命の価値(GM:しんごろ)
メイン 見学
キャラクターシート(スプレッドシート方式)
PC1:天月朝日 PL:缶詰
PC2:椋良・N・シュテルンビルト PL:里村邦彦
PC4:生駒・八・二四 PL:嗣子
目次
プリプレイ
GM:■自己紹介
GM:まずはPC1、天月くん!お願いします。
天月朝日:はーい
天月朝日:「名前は、天月朝日。……趣味?その質問の答え、必要か?」
天月朝日:天月・朝日(アマツキ・アサヒ)、14歳の学生さんの男子です。
天月朝日:父は不明、幼い頃は母に面倒を見てもらうシングルマザーの家庭でしたが、その母親も死去。
天月朝日:それ以来、毎月どこからか振り込まれる生活費を元手に一人暮らしをしてます。
天月朝日:一人でもしっかりしなければならない、と思って子供っぽい部分は意図的に封印、自分を大人として振る舞っています。
天月朝日:ただし生来の性格としては直情的な方で、落ち着いた態度を心がけてもとっさの時に素が出てきます。
天月朝日:自分を不幸、とは思っていませんが、上記の経験から奪われたり失ったりすることに対しては敏感。
天月朝日:そうしようとする相手には取り繕うまでもなく、本来の性格が出ます。
天月朝日:そんな感じの普通の男子。今回はPC1を拝命するんだとか。
天月朝日:頑張っていきます。よろしくおねがいします。
GM:そうよ、PC1なのよ…!そんな天月くんのハンドアウトはこちら。
GM:PC1:天月朝日(ナビゲーター:セラピア・パルマコン)
GM:ダーザイン:【シュネルギア からの 威圧】
GM:キミはシュネルギアのギアドライバーに選ばれ、瑞穂基地へ向かった。
GM:その途中、キミは天使兵が街を破壊するのを目撃する。
GM:それを阻止すべく現れたシュネルギアが倒されると、中から出てきた少女がキミの前で倒れ伏す。
GM:目の前には天使兵。キミはシュネルギアに乗るしかなかった。
GM:というわけで、割ととんでもない状況からのスタートです。ガンバッテネ!
天月朝日:クソッ!何だよこの状況…!
天月朝日:やりますよ!……やればいいんでしょう!
天月朝日:ガンバリマス。
GM:ヤー!頼んだぜ…!では続いて!
GM:PC2、シュテルンビルトさん!どうぞ!
椋良=N=シュテルンビルト:はい。
椋良=N=シュテルンビルト:統一帝国軍親衛隊、兵器開発局、第十三実験部隊所属。椋良・N・シュテルンビルト中尉です。15歳。年長組!
椋良=N=シュテルンビルト:統一帝国(ドイツ系)クォーターなので銀髪碧眼。ロングの三編み。天才です。クラスはシンガー/ギアドライバー。
椋良=N=シュテルンビルト:エンドレスサマーの追加ルールで、リュンマ・サカモト少尉のナビゲーターとしてPC化しています。
椋良=N=シュテルンビルト:リュンマさんとの仲は、まあ、おいおい。なんとかなるでしょう。なんといっても天才ですので!
椋良=N=シュテルンビルト:データの扱い的にはふつうのギアドライバーと変わりませんので、その感じでお願いします。
椋良=N=シュテルンビルト:シンガーは割と万能型なんですが、今回指揮官、管制官不在ということで、立ち位置は支援寄りですね。
椋良=N=シュテルンビルト:搭乗機は、シュネルギア・レープハフト・プロトティープ。右腕がまるまる変なユニットに置き換わった露骨な試作機です。
椋良=N=シュテルンビルト:で、ですね。
椋良=N=シュテルンビルト:二分ほどお時間いただきます。こちらを御覧ください。
GM:!?
GM:理解しました。
椋良=N=シュテルンビルト:はい。ということで、よろしくお願いしますね!
GM:では、くららさんのハンドアウトはこちら!
GM:PC2:椋良・N・シュテルンビルト(ドライバー:リュンマ・サカモト)
GM:ダーザイン:【エリザ からの 友情】
GM:今度配属されるギアドライバーには、色々な噂が立っている。
GM:先輩ギアドライバーであるキミとしても、気にならないと言えば嘘になる。
GM:そんな折、キミは友人であるエリザ・タチバナから相談を受ける。
GM:基地で機械化兵として働く、彼女の兄のことだった。
GM:先輩枠です。導いてあげてくださいね。
椋良=N=シュテルンビルト:はい。お任せあれ。なんといっても天才ですからね!
GM:イエー天才!続いて!
GM:PC3、生駒さん!どうぞ!
生駒・八・二四:「生駒・八・二四です。航空白兵戦対応型第八世代ホムンクルス、生駒シリーズの24機目。生産数が多めなのは、実績と信頼が故でしょうか」
生駒・八・二四:いこま・はち・にじゅうよん、になるのでしょうか。製造からは一年と少しほど。外見年齢は13歳。
生駒・八・二四:ヤシマ空軍にて建造された完全機械化兵、生駒シリーズの後期型にあたります。
生駒・八・二四:まあこの生駒シリーズというのが、大分無駄とかバカなと好評をいただくコンセプトがあったりしましたが、今はさておきまして。
生駒・八・二四:わたしの成績が良かったためか、瑞穂基地…G3に出向中でございます。シュネルギア、という新兵器を作っている所だそうです。
生駒・八・二四:ヤシマ空軍から統一帝国軍に。軍装とか全部一新させられました。補給が面倒とのことで。
生駒・八・二四:流石にフライングユニットは、航空白兵戦なんていうのに対応してる機材がわたししかないので、持ち込みですけど。
生駒・八・二四:とまれ、開発中の概念機の、さらに実験機を運用する、ということですから。
生駒・八・二四:引用するなら、コンサートホールの警備員か、ステージの段差として、このわたしがいるというわけですね。
生駒・八・二四:しかもさらに新人までくるとか。訓練一切したことない。
生駒・八・二四:すごいなあ、瑞穂基地は。
生駒・八・二四:データ的にはホムンクルス/サムライ。
生駒・八・二四:技能とかからしても、早めに動いて敵に張り付く、というのがコンセプトでございます。
生駒・八・二四:あーお客様、おひねりは遠くからお投げください。というやつですね。知りませんけど。
GM:ヤー!では生駒さんのハンドアウトはこちら!
GM:PC3:生駒・八・ニ四
GM:ダーザイン:【ハンス からの 信頼】
GM:キミは瑞穂基地に所属しており、ハンス・タチバナは君の仲間だった。
GM:人懐っこい男で、大きな図体で子供のように笑う、仲間うちでもムードメーカーのような存在だった。
GM:だから、その男が死んだと聞かされた時。
GM:キミは─キミの仲間たちは、それが事実だと信じることができなかった。
GM:というわけで、仲間が死にます。どうやら13歳くらいの妹がいたようで、似た背格好の生駒ちゃんやギアドライバーたちを気にかけていたとかいないとか…?
