 → 成功
GM:最大はリゼスさんの11、ここに財産点を乗せられますが、どうしますか!
リゼス:humu
GM:ゆっくりいくなら止めておくのもアリです。
リゼス:ここで使うと6になって、次のシーンでは10出せばOKになると
薊奏:思い切って9点乗せるのもアリといえばアリというわけね
リゼス:次のシーンで10出すのは、固定値4の財産3あるからダイス二つでどっちかが3出ればいけるラインなので
リゼス:侵蝕抑えるなら使う……?
リゼス:10点で奏ちゃんに高級防具買うのは難しいかな
薊奏:クリスタルシールドが25点なので
薊奏:なかなか厳し目ではありますね
天王寺 マリエ:高級防具に届かせるにはあまりにも社会性が心もとないパーティ……
リゼス:じゃあよければ9点いただいて20にしてしまいましょう
天王寺 マリエ:よいです!
薊奏:やっちまいましょうか
GM:ヤー、ではTP(一時的財産点)は残り1!(これもシーン終わりの購入に使えます)
GM:
GM:プライズポイント4
GM:貴家真奈美の検視報告書を入手。遺体は本人に間違いないと確認された。
GM:直接の死因は出血性ショック。オーヴァードに備わった治癒力では、通常はあり得ない死因である。
GM:しかし、その治癒力にも限界はある。無理な再生─《リザレクト》を繰り返せばその限界は容易に訪れ、生物として死ぬことになる。
GM:─貴家真奈美の死は、そんな、人として当たり前の死であった。
GM:
GM:プライズポイント6
GM:稀にではあるが、死体の中でレネゲイドだけが活動し続ける、という事例もある。
GM:人の記憶に根差した黄泉還りではなく、ただ生物として蘇生し、動く死体として活動を再開する。
GM:そのような場合、レネゲイドの宿主は、生存に適した最も強い欲望─衝動を喚起され、ジャーム化する場合が殆どであるという。
GM:※"ゴーストライダー"はDロイス:屍人を所持しています。
GM:
GM:─N市UGN第9支部、会議室。
GM:ここに届けられた資料を一読した副支部長は、ほんの僅かな間考え込むと。
春日雪:「……リゼスさん。こちらを」
GM:そう言って、リゼス・マリア・ロッテンに、受け取ったばかりの資料を手渡す。その、内容は。
GM:─貴家真奈美が死亡した事故は、居眠り運転で対向車線にはみ出してきた自動車を避けた結果、後続の大型車と正面衝突したものであること。
GM:─遺体は強い衝撃を受けており、おそらくはそれが原因で、再生力の限界を超えたであろうこと。
GM:─そして。おそらくはそれでも尚、レネゲイドがもたらす活力と、それに喚起される衝動が、彼女を生きる屍と化しているであろうこと。
GM:それらが、淡々と記されていた。
リゼス:(……これをそのまま伝えるのは……酷、だな)
GM:あなたに、一任します。副支部長の紅い瞳は、そう言っているように見える。
リゼス:資料に目を通し、細く長く、溜息をつく。目にした訳でもない事故現場の風景が、記憶の中の〝類似するもの〟の形を借りて想起される。
リゼス:オーヴァードの肉体とは言え、十数トンの質量に押し潰されたならば。
リゼス:……強力な爆薬や対物ライフルで、体を〝いくつか〟に分割されたオーヴァードを、今までに何回か見たことがある。
リゼス:共通項は──即死だけはしなかったことだ。
リゼス:(……生き延びようと、したのだろうな)
リゼス:(平時なら美徳とされる執念が──あだとなったか)
リゼス:「……二人とも。少しこの資料は、言い回しが小難しいね」
リゼス:「あまり字も丁寧とは言えない。……まぁ私は、こういう字にも慣れているから良いのだが」
リゼス:「どうも、此処に書いている内容に寄れば──」深呼吸を一度挟み、「UGNに運ばれた遺体は間違い無く、貴家真奈美のものだったようだ」
リゼス:「私達オーヴァードは」
リゼス:「とても無理が利く……が、不死身ではない。もう一度、そのことだけはしっかりと思いだして、胸に刻んで欲しい。……いいね?」
天王寺 マリエ:「……うん」伝え方から、何かしらを悟る。
薊奏:「……」わずかに目を閉じ、頷く「はい」
春日雪:「……ええ。リザレクト、と呼ばれる効果は、私たちの命を繋いでくれますが……」
春日雪:「それは、無限では、ありません」
リゼス:「フフ。……聞き分けの無い子もそれはそれで可愛いが、素直な子も好きだよ」
リゼス:「それでね、ああ──春日副支部長の言う通りだ。貴家真奈美はリザレクト限界を踏み越えてしまい、絶命した」
リゼス:「……だが。その事実を踏まえ、誰かが搬出した訳でも無いのに遺体が消えたというなら。解析班の見解はこうだ」
リゼス:「〝貴家真奈美の遺体は死後に活動を再開した〟──君達二人も、そういう事例の心当たりはあるかね」
天王寺 マリエ:「教導の中身で一応は。数は少ないって聞いてるけど……今回は引いちゃったワケだ」
薊奏:「……マンガ、とかのお話ではないのですよね」
リゼス:「ああ、現実の前提で考えて欲しい」
リゼス:「……チルドレンの教育課程で、近い事例を聞いたことはないか?」
薊奏:「はい。まれにそういうこともあると」
春日雪:「では……そういった存在は、何と呼ばれるか」
春日雪:「マリエさん。覚えておられますか」
天王寺 マリエ:「はーい」まるで、チルドレンとして指導されていた時のような感覚だ。
天王寺 マリエ:「"屍人"(リヴィングデッド)。……ぞっとしない分類名だけどね」
リゼス:「……それも、極めて厄介なタイプだ」
リゼス:「一個の人格として生還したのではなく、ただ生きることを……延命のみを目的としてレネゲイドが作用している」
リゼス:「こういう場合──レネゲイド限界を超えたのだろうという推測も合わせて」
リゼス:「おそらく……ジャーム化しているだろう」
薊奏:「……そう、ですか」
春日雪:「……ええ。これまでの状況、情報、そして推測を以って」
薊奏:「それならば」「……ねむらせてあげなきゃいけないですね」
春日雪:「"ウィンドライダー"貴家真奈美を、今後"ゴーストライダー"と呼称。保護、ではなく」
GM:はい、と。少女の言葉に、小さく、副支部長は頷いて。
春日雪:「捕獲・殲滅を優先し、対抗策を健闘します。……みなさんには、引き続き」
春日雪:「実動を担っていただくことになります。……よろしいですか」
薊奏:「りょうかいです」
天王寺 マリエ:「……奏ちゃんに迷いがないなら、アタシが迷う理由はもっと無いよ。りょーかい、副支部長」
リゼス:「……若い子は、凄いな」
リゼス:しみじみと、噛み締めるようにゆっくりと呟く。
薊奏:「……とはいえ、わたしは防御しかできませんので」
薊奏:「じっさいはお二人におまかせすることになりますが……」
天王寺 マリエ:「任せて! 一緒に……"ゴーストライダー"を止めよう。ね」
薊奏:「あらためておねがいします」
リゼス:「……ぶれない子だ」
リゼス:「揺らがないことは良いことだ。生存率に直結する。……だが」
リゼス:「私は君の鉄壁が少しだけ心配だ、薊 奏」
薊奏:「?……はい。ごしんぱいありがとうございます」
GM:まるで、少しだけよそよそしい母娘のような会話を。赤い瞳が、微笑ましく見守っていて─。
GM:シーンエンド
GM:引き続いてロイス・購入可!
GM:なお購入は次シーンがラストの見込みです。
リゼス:ロイスは一度保留して……とりあえず購入は
薊奏:天王寺さんにロイスとっとこうかな 信頼○/劣等感 で!
薊奏:クリスタルシールドを狙っていく
天王寺 マリエ:ロイスは 春日雪/〇感服/憤懣 で。これで満杯。
薊奏:2x>=25
薊奏:2dx>=25
DoubleCross : (2R10[10]>=25) → 9[5,9] → 9 → 失敗
リゼス:ボルトアクションライフル 目標15を狙おう
リゼス:2dx+1>=15
DoubleCross : (2R10+1[10]>=15) → 8[1,8]+1 → 9 → 失敗
リゼス:以上!
天王寺 マリエ:ジュラルミンシールド狙いで。
天王寺 マリエ:1dx+1>=12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 7[7]+1 → 8 → 失敗
薊奏:以上!
天王寺 マリエ:んー、リゼスさんが次の情報なんとかしてくれそうだし、共有財産1点と個人財産3点で購入!
天王寺 マリエ:奏ちゃん、第九支部に伝わる宝具よ! 受け取って!
薊奏:やった!いただきます!
GM:ほ、宝具!!
天王寺 マリエ:以上!
GM:イエッサ!
ミドル4
GM:■ミドル4
GM:シーンプレイヤー:薊奏
GM:登場可能
薊奏:薊奏の侵蝕率を5上昇(侵蝕率:59->64)
天王寺 マリエ:天王寺 マリエの侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:53->56)
リゼス:登場侵蝕 リゼス・マリア・ロッテンの侵蝕率を6上昇(侵蝕率:62->68)
GM:それでは、おそらくこれがラストのリサーチ!PPは6/8となっております。
リゼス:情報:裏社会で挑むぜ
リゼス:2dx+4>=9
DoubleCross : (2R10+4[10]>=9) → 10[3,10]+7[7]+4 → 21 → 成功
薊奏:情報UGN
薊奏:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[7,8,10]+5[5]+1 → 16
リゼス:ここで
GM:きみたちすごいな。
薊奏:回るぅ
天王寺 マリエ:コネ:UGN幹部使って情報:UGN。
天王寺 マリエ:3dx+1>=9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 10[2,6,10]+5[5]+1 → 16 → 成功
GM:天王寺さんまで。
GM:ではDPが2点!そして先ほどのシーンで達成値20が出たので、累計は7点となると思います。
GM:プライズポイント8
GM:貴家真奈美の衝動は「恐怖」である。
GM:喪うことへの恐怖。守り切れないことへの恐怖。自分がこのまま死ぬことへの、恐怖。
GM:辛うじて自我を保ち、衝動に抗い─恐怖を感じる前に守るべき対象を殺してしまえばいい、という歪んだ思考を押し込めていたとしても。
GM:貴家真奈美の─"ゴーストライダー"の意思は、既にジャームのそれであろう。
GM:─そうしてキミたちは、一旦第九支部を辞し。翌日再集合、そして準備が整い次第作戦開始、となった。
GM:3人が支部を出る間際。副支部長から、リゼス・マリア・ロッテンへと─
春日雪:─リゼスさんと縁がある子供たち。あの子たちが怪我だけで済んだのは、真奈美さんの「最後の抵抗」でしょう。
春日雪:─おそらく、次に同じ状況になったなら。彼女は躊躇なく─。
GM:そんな話が、あったりもしたのだが。─ともあれ。
GM:─N市某所、某小学校。放課後。
GM:あの日と同じ場所、同じの時刻。しかし、そこで待っていたのは、二輪車に跨る彼女ではなく。
リゼス:「やぁ。……賑やかな場所だ。喧騒が心地良い」弔いの場に似合いのヴェールを、顔の前に垂らした女。
薊奏:「おつかれさまです」
天王寺 マリエ:「やっほ、奏ちゃん。……こっちは準備も覚悟も済ませて来たよ」大きな楽器ケースを担いだ女。
薊奏:「……はい。では、行きましょう」
薊奏:「ここでは、その……」
薊奏:「めだちますので」
リゼス:「ああ。……だが、先に一つだけ伝えさせてもらおう」
リゼス:「〝ゴーストライダー〟は先日、子供達を襲撃した。……かろうじて命こそは奪わなかったが」
リゼス:「解析班はこれを、〝理性による最後の抵抗〟と考えている」
リゼス:「……次は無いだろう、と」
薊奏:「……そうですか」
リゼス:周囲を見渡す。幾つかは視線も集まっているのかも知れない。子供達の顔を眺めて、
リゼス:「薊 奏。……君は驚くほどに強い。迷いなく正しいことを出来る子だ」
リゼス:「今、私の視界に映っている何十人、もしかしたら百人を越えているかも知れない子供達──」
リゼス:「同じ学校に通っていれば、いい面も悪い面も見るだろう。気が合う子も合わない子も、どうしても出るだろう」
リゼス:「その全てを君は、一時も迷わずに〝守る〟と言えるのか。……少し、それが知りたくなってな」
薊奏:「……守ります。守りたいです」
薊奏:「それが任務で……わたしのやりたいことですので」
リゼス:「それは、なぜ」
リゼス:重ねて問う。
リゼス:「私には君が分からない」
リゼス:「率直に言えば、君に敬意を抱いている。私が君と同じ歳の頃、私の関心事は〝たまごっち〟だった。……知っているかい?」
薊奏:「たまごっち……テレビでCMを見たことありますが」