生駒・八・二四:ハンスさんが死ぬとは……ニアミスしまくりどころかそれ推奨なわたしの方が絶対死ぬと思ったのですが…
生駒・八・二四:なるほど。お気遣い頂けるのは大変ありがたいことでございます。色々手間や手続きが減りますので…
生駒・八・二四:今はいらっしゃらないのでした。
GM:そういうとこだぞ。
GM:さて、それでは……。
GM:■今回予告

GM:※画像提供:里村さん
オープニング1「転校生のウワサ」
GM:シーンプレイヤー:椋良・N・シュテルンビルト
GM:登場:不可
GM:登場のアガペー上昇(2d6)をお願いします。
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのアガペーを2d6(→ 4)増加 (565 → 569)
GM:1999年、7月1日。キミたちは久方ぶりの休暇を利用して、甘味処「瑞穂亭」に来ていた。
GM:それぞれが注文を終え、品が来るのを待つ段となった時。キミのパートナーであり後輩である少女は、こう切り出した。
リュンマ:「くららさん、聞きました?瑞穂中学に転入生……新しいドライバーが来るそうです!」
リュンマ:「つまり……ついに自分にも!後輩が!」
椋良=N=シュテルンビルト:「ええ。よかったですね、リュンマさん」
椋良=N=シュテルンビルト:「ああ。ええ、っていうのは、もちろん聞いてますよ、ってことですよ」
椋良=N=シュテルンビルト:天才ですから。
リュンマ:「ほほう。じゃあくららさんは、その転校生のウワサとかって聞いてますか?」
リュンマ:「基礎訓練で優秀な成績を叩き出した凄腕で、まるで殺し屋みたいな人だとか、全身キズだらけの歴戦の傭兵だとか!」
椋良=N=シュテルンビルト:「うーん」
リュンマ:いったいどこから仕入れたウワサなのか、とんでもない話を楽しそうに。
椋良=N=シュテルンビルト:「いいえ。なーんにも聞いてません。これがどういうことかわかりますか、リュンマさん?」
リュンマ:「うーん……?……はッ、まさか!」
リュンマ:「新人ギアドライバーを装った……合衆国のスパイ!?」
椋良=N=シュテルンビルト:「3てーん」
リュンマ:「そんなー」
椋良=N=シュテルンビルト:器用に箸袋で作った蛇腹ばねをリュンマのおでこに命中させる。
椋良=N=シュテルンビルト:「この天才である私が何も聞いてないということはですね」
椋良=N=シュテルンビルト:「つまり、なーんにもないということです!」
リュンマ:「言い切りましたね!?」 テーブルに落ちた紙バネを、つんつんとつつきながら。
椋良=N=シュテルンビルト:「言い切りますとも。前歴なし。ズバリ、素人さんですね。間違いない」
リュンマ:「むむ。でもそれってつまり、指導のしがいがあるってことですね!先輩として!」
リュンマ:「先輩と!して!」
椋良=N=シュテルンビルト:「ええ。もちろん!」
椋良=N=シュテルンビルト:「まあ正直、いま稼働状態にあるのが私たちの五番機だけっていうのは、心もとなすぎますからねー」
リュンマ:「……そう、ですね。セラピア先輩のところは……」
椋良=N=シュテルンビルト:「ええ」
リュンマ:ふと一瞬、昏い声色を漏らして。けれど。
椋良=N=シュテルンビルト:「そうでなくても、このあいだの会戦で天使化から洗浄作業中と、ヤシマの予約枠だけしかないっていうのは…」
リュンマ:「……いえ、いえいえ。大丈夫ですとも!自分とくららさん、そして期待の新人くん!」
リュンマ:「力を合わせれば、きっとなんだってできます!」
椋良=N=シュテルンビルト:「ふふん。わかってるじゃないですか。もちろんですよリュンマさん!」
椋良=N=シュテルンビルト:「休暇届け出しても市街どころか町会内外出禁止にだったとしても!」
椋良=N=シュテルンビルト:「天才とその相棒の宿命だと受け入れて英気を養いましょう。ということであんみつですよ」
リュンマ:はい、と応じる相棒に合わせるように。
エリザ:「はあい、お待たせしました、リュンマちゃん、くららさん!こちら、瑞穂亭特製あんみつ大盛りです!」
エリザ:瑞穂亭の看板娘のひとり、アルバイトのエリザ・タチバナ。年は13、リュンマと同い年。
エリザ:キミの、キミたちの顔馴染みだ。
椋良=N=シュテルンビルト:「Wunderbar! いつ見ても絶妙なハーモニーですね!」
リュンマ:「うふふー……あんこ、白玉、そして果物……人工甘味料では出せないこの甘味……」
リュンマ:「このために配給チケットを2週間コツコツ貯めたかいがありました!」
椋良=N=シュテルンビルト:「カロリー計算ばっちりしてあげた私の功績も忘れないように。それではいただきまー…」
リュンマ:「まー」 リュンマもまた、合掌してスプーンに手をつけたところで。
エリザ:「…………」
エリザ:エリザが、じっ……と。決して悪しざまではないけれど、キミたちを見ている。
椋良=N=シュテルンビルト:「…エリザさんもひとくち食べますか?」真顔。
エリザ:「あ、いえいえ。まかないでそれはもう体重を気にしなくちゃいけないほど……」
エリザ:そう、朗らかに冗談を返してから。
エリザ:「えっと、ですね。……ハンスお兄ちゃん、元気にしてますか?先週からずっと基地だから、どうしてるかなって少し心配で……」
エリザ:ハンス、というのは彼女の兄、ハンス・タチバナのこと。キミの耳にも、飛行隊のムードメーカーである青年の名は聞こえていることだろう。
椋良=N=シュテルンビルト:「ええ。この間も、セラピアがお世話になったばかりです」
椋良=N=シュテルンビルト:「きょうあしたは基地に詰めている予定だったと思いますけど、どうです。何か差し入れましょうか?」
エリザ:「そう、ですか。良かった……ハンスお兄ちゃん、ちょっとデリカシーのないとこがあるから、怒られてないか気になっちゃって」
エリザ:「あ、それじゃあ、豆かんをお土産で包みますね!おふたりの分もサービスで!」
椋良=N=シュテルンビルト:「Danke! ありがとうございます、エリザさん。愛してますよ!」
椋良=N=シュテルンビルト:「どうですリュンマさん。これが兵法というやつらしいですぞ」
リュンマ:「それ多分違うと思います、くららさん!でもやりました!」
リュンマ:ぐっ、と小さくガッツポーズなどしつつ。
リュンマ:「……それにしても、エリザさんはお兄さん思いなんですね。自分にも姉がいますから、気持ちは分かります」
椋良=N=シュテルンビルト:「ちょっとうらやましいなあ。私一人っ子なんですよね。親戚は多かったけど」
椋良=N=シュテルンビルト:「さすがに、お姉さんやお兄さんは作れませんからねえ」
リュンマ:「あっ、じゃあ自分が妹分ということでどうです?」
椋良=N=シュテルンビルト:「大きく出ましたね。天才の妹道は厳しいですぞ?」
リュンマ:「はい!自分、頑張ります!」
椋良=N=シュテルンビルト:「その意気です!」
エリザ:「ふふ、お姉ちゃんかあ。私には、それも羨ましいなあ……」
エリザ:「……あ、ごめんなさい!さ、あんみつをどうぞ!お茶、新しいの淹れてきますね!」
椋良=N=シュテルンビルト:「熱々でお願いしますね!」
エリザ:はあい、と元気よく返事をして厨房へ。
リュンマ:「ではくららさん!改めて!」もう一度、スプーンを親指と人差し指で挟んで合掌。
椋良=N=シュテルンビルト:「はい。いただきま…」統一帝国人なのに合掌…して
GM:─まさにキミたちがあんみつに挑みかからんとした、その時。
GM:キミたちふたりの携帯が、同時に着信音を鳴らす。通常の着信音とは違うそれは、基地からの緊急招集を示すもの。
リュンマ:「……くららさん」 合掌ポーズはそのままに、声と顔だけが、何とか形になった軍人のそれに。
椋良=N=シュテルンビルト:「……むう」
椋良=N=シュテルンビルト:少し名残惜しそうに、手を付けていない特大あんみつを見て。
椋良=N=シュテルンビルト:「ごめんなさい、エリザさん。お土産はあとでいただきに来ますので!」
椋良=N=シュテルンビルト:真顔になって席を立つ。
エリザ:「あ……はい。お仕事ですね。がんばって……!」
椋良=N=シュテルンビルト:「ということで、行きますよ。リュンマさん。なんだか…」
椋良=N=シュテルンビルト:耳を澄ますような表情で、東の空(がある方向の天井)を見る。
椋良=N=シュテルンビルト:「いやな音が聞こえます」
リュンマ:「……はい!行きましょう、くららさん!行ってきます、エリザさん!」
リュンマ:相棒の「予感」に、欠片程の疑念も抱かず。今にも駆け出しそうな勢いが、そう感じさせる。
エリザ:「……あの。お兄ちゃんに、よろしく。私」
エリザ:「待ってますから!」
椋良=N=シュテルンビルト:「…ええ」
椋良=N=シュテルンビルト:「忘れずに。そうしますとも」
GM:シーンエンド
GM:今回は、各PCのOPごとにダーザイン操作としましょう。
GM:OPなので、既存(シナリオダーザインを含む)のレベルアップのみ!高速化ルール適用なので、「次のレベル」枚数のパトス消費で上昇となります。
椋良=N=シュテルンビルト:了解です。これが大きいんですよね。「リュンマ からの 期待」を1>4に(2・3・4で9消費)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを0減少 (58 → 58)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを9減少 (58 → 49)
椋良=N=シュテルンビルト:あとは、「エリザ からの 友情」も4まで。(9消費)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを9減少 (49 → 40)
椋良=N=シュテルンビルト:で、あとはロゴスにしときましょう。以上!