リゼス:「……現役なのか……少し驚いたぞ、それは」
リゼス:「こほん」
リゼス:咳払い
リゼス:「……それは良いんだ。私はね、君が歳の割りにあまりに達観していて、迷いの無いことに、そう……」
リゼス:「怯えている、と言えば良いのかな」
リゼス:「怖がっている……と、もっと平易な表現を使うのもいいだろう」
薊奏:「それは、その……なんというか、しんがい、というのでしょうか」
薊奏:「なぜ。なぜと言われるとこまってしまいます」
リゼス:「すまないね。歳を取って変に知恵をつけると、分からないことが怖くなるのだよ」
薊奏:「わたしにとってはあたりまえというか……」
薊奏:「きっと、春日さんや速水支部長も同じなのではないのでしょうか」
薊奏:「マリエさんもそうだったのでは?」
天王寺 マリエ:「……リゼスさん、物事をむつかしく考えるねぇ」
天王寺 マリエ:「守れる力があるから、そうする。チルドレンとしての教育を受けてなくたって、そのくらいするよ」
天王寺 マリエ:「……まぁ、それこそやどりちゃん支部長とか雪ちゃん副支部長とか、奏ちゃんは若いのに覚悟キマってんな~とは思うけど」
天王寺 マリエ:「手が届くんなら、伸ばしたくなるさ。好きな人はなおさら。嫌いな奴でも、まぁついでくらいにはね」
天王寺 マリエ:「……どう? そんなに分かんないかな?」
リゼス:「分からないな、私には。……誰でも、どんな相手でも守りたい、それがやりたいことだと断言できるのは」
リゼス:「その為に痛みや苦しみの中へ、子供が望んで踏み込んで行くというのは……」
リゼス:「……本当にたったそれだけの理由で、こんなにも揺るがずに居られるのだとしたら」
リゼス:「きっと君達が新しい人間で、私は古い人間なのだろう」
リゼス:「私はオーヴァードで、力を持っている。だから非オーヴァードを守る〝義務がある〟」
リゼス:「私は子供が好きだ。だから子供を〝守りたい〟」
リゼス:「……そうだな。私自身が俗な性質だから、そういう分かり易い形を求めるのかも知れないな」
天王寺 マリエ:「新しいとか古いとかはわかんないけど、リゼスさんが良い人だってのは分かるよ。……子供がこういうことしてるのが、多分おかしいのもね」
天王寺 マリエ:「私だって、聖人ってワケじゃないしね……まぁでも」
天王寺 マリエ:「今、伸ばさなきゃいけない手があるのは事実ってコトで、ね。うん。その為の準備と覚悟ですよ」
薊奏:「すくなくとも。今回は、わたしは引くつもりはありませんので」
リゼス:「ああ」
リゼス:「……そうだな。現実は動き続けている。対応しなければならない」
リゼス:(怖いな。……分からないということは、本当に)
リゼス:努めて穏やかな口ぶりを保ちながら、腹の底では、
リゼス:(不特定の多数を守ることそのものを、自分の願望として、命を賭けられる子供か)
リゼス:(……戦いが続く世界とは、こういう子供を産んでしまうのか)
リゼス:凍り付くような寒気を覚えていて──喉からそれが迫り上がるのを無理に押さえ込み、唾を飲んだ。
GM:─そのように語らいながら、歩くこと数分。学校から少しはなれた、目立たない路地。
GM:そこに停車していた、白いバンの後部座席ドアがゆっくりと開いて。
速水やどり:「……お待ち、していました。えぇ、準備は整っています」
速水やどり:「日が落ちたら、作戦開始です。……準備は、よろしいですね?」
天王寺 マリエ:「いつでもおっけーおっけー。アタシはやれるよ、支部長」
GM:昨日に比べれば、顔色はよく。疲労の色はゼロではないけれど、それを押し隠す仮面は、いつも通りで。
薊奏:「だいじょうぶです」
リゼス:「いつでも構わない。いつでも戦える」
速水やどり:「……では」
GM:三者それぞれの応えに、どこか案じるような色が混じる短い返答を返してから。
速水やどり:「行きましょう。……我らは日常の盾。えぇ、ですから」
速水やどり:「みなさん。必ず、還ってくるように。……これは、支部長としての、最優先命令です」
リゼス:「安心してくれ。そればかりは自身がある……私にはこの世の楽しみが多いからな」
天王寺 マリエ:「了解も大了解。絶対帰ってくるし、皆ももちろん、ね」
薊奏:「りょうかいです。」頷く
GM:シーンエンド
GM:購入&ロイス、購入はここがラスト!
リゼス:天王寺 マリエ ○信頼/世代ギャップ でロイス取得
薊奏:ラストロイスは保留かな
天王寺 マリエ:ロイスは満杯!
薊奏:一応クリスタルシールドを狙ってみる
薊奏:3dx>=25
DoubleCross : (3R10[10]>=25) → 8[1,7,8] → 8 → 失敗
薊奏:ぜんぜんだめ。以上
リゼス:もういちどボルトアクションライフル目標15に挑戦
リゼス:2dx+1>=15
DoubleCross : (2R10+1[10]>=15) → 7[5,7]+1 → 8 → 失敗
リゼス:以上!
天王寺 マリエ:じゃあボルトアクションライフル挑戦で。
天王寺 マリエ:1dx+1>=15
DoubleCross : (1R10+1[10]>=15) → 10[10]+6[6]+1 → 17 → 成功
GM:!?
天王寺 マリエ:変えてしまったのでリゼスさんにトス。
天王寺 マリエ:なんか今日はお買い物上手だな天王寺ィ!(初回ばくはつしたけど)
リゼス:なんて優秀なエージェント……ありがたくいただきます
リゼス:貰って装備して以上!
GM:ヤー!