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを40減少 (40 → 0)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのロゴスを40増加 (0 → 40)
GM:は!くららさんのOPと舞台裏処理はこれにて終了!では続いて!
オープニング2「天使」
GM:シーンプレイヤー:天月朝日
GM:登場:不可
GM:登場のアガペー上昇をお願いします。
天月朝日:天月朝日のアガペーを2d6(→ 3)増加 (535 → 538)
GM:がたごと。がたごと。キミを乗せて、路線バスは瑞穂市を走る。
GM:後方での基礎訓練を終えて、配属先であるという瑞穂基地へと向かうよう指示されてから数日後。1999年、7月1日。
GM:夏本番を迎えつつある車窓の向こう側には、とても最前線とは思えない、当たり前の日常が広がっている。
GM:幼児を連れた母親。下校中らしい小学生たち。路上で談笑する老人たち。
GM:─ただ、やはり。街の規模にしては人がまばらに見え、「若い男」が少ないように感じられるかもしれないが。
天月朝日:「………」窓ガラスごしに目を向ける。
天月朝日:牧歌的、あるいは平和という文字を当てるのが良さそうな風景にも、少しの寂しさを感じ取ってしまう。
天月朝日:それは自分が「そちら側」だったことによる寂寥か、薄く見えるガラスがどうにも分厚く感じる。
天月朝日:がたん、と時折感じる揺れを薄いシート越しに感じた。
天月朝日:遠くに向けていた目の焦点が近くに戻り、風景の中に珍しい「若い男」を映した。
天月朝日:(不機嫌そうなやつだ)
天月朝日:反射する自分のくすんだ赤い目を見返し、他人事のように思った。
天月朝日:あるいは、そう思おうとしているのか。
天月朝日:先日までの『訓練』を思い出し……そして、これから行く先を頭の中で反芻した。
GM:そんな風に、外を見つめていたキミに。
運転手:「お兄ちゃん、ひょっとしてあれかい。基地に用事かい?」
運転手:たった一人の乗客……つまりキミだけを運ぶ車を運転する初老の男性が、そう問いかける。
天月朝日:こつん、とガラスに頭を当てたまま、目線をそちらに。
天月朝日:バックミラー越しにその顔を見る
天月朝日:「まぁ、そうですね。そうなります」
天月朝日:「どうかしましたか?」
天月朝日:最初の一言を少しぶっきらぼうに応答してしまい、慌てて付け足す。
運転手:「いや、何回かね。お兄ちゃんくらいの年の子を、基地前の停留所まで乗せたことがあるんだよ」
天月朝日:「それは、」そうでしょうね、と配属命令の道順を思い出し。「……ええと、そうなんですか」
天月朝日:「……ええと、どんな人でした?」
運転手:「そうだねえ、お兄ちゃんと同じくらいか……少し上くらいの、女の子だったよ。若いのに軍人さんだったのかねえ、しゃきっとしてて」
天月朝日:「…………」しゃきっ、と言われて、背もたれに預けていた背中を少し伸ばす。
天月朝日:「真面目そうな子ですね、そりゃ」
運転手:「もし基地で会えたら、よろしく言っておいてね。まあ、こんな風に話をしたわけじゃないから、あっちは僕のことは知らないだろうけど」
運転手:「……お兄ちゃんも、なんだか生真面目というか、カタそうな顔してるけどね」
天月朝日:「そうですね。伝えておきますよ。話の種にはなるかもですし」
運転手:「暇があったら、市内を見て回ったりしてもらえると嬉しいね。いい街だよ、瑞穂は」
天月朝日:「……そうですか?俺は、生真面目というか…」余裕のある大人。……違う。直接言ってどうする
天月朝日:「おおらかな感じですけど。」
天月朝日:「そうしてみます。せっかく来たんですから」
天月朝日:「あー………ええと、おすすめの場所とかあったら、見ておきます」
運転手:「ああ、それじゃあ降りる時に市内の観光マップを……ん?」
天月朝日:無意識に、頬に掛かる黒髪を数本、反対の手の指でいじる。
天月朝日:「……どうしました?」
GM:キミと、朗らかに言葉を交わしていた運転手が。
運転手:「なんだあれ……う、うわあっ!?」
GM:─キミが、その悲鳴の意味を知るより早く、バス全体にとてつもない衝撃が叩きつけられて。
天月朝日:「何──────っ、!?」
GM:金属がひしゃげる音と、二度目の衝撃。それをマトモにくらったキミは、砕けたバスの窓から、外へと投げ出される。
天月朝日:「ずぁっ、あぁ!?」
天月朝日:悲鳴を上げた────と思うが、それが形になったとは思えない。
天月朝日:したたかに前の座席に頭を打ち付けた後、音と衝撃、上下をシャッフルする力の方向が全身にかかった。
天月朝日:(何………なんだ!?)