クライマックス
GM:■クライマックス
GM:全員登場
リゼス:登場侵蝕 リゼス・マリア・ロッテンの侵蝕率を9上昇(侵蝕率:68->77)
天王寺 マリエ:天王寺 マリエの侵蝕率を+8(1D10->8)した(侵蝕率:56->64)
薊奏:薊奏の侵蝕率を9上昇(侵蝕率:64->73)
GM:第9支部が立案した作戦は、言葉にしてしまえば単純だった。
GM:逃げる"ゴーストライダー"を追っても追いつけない。であるなら、逃げた先で更に追い立て、狩場に追い詰めればいい。
GM:かくして、夏の夜。キミたちは─。
GM:─市内某所、高速道路上、ジャンクション近くの封鎖ポイント
速水やどり:─機動力に長けたエージェント、チルドレン、イリーガル。動員したみなさんが、"ゴーストライダー"を高速道路に誘導します。
速水やどり:─目標が現れたら、封鎖ポイントを通過する前に。射程に入り次第……。
速水やどり:─天王寺さん。あなたの腕を、頼らせていただきます。
GM:そんな指示の下。キミは─キミたちは、目標を待ち構えている。
GM:待機時間は、そう長くはなかった。緩いカーブの向こう、複数のエンジン音と、闇夜を割くレーザービーム。
GM:姿を見せたのは、一台のバイクを先頭に、そこからやや間を空けて奔る車両の集団。後者は、招集に応じたオーヴァードたちであり。そして。
GM:先頭、キミたちに向けて真っすぐ突っ込んでくるような二輪車は、間違いなく─。
薊奏:「……」深呼吸。路上で待ち受ける。
薊奏:「……行きます」魔眼を展開。
薊奏:魔眼が鉄の盾となり、壁を形成する
薊奏:バイクの進行方向を限定するように、バリケードのように
薊奏:「……あとは、おねがいします!」
天王寺 マリエ:「すーっ……はーっ……ふふっ、おっけーおっけー……!」集中しているのか……あるいは、陶酔しているのか? 呼吸は深く。笑みさえ湛えて。
天王寺 マリエ:目は爛々と─夜間狙撃に対応するためのエンジェルハィロゥ能力の行使と、興奮で─輝いている。
"ゴーストライダー":─傷ひとつないバイクと、同じく奇妙に真新しく見えるライダースーツとヘルメット。
"ゴーストライダー":コースを限定されたそれは、キミたちが想定した通りのラインへと流れ込んで─。
天王寺 マリエ:勝負は一瞬。鉄壁を迂回し、出てくる瞬間を待つ。呼吸が止まる。笑みが消える。スコープの中に、標的が映る─
天王寺 マリエ:トリガー。
天王寺 マリエ:だがん!! と、馬鹿みたいに大きな音を響かせて、真紅の狙撃銃が弾丸を放つ。
天王寺 マリエ:吐き出された弾丸は、過たず運転手に吸い込まれ。
天王寺 マリエ:人が、吹っ飛ぶ。
"ゴーストライダー":『……ッ!?』
"ゴーストライダー":着弾の直前。咄嗟にウィリーした前輪が、盾代わりに弾丸を受け止めて。けれど、バイクを破壊して尚、エネルギーの大半は操手に叩き込まれ。
"ゴーストライダー":クズ鉄の塊のような車体と、操手の体が。火花と肉片を散らしながら、道路上を跳ねて。
"ゴーストライダー":キミたちの眼前、およそ10mほどの距離で、止まる。
リゼス:「〝交通事故〟だな、これは……」
薊奏:「……」警戒。鉄の壁を魔眼に戻し、自身の周囲に
"ゴーストライダー":『……ひどい、なあ。まさしく死体に鞭打つってやつだよ』
天王寺 マリエ:「やっぱまだ動くか」狙撃銃を継続して構えながら。
"ゴーストライダー":愛車と同じく、ボロボロになったスーツとヘルメット。もはや頭部を守る役に立たない後者を、乱雑に脱いで棄てる。
"ゴーストライダー":その、下にあったのは。
"ゴーストライダー":土色の肌。ひび割れた唇。抉れたように、中身の失せた眼窩。
薊奏:「……っ」
"ゴーストライダー":紛れもない、貴家真奈美であったものの死体が。
"ゴーストライダー":『ねえ、そうでしょ。奏ちゃんに─UGNのひとたち』
"ゴーストライダー":酸素を取り入れるためではなく、声帯を震わせるために機能する呼吸器を使い、言葉をはっする。
リゼス:「UGNの提案ではない。私の提案だとも」一歩、前に進み出る。
天王寺 マリエ:「死人に口なし、ってやつは……知らないみたいだね、その感じだと」
GM:キミたち3人と1体の周囲を、光が、騒音が、多種多様な車両が流れ去ってゆく。
リゼス:「薊 奏の耐久力を知っているならば進路を変えるだろう。誘導通りに進路を変えたなら、天王寺 マリエなら撃ち抜くだろう」
リゼス:「私が提案し、私は見ていた」
リゼス:「屍たるお前を更に損壊せんと企てたのは私だ、UGNに恨みなど吐くものではない」
"ゴーストライダー":『……そうだね。それに、あれだ。薄々分かっちゃいたけれど』
"ゴーストライダー":片方だけ残った、濁った眼球が少女を─薊奏を見据えて。
薊奏:「……!」わかってはいても、体がこわばる
"ゴーストライダー":『奏ちゃんを見ても、ああ、このまま走(や)っちゃえばいんだ、って思っちゃったんだ』
"ゴーストライダー":『そんな私は、もう駄目なんだろうね。だから、あなたたちが来た』
薊奏:「……はい。私は真奈美さんと約束しました」
薊奏:「……『あんぜんうんてん』」
薊奏:「なので、これ以上はゆるしておけません」
"ゴーストライダー":『そっか。……ごめんね。もう、奏ちゃんを乗せてはあげられない』
"ゴーストライダー":『誰かと一緒じゃ、いつか止まらなきゃならない。……止まらずに走り続けていられたなら、私は』
"ゴーストライダー":『何も、怖くなんてないんだから…!』
"ゴーストライダー":レネゲイドがオーヴァードに耐える衝動、それを強く喚起する何かが、キミたちへと叩きつけられる。
GM:衝動判定、意志判定で目標値9!ですが!
GM:Eロイス《原初の恐怖》を使用。上昇するのは、2d10の代わりに「1d+PCの「衝動」の侵蝕数値」になります。
リゼス:ほほう
リゼス:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 10[1,5,8,10,10]+9[6,9]+1 → 20 → 成功
薊奏:思い出の一品使用!
リゼス:77+1d10+18 衝動殺戮
DoubleCross : (77+1D10+18) → 77+5[5]+18 → 100
薊奏:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 6[2,3,6]+1 → 7
薊奏:げ
天王寺 マリエ:3dx>=9 意志
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 6[1,3,6] → 6 → 失敗
GM:奏ちゃん…!?
薊奏:73+1d10+16
DoubleCross : (73+1D10+16) → 73+8[8]+16 → 97
天王寺 マリエ:64+1d10+16 衝動:破壊
DoubleCross : (64+1D10+16) → 64+1[1]+16 → 81
リゼス:なにっ
薊奏:何のための思い出の一品かよ
GM:タイタス昇華してもいいのよ…というのはまあ、リアクションの時に決めてもらっても大丈夫なので!
リゼス:「哀れだな、オーヴァードのなれの果ては」
リゼス:「……なんの為に戦っていたのか。そんなことさえ忘れ去る」
リゼス:スーツケースを開き、ゆっくりと、路上にしゃがみ込んだ。
GM:ラウンド進行に移ります!
GM:■ラウンド1
GM:まずセットアップの前に、各PCが7点持っているDP使用の有無について。
GM:1点につき、侵蝕を3上げることができます。使用は任意。
天王寺 マリエ:DP6点消費。18点の侵蝕を上昇させて、81→99!
リゼス:使わない!
薊奏:使用しません!
GM:ヤー!
GM:エンゲージ説明!
GM:[PC] 10m ["ゴーストライダー"]
GM:こうなっております。
GM:改めてセットアップ!
"ゴーストライダー":エネミー側はありません。
天王寺 マリエ:なし!
薊奏:なし!
リゼス:コンボ、《マインドトリガー》。オートアクションでウェポンケース使用、暴走剣装備+《極限暴走》適用によるオート《背徳の理》
リゼス:シーン中、ウロボロスのエフェクトを用いた判定のダイス+12
リゼス:リゼス・マリア・ロッテンの侵蝕率を3上昇(侵蝕率:100->103)
GM:演出あればどうぞ!
リゼス:今はいいかな!
GM:は!では!
GM:イニシアチブ順に処理!割り込みなければ"ゴーストライダー"から!
リゼス:無いぜ!
天王寺 マリエ:無し! 今後も無し!
薊奏:ないですねー
GM:ヤー!
"ゴーストライダー":マイナー:《ヴィークルモーフィング/エアロドライブ》
"ゴーストライダー":モーフィングバイクⅡを作成し搭乗、素手のデータを変更
"ゴーストライダー":メジャー:《コンセントレイト:ハヌマーン/電光石火/さらなる波/獅子奮迅/一閃/カスタマイズ》+《砂の加護/砂塵霊》
"ゴーストライダー":全力移動、素手による攻撃、攻撃力:+35、対象:範囲、HPを5点消費し1d10点失う
"ゴーストライダー":判定!
"ゴーストライダー":16dx7+2
DoubleCross : (16R10+2[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,2,3,6,6,6,7,8,9,10,10]+10[4,5,6,7,10]+10[8,10]+10[2,9]+3[3]+2 → 45
"ゴーストライダー":でかい。
天王寺 マリエ:暴走リア不!!
リゼス:暴走リア不!
薊奏:ゴーストライダーのロイスを取得・タイタス昇華でバステ解除します
GM:了解、奏ちゃんのみリアクション可に!
薊奏:一応《崩れずの群れ》を使用してリゼスさんをカバー
薊奏:侵蝕97→99
薊奏:で、
薊奏:歪みの体+グラビティガード+イージスの盾でガードします
GM:了解、実ガード値はダメージロール後に算出でお願いします。
"ゴーストライダー":まずはダメージ!
"ゴーストライダー":5d10+35
DoubleCross : (5D10+35) → 24[4,9,7,1,3]+35 → 59
"ゴーストライダー":ちょっと下振れ、装甲ガード有効で59点!
薊奏:59-8-4d10-8-6 ボディアーマーとジュラルミンシールドも乗せて
DoubleCross : (59-8-4D10-8-6) → 59-8-19[4,6,2,7]-8-6 → 18
薊奏:《デモンズウェブ》
薊奏:18-4d10
DoubleCross : (18-4D10) → 18-27[5,4,8,10] → -9
薊奏:あと《暗黒螺旋》もドーゾ
GM:グワーッ!
"ゴーストライダー":しかしそのダメージには、屍人が適用される。
薊奏:侵蝕99→102→104→107
"ゴーストライダー":20-2d10
DoubleCross : (20-2D10) → 20-9[5,4] → 11
"ゴーストライダー":11点!そして消費が5点、失うHPが
"ゴーストライダー":1d10
DoubleCross : (1D10) → 4
"ゴーストライダー":合計20点のHPロス!
薊奏:デモンズウェブは2倍後のダメージなので9ダメージ
GM:イエス。では演出!
"ゴーストライダー":残骸と化した愛車、そのハンドルを握る。道路に舞う砂塵が風に運ばれ、操手と二輪車にまとわりつく。
"ゴーストライダー":それらを"錬成"し、一時のみ……走り続ける間のみ再現される、完璧な状態の愛車と、五体満足の少女。
"ゴーストライダー":風を纏ったソレが、キミたちへと向けて瞬時に加速、轢殺せんと猛烈にスピンしながら突撃!
薊奏:「さがってください!」魔眼を正面に展開
薊奏:魔眼を鉄の盾に、壁にしてバイクの進路を塞ぐ!
"ゴーストライダー":限定された進路、巻き込めても多くて二人と見るや、そちらにハンドルを切る!
天王寺 マリエ:「っち、しゃーなし!」リザレクト限界まではまだ僅かな余裕がある……受けて撥ねられ、宙を舞う。
薊奏:「……っ!」
リゼス:「一人救った」
リゼス:「その事実だけ見ていろ、薊 奏」
リゼス:無傷。
リゼス:悠々と武器を構え、呼吸を整えながらに言う。
薊奏:猛烈なタイヤスピンに盾を弾き飛ばされながらも、耐える
薊奏:「はい。この力は……人を守るために」
薊奏:鉄の盾が砕ける。だが、砕けた破片はそのまま鉄の矢となり
薊奏:"ゴーストライダー"のバイクを貫く!
"ゴーストライダー":『ッ、あ……!』
"ゴーストライダー":勢いを殺され、キミたちの眼前でバイクは速度を落とす。けれど、呻き声は痛みのためでなく、その証拠に。
"ゴーストライダー":身体にも顔にも、傷ひとつなく。けれど、微かに漂う腐臭は紛れもなく、屍のソレで─。
GM:天王寺さんの手番、の前にリザ侵蝕かな。
天王寺 マリエ:ですね。すいません。さっきので死んだのでリザレクト!
天王寺 マリエ:天王寺 マリエの侵蝕率を+7(1D10->7)した(侵蝕率:99->106)
GM:では100を超えて、改めて天王寺さん!
天王寺 マリエ:あい!
天王寺 マリエ:マイナー!
天王寺 マリエ:《イオノクラフト》Lv2+《ポルターガイスト》Lv2
天王寺 マリエ:飛行状態で戦闘移動。このエンゲージから離脱、5m先まで移動。
天王寺 マリエ:「レッドテンペスト」を破壊。エピックの効果で破壊を無効化。シーン中攻撃力+31。
天王寺 マリエ:メジャー!