天月朝日:ズン、と横からきた衝撃と痛みから地面の方向を察する。
GM:その認識通り、キミは地面に横たわっていた。そして。
GM:キミが視線を、バスの方へと向けると。そこにあったのは、バスではなく。
GM:─舞い散る白い羽根。整ったヒトのカタチをした、ヒトならざる仮面のような美貌。辛うじて四肢と認識できる程度の、歪んだ体。
GM:巨大な化物─天使兵の姿。
GM:バスの前半分は、その天使兵に伸し掛かられてぺしゃんこだ。じわりと地面に広がるのは、赤い液体。
天月朝日:「………………!」
GM:それは、先ほどまで言葉を交わしていた運転手の、あるいは「たまたま」近くにいた人々が、天使兵に押し潰されて流れ出たモノ。
天月朝日:形のない衝撃で殴られた身体は言うことを聞かず、唯一動く目だけがそれを見る。
GM:天使兵の、瞳のない目が。
GM:"ぎろり"と、キミに向けられる。
天月朝日:悪趣味に組み合わせた骨格標本のようなそれが、悍ましくも美しく、そこにいるのを見た
天月朝日:─────目が、合った
天月朝日:「……………ふ、」
天月朝日:ガリ、と無意識に握った手が、爪が、アスファルトにガリガリと擦れる
天月朝日:「ふ、ざ……け……!」
天月朝日:衝撃の残滓で舌は回らず、脳内の言葉の1割も発しない。
GM:─だが。キミに、人に、生身で天使兵と渡り合う力はない。
GM:─それでも、キミは咆えるのだろう。
天月朝日:知っている。万全であろうと、力の差は歴然で。
天月朝日:全身の打ち付けて、痛みすら麻痺した状態で、目と、舌しか動かず。
天月朝日:ただ見ているしかできなくとも
天月朝日:自分がこうしていることが、ただ"運が良かっただけ"だとしても。
天月朝日:十把一絡げに、その足元の赤い液体と混ざるのが数秒、遅れるだけだとしても。
天月朝日:それでも、
天月朝日:「ふざけ、る、な……………!!!」
天月朝日:かすれた声と、絞り出した音だけを武器に。
天月朝日:その相手をにらみつける
GM:─その咆哮に、応えるように。何かが落ちてくるような音がして。
GM:─突然、天使兵がキミの視界から消えた。
GM:上空から突っ込んできた巨大なヒトガタ……シュネルギアが、渾身の体当たりで吹き飛ばしたのだ。
GM:実際のところ、それは墜落に近いものと見えて。シュネルギアはそのまま沈黙してしまったけれど。
天月朝日:「────ッ!?」
GM:次いで、編隊を組んだ戦闘機が、吹き飛ばされた天使兵を追ってゆく。一機、また一機と撃墜されながらも、追うことを止めはしない。
天月朝日:一瞬、相手を殴り飛ばす超能力でも目覚めたのかと。場違いな思考の空白。
GM:まるで、それは。天使兵をシュネルギアに─そして、キミに近づけさせまいとしているかのようだった。
天月朝日:そしてその空白の思考に、目の前の現実が染み込んでいく。
天月朝日:(何だ………!?なんだ、何だ!?)「なんだ…!?」
天月朝日:思考のままに、抑えきれなかった困惑を怒り混じりに吐き出した
GM:その疑問に応える誰かは、今はいない。─いるのは。
パイロットの少女:「うう……やっぱりボクだけじゃムリなんだよ~……」
パイロットの少女:プシュゥ、と圧縮空気で開いたコックピットから這い出してくる、ツインテールの小柄な少女だけだ。
天月朝日:「はぁ……!?」
パイロットの少女:「あれ……?」
天月朝日:体を動かすのは怒りではなく、痛みすら棚上げする困惑とでも言うように。
天月朝日:倒れ込んでいた上半身を上げる。
天月朝日:「女……の子?」
パイロットの少女:そのまま、ずるずると─そう形容するしかない挙動で─キミの前、ガレキの上へと這い寄って。
パイロットの少女:「ダメだよ、きみ。はやく逃げなきゃ、死んじゃうんだよ?」
パイロットの少女:にっこりと、この場に似つかわしくない笑顔─決して無傷ではない顔に笑みを浮かべて。
天月朝日:「…………」(お前に言われたくない)
天月朝日:咄嗟にでかかった言葉を飲み込む
天月朝日:「逃げなきゃ……っていうなら、アンタもだろ」
天月朝日:「あの、アレ……出てきてどうすんだよ。操縦、しなきゃなんないだろ」
天月朝日:爪に血が滲んだ指で、コクピットを指差す
パイロットの少女:「んふふ、その通り。でも、目の前に逃げ遅れた子がいたら、助けなきゃなんだよ」
パイロットの少女:「きっと、あの子もそうしていたんだよ」
パイロットの少女:そう、キミの知らない「誰か」のことを口にして。
天月朝日:(………誰だよ。)
天月朝日:「………遅れてない。まだ逃げてなかっただけだ」
パイロットの少女:「そっか、なら良かったんだよ。キミ、走れる?無理だったらボクが運んであげるよ」
天月朝日:強がりのように口にする。────爆破の衝撃で麻痺していたが、足の感覚も戻ってきた。
天月朝日:「問題ない。一人で行ける」
天月朝日:「アンタも……アレ、動かせるんなら。」
天月朝日:「俺の救助より、やることがあるんじゃないか」
パイロットの少女:「そうだねえ。じゃあ、これで」
パイロットの少女:─その後に続くのは、きっと別れの言葉だったのだろうけれど。
パイロットの少女:少女が、キミにそれを告げる前に。
GM:─ぎちりと、巨人が─シュネルギアが、垂れた首を巡らせて。キミを「見た」。
天月朝日:「………!」その動きで連想するのは。
天月朝日:先程の"天使"だ。知らずに身体がこわばる。
GM:瞳が無いのは天使と同じでも。その視線は、威圧的ながらも、どこか暖かくもあった。
パイロットの少女:「あれ……?」
天月朝日:一瞬、怯んだ後。それを認めるのがシャクで
天月朝日:「……なん、だよ。アンタの他に操縦してんのか、ソイツ」
パイロットの少女:「ううん、乗ってるのはボク一人だったんだよ。……でも」
天月朝日:必要以上にぶっきらぼうな声が出た。
パイロットの少女:「ねえ、キミ。おなまえは?」
天月朝日:「……名前?」答える必要が、と反射的に言おうとして。
天月朝日:「天月」
天月朝日:「天月朝日……それがどうかしたか?」
パイロットの少女:「……ああ」
パイロットの少女:キミの名を聞いて、知って。少女は。
セラピア:「ボクは、セラピア・パルマコン」
セラピア:するりと、ガレキの上からキミの隣へと降りて。
セラピア:「はじめまして、あさひちゃん。そして」
セラピア:ぎゅっと、血と誇りで汚れたキミの手を握り。
セラピア:「これから、末永くよろしくなんだよ」
天月朝日:「ちゃん、って……」若干の痛痒に少し眉間を寄せる。
天月朝日:「………………」
セラピア:その手を引いて、歩き出す。横たわる巨人の、背中側。
セラピア:開けっ放しの、コックピットへ。
天月朝日:手が、その小さな手で包まれて、一瞬。
天月朝日:言われた言葉と行動を理解するのに数秒かかった
天月朝日:「待て。」
セラピア:「うにゅ?」
セラピア:変な声が返ってきた。というか変な音が返ってきた。
天月朝日:なにかの駆動音かと思った。目の前の女子の声らしい
天月朝日:「セラピア。セラピア・パルマコン。」
天月朝日:「状況を説明しろ。なぜコクピットに向かう。なぜ手を繋ぐ。………いや」
天月朝日:「いや、そうじゃない。そうじゃなくって」
天月朝日:「…………末永くって、なんだお前」
セラピア:「……それはね、あさひちゃん」
セラピア:キミの手を握ったまま、足を止めて振り返り。
天月朝日:「ちゃんもやめろ……なんだよ」
セラピア:「ボクは、ボクたちは。キミを待っていたから」
セラピア:「だから、ボクもこの子も、とっても嬉しいんだよ」
GM:微笑む少女に同意するように。キミの足元、シュネルギアの機体の奥で。
GM:V機関が駆動する、鼓動のような音がした。
天月朝日:「待っていた……って」
天月朝日:その声と、鼓動を聞いた。
天月朝日:初対面から、こんな状況で、そんな言葉で。
天月朝日:(………あぁ、いや)
天月朝日:そもそも。俺がこの場所に居たのは。ここに来たのは。
天月朝日:目的地が合ったからだ。それはつまり、向こうからも来訪者としての情報は伝わっていたはずで。
天月朝日:だから……
天月朝日:(待ってた、ってのは、そういう意味か?回りくどい……いや、説明を省略しすぎだろ……!)