天王寺 マリエ:▼真紅の炎(レッド・フレイム)=「レッドテンペスト」+《C:エンジェルハィロゥ》Lv4+《天からの眼》Lv4
天王寺 マリエ:妨害等なければ命中判定!
GM:割り込みなし、ドーゾ!
天王寺 マリエ:(4+8)dx7 命中
DoubleCross : (12R10[7]) → 10[1,1,1,3,3,7,7,7,7,8,8,10]+10[3,4,5,5,8,9,10]+10[2,5,8]+2[2] → 32
"ゴーストライダー":リアクションは《イベイジョン》、固定値は14!命中!
天王寺 マリエ:ではダメージ!
天王寺 マリエ:4d10+31+31 ダメージ
DoubleCross : (4D10+31+31) → 22[2,10,3,7]+31+31 → 84
GM:ぎゃー!?
天王寺 マリエ:装甲有効!
"ゴーストライダー":屍人で軽減!
"ゴーストライダー":84-2d10
DoubleCross : (84-2D10) → 84-9[6,3] → 75
"ゴーストライダー":75点通って……戦闘不能!
"ゴーストライダー":《魂の錬成》で復活!
GM:演出どうぞ!(こっちの復活とかは攻撃後に)
天王寺 マリエ:押忍! その前に忘れそうなので、マイナーで侵蝕+5、メジャーで侵蝕+4で115まで!
GM:ヤー!
天王寺 マリエ:撥ね飛ばされた勢いのまま転がる。……立ち上がり、電磁反発で飛ぶようなステップで距離を取る。愛銃を活かせる間合いまで。
天王寺 マリエ:「……あの子の代わりに、ブチ抜いて……アンタを止めたげる! このアタシが!!」馬鹿みたいに大きくて、馬鹿みたいに真っ赤な狙撃銃を構える。
天王寺 マリエ:装填。照準。トリガー。
天王寺 マリエ:だ がんっ だがんっ! だがんっ!!
天王寺 マリエ:夜を切り裂くような、三点射の爆音。
天王寺 マリエ:それら全てが、屍人の急所に向けて突き刺さる。
"ゴーストライダー":心臓も、呼吸器も、神経に走る電気信号も、既に止まっている。しかし、動いている以上。
"ゴーストライダー":壊せば、止まる。胸部、腹腔、頭部。それらが、着弾点から抉れるように爆散する。
"ゴーストライダー":─しかし。
"ゴーストライダー":『─まだ、よ。まだ、私は』
"ゴーストライダー":『どこに辿り着いても、いないんだから……!』
"ゴーストライダー":下顎だけが残り、だらりと垂れた腐りかけた舌が蠢いて。くぐもった声を発すると同時。頭部が、逆回しのように再生…否、再構成される。
"ゴーストライダー":─それが、限界なのか。胸に空いた大穴は、そのままで。
天王寺 マリエ:「……もう止まんなきゃなんないってこと、わかっててもわかりきれないなら……いいよ。アタシの他にも、アンタに教える人はいる」
GM:ではイニシアチブ順、なのですが!割り込み!
"ゴーストライダー":《加速する刻》、追加行動1回。
"ゴーストライダー":更に割り込みはないはずなので、メインプロセスへ!
"ゴーストライダー":マイナー:なし
"ゴーストライダー":メジャー:《コンセントレイト:ハヌマーン/電光石火/さらなる波/カスタマイズ/ギガノトランス》
"ゴーストライダー":素手による攻撃、攻撃力:+23、対象:シーン、HPを5点消費し1d10点失う
"ゴーストライダー":割り込みは…ありますか!
リゼス:《原初の黒:時の棺》
リゼス:潰します
リゼス:リゼス・マリア・ロッテンの侵蝕率を12上昇(侵蝕率:103->115)
"ゴーストライダー":OK、さらなる割り込みはなし!
"ゴーストライダー":風が吹く。砂塵が集う。
"ゴーストライダー":貴家真奈美の、ハヌマーンシンドローム発症者としての最大出力。自壊すら厭わぬ、全身を風の刃と化した一閃。
"ゴーストライダー":その予備動作であることを、キミは、キミたちは知っている。放たれてしまえば、止める術などないことも、だ。
リゼス:「聞いていたか」
リゼス:暴風の間を縫う、凜と透き通った、だが静かな語り口。
リゼス:「この力は人を守る為に、だそうだ」
リゼス:言葉と砂塵に紛れ、女の影が路上を這い伸びる、
リゼス:しゅるしゅると蛇のようにのたうちながら、ゴーストライダーの足下まで──
リゼス:いいや、車体の下まで。
"ゴーストライダー":『……そうだよ。私も、そうしたかった。でも─』
"ゴーストライダー":『オーヴァードにだって、出来ないことはある。大人なら、百も承知でしょう、そんなこと…!』
"ゴーストライダー":せまる影でなく、キミを見据えながら。言葉と共に、風が─。
リゼス:「その在り方は正しいが……それだけでは歪なのだよ」
リゼス:「誰かを守りたいという義務感を、己の願望と一緒にしてしまうような……」
リゼス:言葉を遮るように。
リゼス:影が〝手を伸ばした〟。
リゼス:ゴーストライダーの車体の下に潜り込んだ影が、
リゼス:屍を、その終の棲家たる棺の上から引きずり落とし、大地に縫い止める。
リゼス:「──ジャーム」
リゼス:「お前は、何がしたくて生きていた」
"ゴーストライダー":喉から絞り出される音は、苦痛ではなく驚愕によるもの。操手がハンドルを離した車体は、機能を失った鉄塊に戻る。
"ゴーストライダー":それでも、まだだとばかりにハンドルに手を伸ばし─。
リゼス:「……その影の意味が伝わらなかったかな。私は──」
GM:行動値順、奏ちゃんの手番となりますが…
薊奏:待機します。
GM:は、では…
GM:リゼスさんの手番!
リゼス:ヤー
リゼス:接敵してるからマイナーは無しで、メジャー
リゼス:コンボ、《跪け》。《巨人の斧》+《コンセントレイト:ウロボロス》 対象はゴーストライダー
リゼス:15dx7-1 命中判定
DoubleCross : (15R10-1[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7,9]+10[1,4,4,7]+10[9]+10[8]+10[9]+5[5]-1 → 54
リゼス:おっ
"ゴーストライダー":ドッジは固定値14、ヒット!
リゼス:6d10+33 装甲有効
DoubleCross : (6D10+33) → 45[7,8,10,7,4,9]+33 → 78
"ゴーストライダー":屍人で軽減!
"ゴーストライダー":78-2d10
DoubleCross : (78-2D10) → 78-18[8,10] → 60
"ゴーストライダー":めっちゃ減らした。
"ゴーストライダー":が、60点通って…耐えられない!
"ゴーストライダー":復活もない!
"ゴーストライダー":戦闘不能!
GM:(演出どうぞ!)
リゼス:ゆったりと、歩く。
リゼス:俊敏な身のこなし、というものは、得意ではないのだ。
リゼス:己が得物、奇剣『挽首』──ステイト・オブ・グレイス時代から奮う、鋸刃の剣を振りかざし、
リゼス:「──I said kneel.(跪けと言ったのだ)」
リゼス:〝ジャーム〟の肩口に、刃を食い込ませた。
リゼス:ぎぃ
リゼス:ぎぃ
リゼス:ぎぃっ ぎぃっ ぎぃっ
リゼス:俊敏な身のこなしは得意ではない。だから
リゼス:着実に一度ずつ、鋸刃を前後させていく。
"ゴーストライダー":『ぁ、あ……!』
"ゴーストライダー":解体されてゆく。ヒトの身体であったものが、バラバラになっていく。
リゼス:「こうなってしまったことは……仕方がない。それでもな」
"ゴーストライダー":地面に落ちた部位は、ヴェールが捲れるように偽装が解けて。元の、腐り、肉が落ち、所々で骨を晒すパーツに戻る。
リゼス:「私の庭の子供達を傷つけたこと、私は酷く腹を立てているし」
リゼス:「……後身の育て方にも、言いたいことはある」
リゼス:ぎいぃ ぎいぃ ぎいぃ
リゼス:影の手に束縛された獲物の身体を。関節部から効率良く、手際良く、
リゼス:解体を進めながら──その言葉はまるで平時のように、ゆったりと発せられる。
"ゴーストライダー":『……私は、何も、できなかった』
リゼス:「何を、しようとした?」
"ゴーストライダー":分割されてゆく己の身体を、遠い場所にあるモノのように、混濁した片目で見下ろして。
"ゴーストライダー":『「なくさない」。なにも、なくさない。……何かが、したかったんじゃない。ただ、それだけで。……ああ、でも』
"ゴーストライダー":『私は、怖かった。何かをなくす自分が、怖かったんだ』
リゼス:「なくさない……それはね、高貴な義務なのだよ」
リゼス:「義務に身を捧げた君は正しかった。その畏れさえは私と同じ……歳を取って臆病になった人間のものだ」
"ゴーストライダー":─そうして。もう何も映していないであろう瞳を。己の身体でも、己を刻む鋸剣でもなく。
リゼス:「だがね」
リゼス:首に、鋸刃を宛がう。
GM:─瞳の向かう先は。感情を表に出さない、ひとりの少女。
GM:『……うん。私は、間違えた。だから』
GM:『─大人になれなかった、私の代わりに。どうか』
GM:ひび割れた唇が、言葉を紡ごうと、微かに震えるように動いて。
リゼス:「……大人はね、義務感だけで生きられるほど強くはない」
リゼス:「生死の境に己を救うものは、己のしたいこと、ほしいもの、すきなこと、すきなひと」
リゼス:「きっと一言で言うなら……願い、なのだろう」
リゼス:ぎぃっ
リゼス:食い込ませて、
リゼス:力を込めて、
リゼス:ぎいっ。
"ゴーストライダー":零れる血は既になく。渇き、けれど柔らかさを失わない肉の、奇妙な手応えを遺して。
"ゴーストライダー":刻む刃が、屍の首を─。
リゼス:「……〝願わくは〟」
リゼス:「どうか、安らかに」
薊奏:「……おやすみなさい」
薊奏:少しだけ顔を伏せて、別れを告げる。
GM:戦闘終了、シーンエンド
GM:バックトラック!
GM:まずはEロイスがひとつ、《原初の恐怖》。
リゼス:最後のメジャーでの侵蝕分が6だから115+6で121……Eロイス振っておこう
GM:この分で1d減らすかどうか決めた後、DPによる1点/侵蝕1の現象(選択制)、その後に通常のバックトラックとなりますd
天王寺 マリエ:侵蝕115から、Eロイス振ります。
リゼス:121-1d10 Eロイス分
DoubleCross : (121-1D10) → 121-10[10] → 111
天王寺 マリエ:115-1d10
DoubleCross : (115-1D10) → 115-1[1] → 114
薊奏:Eロイス分は……やめておこう!
リゼス:111-5d10 ここで素振り
DoubleCross : (111-5D10) → 111-44[10,10,6,8,10] → 67
リゼス:こんな出目あるか?
薊奏:スゴ……
GM:上振れするところ間違えてない?
天王寺 マリエ:DP1点を引き下げに使用。114→113。
薊奏:素振りでダイス5コ
薊奏:107-5d10
DoubleCross : (107-5D10) → 107-29[9,5,10,1,4] → 78
天王寺 マリエ:で、残ロイス6本から等倍振り。
天王寺 マリエ:113-6d10
DoubleCross : (113-6D10) → 113-26[1,1,8,5,3,8] → 87
天王寺 マリエ:うんうん、5点で帰還。
GM:は、では…!
リゼス:4点帰還!
GM:経験点は15点+侵蝕、ここにEロイス1点、Eロイス1点を加えて
薊奏:侵蝕5点で計22点!
GM:しおさん:22点 ハシブトガラスさん:21点 紅井寿甘さん:22点 GM:22点
GM:以上となります!
リゼス:21!