天月朝日:「………分かった」
天月朝日:こんな状況で、今はイレギュラーだ。ならば。
天月朝日:「乗っていいってんなら、乗ってやる。後で文句は言うなよ、セラピア・パルマコン」
天月朝日:生身では、"天使"に勝てない。たとえ万全だとしても。
天月朝日:それでも。
天月朝日:戦う力があるのなら。
天月朝日:「使ってやる。」
天月朝日:「………俺に、力を貸せ!」
天月朝日:そのコクピットに、足を踏み入れた
GM:シーンエンド
GM:ダーザイン操作!ここもOPなので、既存ダーザインのレベルアップのみ可能です。
天月朝日:ふむふむ。
GM:「次のレベル」枚数のパトスを消費することで、(1→2なら2枚、1→3なら5枚、1→4なら9枚)レベルを最大4まで上げられます。
天月朝日:セラピアからの興味、をレベル4まで。1から2,3,4、合わせて9消費、という感じで
天月朝日:天月朝日のパトスを9減少 (102 → 93)
天月朝日:よし。以上です
GM:ですです。そして、ダーザインの上昇に、「1シーン1つまで」という制限はありません。
GM:パトスの枚数が足りて、ロールプレイ上噛み合う(とPLが思う)のなら、他のダーザインも同時に上げられます。
天月朝日:なるほど?
天月朝日:じゃあ他のも上げておこうか。
天月朝日:戦争からの支配、を同じく4まで。
天月朝日:天月朝日のパトスを9減少 (93 → 84)
天月朝日:これでいい…はず!
GM:OK!そして、残りのパトスは全て「ロゴス」に変換されます。これは主に戦闘で色々ブーストに使うものです。
GM:「パトス」を「0」に、「ロゴス」を「84」にしてください。
GM:(このシーンで他にダーザインを上げないのであれば、です)
天月朝日:天月朝日のパトスを84減少 (84 → 0)
天月朝日:天月朝日のロゴスを84増加 (0 → 84)
天月朝日:上げました!
GM:OK!これで、ダーザインの処理は完了です。
GM:基本的に、これをシーンが終わる度に行います。
GM:また、シーン中でも任意のタイミングでダーザインの操作が行えます。
GM:というわけで、このシーンは以上!次に!
オープニング1「緊急出撃」
GM:シーンプレイヤー:生駒・八・ニ四
GM:登場:不可
GM:シーン登場のアガペー上昇をお願いします。
生駒・八・二四:生駒・八・二四のアガペーを2d6(→ 7)増加 (545 → 552)
GM:1999年、7月1日。瑞穂市上空。そこは突如、戦場と化した。
GM:エーテル体から突如として実体化を果たした天使兵。単独ながらも通常兵装の通用しないそれを迎撃すべく、キミたちは出撃した。
GM:しかし、肝心のシュネルギアは、とある事情によりセラピア・パルマコンが単独で運用している……つまり、とても戦闘に耐えられる状態ではない。
GM:他のギアドライバーも、出撃まで時間がかかる、となれば、キミたち……完全機械化兵と機械化兵の混成部隊が足止めをするしかない。
GM:─1機、また1機と戦闘機が、フライングユニットが撃墜されていく。天使兵に体当たりを敢行したシュネルギアも、地に伏した。
生駒・八・二四:ふ、と肺よりひとつぶんだけ息を零す。
生駒・八・二四:戦場はひどいものだ。それでも、反応としてはそれだけしか、傍からは読み取れないだろう。
生駒・八・二四:周囲の画像、各種計器、通信…それらから、戦場をまるで上から見るように把握する。
生駒・八・二四:それが出来なければ、航空”白兵戦”用、などという航空機の事故対策の歴史に喧嘩を100本ほど売っていることは不可能である。
生駒・八・二四:(パルマコン機への援護ーー衝撃波がまずい。それにコクピットも解放してる)(他線戦の援護ーー線、がそもそもずたずた)
生駒・八・二四:コントロール用のハンドグリップのリングを回す。トリガー。
生駒・八・二四:(通常機動だと間に合わないーー整備班からは大分苦情が来そうだけど)
生駒・八・二四:ロケットブースターの点火コマンドを入力。
生駒・八・二四:(戦闘空域を、両断する)
生駒・八・二四:かきん、とロックが外れる音。
GM:天使兵は、航空隊に追われて飛び続けている。或いは、今ならば。捨て身の一撃を叩き込む機会か。
GM:キミの記憶と、インプットされた技術と知識が、そう結論を導き出す。
生駒・八・二四:フライングユニットの腕に握られているのは、巨大な刀だ。そんなものをぶつければそれなりの火力は出る。
生駒・八・二四:其れしか出来ない、ともいえるのだけれど。
生駒・八・二四:『HQ.生駒機、上空天使兵へ突貫しますーー立て直しを』急激なGが掛かる。
生駒・八・二四:機体の制動、敵の軌道予測ーーそれら全ては、出来て当然。
生駒・八・二四:コンマ秒ごとに区切られた視野画像を元に、並列する思考が分析し、
生駒・八・二四:ひどい振動に揺られ続け、高度Gが掛かる中で操作を続ける。
生駒・八・二四:『コンタクトーーカウント10から始めます』
GM:─加速が続く。そして、最後の一押しとばかりに、ブースターが火を噴かんとしたその時。
生駒・八・二四:『10、9,8、7、』
GM:キミと並走するように空を飛ぶ機影が、ひとつ。
生駒・八・二四:主脚部のスラスタを点火。
生駒・八・二四:軌道を修正する。それは反射に等しい。
生駒・八・二四:(あれはーー)画像を強化された視覚と神経が読み取る。
ハンス:『おおっと、ストップ!ストップだ生駒ちゃん!』
ハンス:ノイズだらけの通信越し、妙に陽気で馴れ馴れしい言葉を投げかけたのは、キミの仲間のひとり。
生駒・八・二四:『ハンス少尉ーー?近すぎます。ニアミスですよ』
ハンス:ハンス・タチバナ。空の騎士たちの中でも、キミを…キミたち完全機械化兵を気に掛ける、変り者のひとり。
ハンス:『いや、すまんすまん。でも、止めなきゃそのまま突っ込むつもりだろ?』
生駒・八・二四:『それだけが仕事ですから』
ハンス:『違いない。けどな、生駒ちゃん』
ハンス:『それは、俺の仕事でもある』
生駒・八・二四:ハンス機からのアタック、それからの交叉してのシザース軌道。其れに既に載せて。
生駒・八・二四:『ならば、われわれからですよ。なにせ、こんな間合いはそれこそわたしの専門です』
生駒・八・二四:『それに、”取り返し”もーー』
ハンス:『つかないさ。子供たちを死なせないのが、俺たちの仕事で』