薊奏:ゴッツアンデス
天王寺 マリエ:いただきます。
リゼス:ごっつぁん
エンディング
GM:■エンディング
GM:─市内某所。
GM:UGNが運営に関与するそこは、厳密な意味で、名前通りの機能を持つ場所ではない。
GM:現に、貴家真奈美の─解体された─遺体は、研究のため冷凍保存され、おそらく今後、ここに納められることはない。
GM:それでも、この場所は必要とされている。何故なら。
GM:弔いとは、死者の安寧のためだけにされるものではなく─。
薊奏:手を合わせ、花を捧げる。
薊奏:「(おつかれさまでした、真奈美さん)」
GM:名だけが刻まれた墓石は、もちろん、言葉を返さない。ただ、キミが供えた花が、風に揺れる。
薊奏:「(……リゼスさんに、なぜ守るのかと聞かれました)」
薊奏:「(わたしは守る力をもっているので、守ることがあたりまえだと思っていましたが)」
薊奏:「(……おとなというのは、思ったよりむずかしいのですね)」
薊奏:「(任務だけでなく、本当に守りたいものが)」
薊奏:「(わたしにも、できるのでしょうか)」
薊奏:「(それまでは、まだまだ子供だということですね)」
リゼス:目を閉じ、暫し祈っていた。手を合わせてはいない──信仰と文化の差異だ。
リゼス:「……私は、彼女がどのような人間であったかを知らないが」
リゼス:「貴家 真奈美とは、どんなひとだったのかな」
薊奏:「やさしいひと、でした」立ち上がる
リゼス:「なのだろうね」
リゼス:「だから今もこうして、子供に好かれている」
リゼス:「……………………」
リゼス:少しの間口を閉じて、ただ、その場所に立っていた。
リゼス:墓所に吹き抜ける風に、顔を覆うヴェールを揺らして。
リゼス:向こう側に隠れた顔は、穏やかさの中にまだ少し困惑を残している。
リゼス:「……薊 奏」
薊奏:「はい」
リゼス:「君は……その」
リゼス:「私と話すのは、迷惑に思っていたりするのか……?」
薊奏:「?……めいわく、ですか?」
薊奏:「いえ、そういうわけでは……気にしていただいてるのはわかります」
薊奏:不思議そうな顔で返す。
リゼス:「そうか。……いや、君の言葉はあまりに端的でな」
リゼス:「多くの言葉を交わすのになれていると、その……戸惑うのだよ」
薊奏:「はあ」
リゼス:「そら、それだ」苦笑いしながら肩を竦め、
リゼス:「まあいいさ、無理に話せとは言うまいよ。得手不得手はどうしてもあるものだ」
リゼス:「……が、それはそれとして。少し聞きたいことはあるが、構わないかな」
薊奏:「はい。大丈夫です」「……じょうずに伝えられるかわかりませんが」
リゼス:「簡単な問い、だと思う。……例えばなのだが」
リゼス:「家に帰ったら何をして過ごしたい、と考えてはいるか?」
薊奏:「……そうですね……」
薊奏:やらなければいけないことはたくさんある。
薊奏:任務の報告や、学校の宿題など……
薊奏:「とりあえず……」「これから何をしたいかかんがえたいと思います」
薊奏:「きっと、おとなになるために必要なので」
リゼス:「そうか。……なら、いい教師を知っている」
リゼス:「夕飯に何を食べたいかと聞けば、ハンバーグやカレーや、オムライスや肉じゃが……とにかくなんでも即答し」
薊奏:「せんせい、ですか?」
リゼス:「家に帰ったら何をしたいと聞けば、ゲーム、マンガ、テレビを見る、絵を描く、バットを持って素振り」
リゼス:「将来の夢はと聞けば、医者に教員、漫画家、花屋にパティシエ、警察、消防、アイドル……ここ数年は動画配信者なんて選択も増えたな」
リゼス:「君と同世代の子供達だ」
薊奏:「……なるほど」
薊奏:「それは、たしかに……参考になります」
リゼス:「君は揺らがず、迷わず、強く、正しい。彼らは日によって言うことも変わるし、傍目には愚かとも思えるような言動を平気でするが」
リゼス:「だが、やりたいことならば無数に出て来る。きっと君の良い友達として、君としたいことを幾らでも見つけてくるだろう」
リゼス:「遊びに来なさい、暇な時でいい。遊びというのが難しければ、社会勉強という名目でも構わないから」
薊奏:「はい。ありがとうございます」
薊奏:「リゼスさんは、子供が好きなのですね」
リゼス:「ああ。彼らが楽しそうにしているのを見ると、私も楽しいのだよ」
リゼス:「彼らの為に、スーパーマーケットで菓子を選んだり、本屋に立ち寄ってマンガや小説を買いあさったり」
リゼス:「それがね、とても楽しくて、だから私はこの日常を愛している」
天王寺 マリエ:「……ん、お話、一区切りかな?」正規エージェントとして、墓所に出入りする人員の記録などをしていて、遅れた影が一つ。
天王寺 マリエ:持ってきた花を手向け、しゃがみこんでから手を合わせ、目をつむってしばし祈り。
天王寺 マリエ:「……これでよしっ」立ち上がる。
天王寺 マリエ:「これにて事件解決、お疲れさまでしたーってところで……皆さんには第九の流儀に従ってもらおうかな」ふっふっふ、と勿体つけて。
リゼス:「ああ、天王寺さん。……いやすまない、つい話し込んで──と言おうか、一方的に話してしまったが」
リゼス:「第九の流儀……というと。そちらの支部では何か、特異な風習があるのかね」
天王寺 マリエ:「あぁ、いーのいーの。……というか、ありがとうね。大切に思ってくれて、UGN(ウチ)の子を」
薊奏:「りゅうぎ……?」
天王寺 マリエ:「皆さんにこれから……お茶会に参加してもらいます」ずびし、と天に指を掲げて。
薊奏:「おちゃかい」
リゼス:「おちゃかい」
天王寺 マリエ:「……そうは言っても、かたっ苦しいのは無し無し。やどりちゃん支部長と雪ちゃん副支部長が、お茶するのスキだからね」
天王寺 マリエ:「任務の報告ってテイで、お菓子食べてお茶飲むだけ。……特段用事が無いなら、出てきてほしいな」
薊奏:「なるほど……ではおじゃましてもよいですか」
薊奏:「支部長や春日さんにもお話をききたいと思っていました」
リゼス:「楽しそうだ……もちろんお招きに預かるとしよう」
リゼス:「どうせならば、日の当たるところが良いな」
リゼス:「夜に暗躍することの多い仕事だ。楽しみの時ぐらいは太陽の下にいたいものだ」
天王寺 マリエ:「ほう……そんな場所に心当たりが?」
リゼス:「私の家の、私の庭さ」
リゼス:「……もっとも、少々〝お客さん〟が」
リゼス:「大勢にはなってしまうがね」
薊奏:「それは、たのしそうですね」
天王寺 マリエ:「二人に連絡しとこっか。お客さんたくさんで、って」にーっと笑う。
GM:─かくして、夏の一夜は終わり。華やかで、けれど暑くて、賑やかで。
GM:いつもと違う「お茶会」で、少女たちが語らったのは─。
GM:シーンエンド
GM:以上にて全日程終了としたく!
GM:ありがとうございました!
薊奏:おつかれさまでした!
リゼス:お疲れ様でした!
天王寺 マリエ:お疲れさまでしたー!!