ハンス:『君にとっちゃ、生きてデータを持ち帰るのも仕事だ。違うか?』
生駒・八・二四:『それはそうですが。こういうものは、複数で取っているのが基本で』
生駒・八・二四:ケルンの形状変化。主脚を小さく前に振り、後ろへけり出す動きーー
生駒・八・二四:ギリギリだが、上手くミサイルの接射でも生き残るコースを演算している。
ハンス:『それでもな、君は君だ。まあ、実感は湧かんかもしれんが……─ッ!?』
生駒・八・二四:『わたしは、きちんとバックアップがヤシマ空軍に存在します。ミサイルの発射後、イジェクションシートをーー』
生駒・八・二四:『少尉!』
ハンス:弾丸のように飛翔する羽根に貫かれ、僚機が爆散。ハンス機も、片翼を損傷しバランスを崩す。
生駒・八・二四:常に冷静、静かな声を出す彼女が、語気を強めた。
ハンス:『─とまあ、ご覧の通り。どっちが生き残りやすいかって話でもあるのさ』
生駒・八・二四:『今でも遅くありません。早急な離脱を』
生駒・八・二四:『わたし単独でも、撃破は可能です。他の空域の援護をーー』
ハンス:『……仕方ないか。こればっかりは言いたくなかったんだが』
ハンス:どうあっても変わらないと見えた、キミの覚悟─あるいは在り方を感じてか。無線の向こう側、楽しそうな苦笑いが見えるような声がして。
ハンス:『生駒・八・ニ四』
生駒・八・二四:『何を……ラダーが損傷しています。他のものならともかく、この間合いの天使兵相手には』
生駒・八・二四:言葉が止まる。
ハンス:キミの、正式名称を。軍人としての声で呼ぶ。
生駒・八・二四:彼女はそうつくられ、そしてそのように生きてきたからだ。
ハンス:『ここはオレたちが時間を稼ぐ。君は下がれ。そして、そうだな』
生駒・八・二四:彼女の前の姉妹たちも、更にその前の世代の母とさえいえるものたちさえ。
ハンス:『シュテルンビルト中尉とサカモト少尉の機体は調整済みなんだろ?なるべく早く、呼んできてくれ』
生駒・八・二四:『----』ノイズのような何かが走った。
ハンス:『いやまあ、何かの間違いで、俺たちがあいつを倒しちまうかもしれんが』
ハンス:『─その時は、妹によろしく言っておいてくれ。もうすぐあいつの誕生日なんだ』
生駒・八・二四:一年ともう少し…その間で、彼女が見てきた中で、少しずつ大きくなっていった何か。
ハンス:『兄貴の武勇伝をプレゼントするっていうのも、悪くない。だろ?』
生駒・八・二四:『………了解、いたしました』
生駒・八・二四:言葉が一秒にも満たぬ間だけ遅れた。
生駒・八・二四:コンマ一秒でさえ長すぎる、超音速の白兵戦――それを行う彼女たちからすれば、それが限界だった。
生駒・八・二四:限界?
生駒・八・二四:コントロールスティックを操作しているーーフットペダルを踏み込む。
生駒・八・二四:『生駒・八・二四曹長は、ハンス少尉の命令を受諾』
生駒・八・二四:『他戦域の援護を行います……』ひとつだけ息を吸う。
生駒・八・二四:機体が切り返すーー逆落とし。
ハンス:『……ああ、ありがとう』
ハンス:それに応じる言葉に、一秒以上の間があったのは。通信の不調によるものか、あるいは。
生駒・八・二四:『感謝には及びません』
生駒・八・二四:『わたしは、義務を果たしているにすぎません』
生駒・八・二四:これ以上は、必要性がない。その上で。
生駒・八・二四:『ですから』
生駒・八・二四:『少尉も、義務の遂行を願います』
生駒・八・二四:『われわれに、敗北は許されないのですから』パワーダイブ。
生駒・八・二四:地面へ向かう。瓦礫と血に塗れるそこに。
ハンス:『ああ』 返答に混じるノイズは、ますます強く。
ハンス:─片肺になったフォルケが。ミサイルも機関砲も打ち尽くしたBvP504が。それでも、ハンス機と共に天使を追ってゆく。
ハンス:ひとつ、ふたつ、みっつ。空中に華を咲かせながら。
生駒・八・二四:生駒の銀刃は、確かに白きヒトガタに群がろうとする敵を引き裂いていく。
生駒・八・二四:ひとつ、ふたつ。みっつーー地に白い塩のような薄片をまき散らしながら。
GM:いくつも、いくつも。命と、そうでないものが散ってゆく中で、キミは。
GM:─眼下に見た。シュネルギアに吸い込まれるようにコックピットに潜り込む、少年と少女の姿を。そして。
GM:どくん、と。キミの中のV機関が、何かに呼応するように脈動する。
生駒・八・二四:(パルマコン少尉ーーと。これが)
生駒・八・二四:ヴィブリオ大佐が執心するだけのことはある、と思った。出力も先とは明らかに違う。
生駒・八・二四:その間にも、彼女はスラスタとケルン操作による機動を続けている。其れが止まることはない。
生駒・八・二四:剣というより、それは舞に近くさえ見えただろう。
生駒・八・二四:そして。
生駒・八・二四:生駒・八・二四は、戦場をさらなる天空から眺め降ろすように把握できる。そのような機体運動と並行してでも。
生駒・八・二四:それが機能であるからだ。必要なものとして、そう実装されている。
生駒・八・二四:上空。
生駒・八・二四:そこにある敵味方識別反応、それが誰の機体であるかも。
生駒・八・二四:わずかに、心臓が脈打ったような気がした。
生駒・八・二四:V機関の脈動のせいだと、システムログには記載される程度のものでしかなかったが。
生駒・八・二四:『…………』
生駒・八・二四:『──パルマコン少尉。応答を』
生駒・八・二四:『シュネルギアの状態を、報告願います』
GM:─呼びかけに応える、ふわりとした声と同時。
GM:シュネルギア:ヤークトが、目覚めた。
GM:シーンエンド
GM:生駒ちゃんのOP分、ダーザイン操作!既存ダーザインのレベルアップのみ可能です。
生駒・八・二四:了解です。
生駒・八・二四:過去 からの束縛、ハンス からの 信頼を4レベルに上げます。
生駒・八・二四:生駒・八・二四のパトスを18減少 (87 → 69)
生駒・八・二四:過去から縛られまくってるホムンクルスとして、そして信頼をしてもらった分、ということで。
生駒・八・二四:生駒・八・二四のロゴスを69増加 (0 → 69)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のパトスを69減少 (69 → 0)
ミドル1「戦果、1」
GM:シーンプレイヤー:天月朝日
GM:登場:不可
GM:登場のアガペー上昇をお願いします。
天月朝日:天月朝日のアガペーを2d6(→ 8)増加 (538 → 546)
GM:キミがコックピットに滑り込むと、パネルに光が灯り、次いでモニタに外の風景が映し出された。
GM:空では無数の化物が暴れ回り、その中でも大型の1体が、編隊を組んだ戦闘機に追われて飛んでいる。
GM:─ひとつ、ふたつ、みっつと。空に炎が散ってゆく中、後部座席から声がかけられる。
セラピア:「知ってると思うけど、説明しておくよ。この子は第三世代人間戦車、シュネルギア」
セラピア:「あさひちゃんが瑞穂基地に着任した後、ボクと一緒に動かす予定だった機体だよ」
天月朝日:「………そうかよ」
天月朝日:慣れないシートと点灯するモニタに目を走らせつつ、耳はその説明に向けている。
セラピア:「そうなんだよ~。装備も、あさひちゃんの適性に合わせてあるんだよ」
天月朝日:「装備、装備ね」
天月朝日:シミュレーションと若干の差異がある配置に戸惑いながら、モニターに情報を映す
天月朝日:「白兵よりは射撃の成績が良かった。それ向きってことか?」
天月朝日:その情報に目を向けながら、機体のスキャンチェック。各所のダメージレベルを表示していく。
セラピア:「そういうことなんだよ。ボクたちは、じっくり構えて狙い撃つのがお仕事なんだよ~」
GM:機体の情報と共に、彼女の言う「装備」……88mm対天使ライフルの情報も、モニターに表示される。
GM:残弾1、装填済み。予備カードリッジ5、そして機体には先ほどの格闘戦のダメージ。つまり。
天月朝日:(クソッ、配置も共通規格そのままってわけに行かないか…!)焦る手元とは別に一つ一つ、確認を済ませていく。
GM:この機体は、ここまで。本来の役目を果たせぬほど、満足に動かせない状態だった、ということだ。
セラピア:「……あさひちゃん、あさひちゃん」
天月朝日:「……なんだ、セラピア・パルマコン」
セラピア:キミの気持ちとは真逆の、ゆったりとした声で、キミの名が呼ばれる。
セラピア:「訓練を思い出すのも大事だけど、いちばん大事なことはね」
セラピア:「あさひちゃんが何をしたいか、なんだよ。ボクとこの子が、それを叶えてあげる」
天月朝日:「………………」手が止まる。
セラピア:「─ねえ。キミは、なにをしたい?」
天月朝日:訓練所通りの手順。各所の状況チェック。その他微細な起動前の19手順。
天月朝日:その途中で。
天月朝日:「……決まっている。」
天月朝日:「決まって、いるだろ……!」
天月朝日:モニタを見る。空を我が物と駆ける"天使"共。
天月朝日:「俺の願いなんてものは一つだ、セラピア・パルマコン」
天月朝日:「アイツラを"堕とす"。だから、言ったよな」
天月朝日:「お前らの力を貸せ」
天月朝日:「俺が使ってやる」
セラピア:[
セラピア:「……うん」
セラピア:短く答える言葉は、嬉しそうで、けれど少しだけ悲しそうで。
GM:『──パルマコン少尉。応答を』
GM:『シュネルギアの状態を、報告願います』
GM:そんな無機質な声が、通信機越しに聞こえる。
セラピア:「いこう、あさひちゃん。キミなら、ボクたちなら、きっと」
セラピア:「何だって、できるんだよ」
天月朝日:「………ふん、」
天月朝日:だからって、体当たりなんかしやがって。いいか」
天月朝日:半ば、自分を鼓舞するように
天月朝日:「………コイツの使い方を見せてやる!」
天月朝日:「いくぞ、セラピア・パルマコン!」
天月朝日:操作桿を握る。フットペダルを押し込む。
天月朝日:沈黙したシュネルギアの目に赤く火が灯る。
天月朝日:ブースト。各部より排出される蒸気が雄叫びのように響き渡り。
天月朝日:屹立する大型の銃────88mm対天使ライフルの砲塔を、旗のように立てながら
天月朝日:その動作、熱源が発生する。それはこちらに意識を向けていない"天使"にも否応なくつわたり、
天月朝日:─────その目が、こちらを
天月朝日:「俺を、見たな」
天月朝日:赤の相貌が見返して
天月朝日:────トリガー。
天月朝日:その視線に音が乗る。
天月朝日:視線よ届けと。そのライフルが産声を上げた。
GM:弾丸が、視線が。急降下する天使兵の頭部を吹き飛ばす。
GM:思考の中枢を失った天使兵が、それに従うように群れていた下級天使たちが、エーテルの霧へと還元されてゆく。
GM:─白い羽根と、爆散した戦闘機の熱だけが。そこで、「たたかい」があったことを証明していた。
セラピア:「……お見事なんだよ、あさひちゃん」
天月朝日:「………………」
GM:僅かな沈黙の後、短い労いの言葉が聞こえて。けれど。
GM:キミは、きっと理解しているだろう。「たたかい」があって、自分が生きているということは、つまり。
GM:この「戦場」で、誰かが死んだのだ、と。
天月朝日:「終わった、のか」
天月朝日:固く、操縦桿を握りしめていた手に気づく
天月朝日:血に濡れた爪が白くなるほど握りしめて、次のトリガーを引こうと、未だに緊張していた。
天月朝日:乗り込んで、狙って、撃って、終わった。
天月朝日:そういうものだ。狙撃を主体とした戦い方とはそういうもので、シミュレーションも幾度なく繰り返した。
天月朝日:ただ、その現実にはミッション・コンプリートの表示はなく
天月朝日:機体の感性制御は銃の反動すらもなく
天月朝日:ただ、先程の圧倒的な"力"は、モニタの前で完全に消失しているという現実だけがある。
天月朝日:「…………う、」
天月朝日:「お、」
天月朝日:「おぉぉぉぉぉぉ……!」
天月朝日:「勝った、ぞ…!」
天月朝日:それは、雄叫びと言うよりは
天月朝日:長く長く息を止めていた状態から、ようやく呼吸を始めたような。
天月朝日:自分へ、「終わった」と知らせるための、声だった
GM:シーンエンド
GM:ダーザイン操作!ここから新しくダーザインを生やすことも可能です。
GM:また、ミドル中は「レベル4」が最大ですのでご注意を。
天月朝日:なるほどなるほど。
天月朝日:新キャラとかも出てないから保留ー。でも大丈夫かな?
GM:無論大丈夫!
天月朝日:ではそんな感じでお願いします!
天月朝日:そしてパトスをロゴスに移動ー
天月朝日:天月朝日のパトスを55減少 (55 → 0)
天月朝日:天月朝日のロゴスを55増加 (84 → 139)
天月朝日:コレで以上!多分!
GM:ヤー!では続いて!
ミドル2「新入り」
GM:シーンプレイヤー:椋良・N・シュテルンビルト
GM:全員登場
天月朝日:天月朝日のアガペーを2d6(→ 7)増加 (546 → 553)
GM:全員、登場のアガペー上昇をお願いします。
生駒・八・二四:生駒・八・二四のアガペーを2d6(→ 7)増加 (552 → 559)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのアガペーを2d6(→ 7)増加 (569 → 576)
GM:瑞穂市上空に突如出現した天使兵、その撃退は、配属予定のドライバーが急遽実戦に参加するというイレギュラーにより完了した。
GM:いまは、基地内のブリーフィングルームで、その事後報告が行われている。とはいえ、出席者はごく僅かだ。
GM:件の新人ギアドライバー、天月朝日とそのナビゲーターであるセラピア・パルマコン。
GM:スクランブル発進した混成飛行部隊の生存者の中で、唯一五体満足であった生駒・八・ニ四。
GM:そして、発進準備が終わろうかという時に状況終了を知らされた、キミたち。
GM:キミの相棒であるリュンマは、画面に表示された戦果……シュネルギア:ヤークトが中型天使兵を単独で撃破したことに、目を丸くしている。
リュンマ:「……たしかにヤークト装備は、とどめの一撃に特化した構成です。けれど、本当に一撃とは……」
椋良=N=シュテルンビルト:(戦力的には、ありがたい話ではありましたけど)
リュンマ:「これは、後輩どころかものすごいライバルが……現れてしまったのでは……!?」
生駒・八・二四:姿勢よく座る、細く見える少女もそれを見上げている。
椋良=N=シュテルンビルト:「役割分担ですよ。や・く・わ・り・ぶ・ん・た・ん」
椋良=N=シュテルンビルト:「Siehst?du?」
天月朝日:「…………」注目を感じることに、多少の居心地の悪さを感じている
天月朝日:それだけではなく、報告の中に交じるのは"喪失"の空気だ。
リュンマ:「ううっ、でもやっぱり、ガーッと行ってシュバっと戦うのも憧れが……」
天月朝日:自分もまた、"損失1"になるところだったのだから、当たり前とも言えるが。
リュンマ:「……なんて言ってちゃ駄目ですよね。大変な時なんだから、やれることをしなきゃ」
椋良=N=シュテルンビルト:「ええ。リュンマさんには、私の専門アッシーくんとしての役割がありますからね!」
リュンマ:「あっ……しー……?」
天月朝日:「軍、って言うから、もっと厳しいと思ったんですけど」ポツリと声を漏らすように
生駒・八・二四:「シュテルンビルト大尉、サカモト少尉の技能は成長し続けています。勿論、レープハフトの機能的にはそうなりますでしょうけれど」
天月朝日:「意外と、ゆるいんですね」
椋良=N=シュテルンビルト:「有用な機材とはいえ、機体重量の半分占めるデッドウェイト抱えたまま空中戦ですからね」
セラピア:「そうなんだよー。だからあさひちゃんも、リラックスリラックスなんだよ」
生駒・八・二四:「そのためにわたし達随伴航空騎兵が居ります…が」
セラピア:などと言いながら、パイプ椅子に座って溶けている。
椋良=N=シュテルンビルト:「リュンマさんは、だから、そこは自信を持っていいですよ。戦果証明済みですし──一応」
椋良=N=シュテルンビルト:「ゆるいのはまあ、今は厳しい人が外していますから」
生駒・八・二四:がらんとした部屋を見回し。「これでは信用も難しいですね」
天月朝日:(お前はリラックスしすぎじゃないのか)ブリーフィングだろコレ、とセラピアを横目に見る。
天月朝日:「あぁ、そうなんですか。」
椋良=N=シュテルンビルト:「大佐が来るか…ああ、見た目がお若い人なので勘違いしないようにご注意を。あとは委員長が…」
椋良=N=シュテルンビルト:「まあ、細かい話は後回しにしましょう。初戦お見事でした。握手をする習慣は?」
天月朝日:「挨拶なら。拒む習慣は特にありません」
天月朝日:「ええと……天月朝日です。よろしくおねがいします」
天月朝日:手を差し出す
椋良=N=シュテルンビルト:「リュンマさん…サカモト少尉のパートナーの、椋良=N=シュテルンビルト特務大尉、実階級は中尉です」
椋良=N=シュテルンビルト:ややこしいですよねえ、といって笑う。
天月朝日:「了解しました。シュテルンビルト特務大尉…殿、とサカモト少尉殿」慣れない言葉遣いで応対する。
天月朝日:「それと、ええと…」生駒さんの方に目線
生駒・八・二四:じ、と天月くんを見詰めていた。
椋良=N=シュテルンビルト:「くららとか、くららさんとかで構いませんよ。階級呼びは別部署相手や、命令の時くらいです」
椋良=N=シュテルンビルト:「生駒さん?」
天月朝日:「えっ、そう、なんですか。」「くらら……さん」
生駒・八・二四:「わたしでしょうか。何か特別なものがあるかどうか観察していました」不躾でしたら失礼を、と一礼。
椋良=N=シュテルンビルト:「八の二十四さんですよもちろん。つまりコメントを求めてます」
生駒・八・二四:「……」眼をぱちくりして。
天月朝日:「………」む、と平凡だと言われたような気がして一瞬、眉根を寄せて。
椋良=N=シュテルンビルト:「私も、軍の奨学金もらってたとはいえ、一昨年まで大学にいましたから。軍隊式は苦手なんですよね」
天月朝日:「生駒さん……でいいんですかね。よろしくおねがいします」
セラピア:「生駒ちゃんはね、フライングユニットでカタナを振り回す凄いひとなんだよ」
天月朝日:そちらにも握手を求めて手を出す
セラピア:「……そして、さっき。ボクたちを守ってくれた人、そのひとりなんだよ、あさひちゃん」
生駒・八・二四:「自己紹介でしょうか。では」「生駒・八・二四曹長です。完全機械化兵ですので、相当程度ではありますが」
生駒・八・二四:す、と音も無く立ち上がり傍にいつの間にか立っている。
天月朝日:「あぁ、さっきの……」セラピアの言葉にモニタ越しに見ていた動きを思い出す。
天月朝日:「っ、」(うわっ)声を抑える
天月朝日:一瞬意識を外した隙に、すでに側にいた。
生駒・八・二四:「はい。瑞穂基地の航空部隊所属です。あなたがたの機体が接近されるとマズイので、それに対する対策だ、と」
生駒・八・二四:「なにかおかしいことがありましたか」こてんと首を傾ける。
天月朝日:「………、いえ!」誤魔化すように強めに発声
天月朝日:「なんでもありません。その説は、あー……助かりました。ありがとうございます」
生駒・八・二四:「ならよかった。いえ」頸を振る。
セラピア:「おっ、あさひちゃんが照れてるんだよ~」
セラピア:うねうねと、金色のツインテールが真横になびいてうねる。
天月朝日:「照れてない。……勝手なことを言うな」
生駒・八・二四:「わたしだけでは留められませんでしたので。他の航空隊のお蔭です」
天月朝日:若干まくしたてる用に。
天月朝日:「……そうですね。他の方にも、後でお礼を。」
椋良=N=シュテルンビルト:「ええ。私たちは、結局間に合いませんでしたから…」
生駒・八・二四:「いえ。特務大尉は休暇中でありましたから」
生駒・八・二四:「では、その際にはわたしも同行しましょう。…その方が、良いと思います」
生駒・八・二四:最後の言葉だけ、少し躊躇うような間の後に。
天月朝日:(…………しまった)
天月朝日:他の方とはつまり、先程の被害の中の人だと。言ってから思い当たる。
生駒・八・二四:「今後も、あなたがたのエスコートを担当すると思いますので。どうかよろしくお願いいたします」丁寧な一礼。
天月朝日:「……はい、お願いします」
天月朝日:「俺が、」
天月朝日:「……守ってもらった分、俺が。戦いますから」
生駒・八・二四:「………」匙一つ分だけの、小さな吐息。
椋良=N=シュテルンビルト:「朝日くん。ちょっと勘違いをしてますね、あなたは…」
椋良=N=シュテルンビルト:「…おっと」
生駒・八・二四:「……いえ。特務大尉の方から……」
生駒・八・二四:其処で一歩引き、入口の方を向いた。
GM:コツ、コツ、と。扉の外から響く足音をいちはやく捉えたのは、ただひとりで。
GM:次いでそれを感知した者の視線の先、ブリーフィングルームの扉が開くと共に、そこに彼女はいた。
ヴィヴリオ:「私語を慎め。総員、傾注」
椋良=N=シュテルンビルト:バグっているリュンマさんのかかとを軽く蹴ってから、敬礼する。
リュンマ:おうふ、と小さく呻いて慌てて敬礼。
生駒・八・二四:此方も、姿勢を正し彼女へ敬礼。
セラピア:だれていた少女も、いつのまにか─表情はユルいままだが─ぴしりと敬礼をしていて。
天月朝日:その反応を見て、一拍遅れて続く。
セラピア:「……あさひちゃん、あさひちゃん。この人がドライクロイツ司令官、G3大佐、ボクたちの「いちばんえらいひと」……」
GM:その説明を、引き継ぐように。
ヴィヴリオ:「……新入りのために自己紹介しておこう。私が、この部隊の指揮官、ヴィヴリオだ」
ヴィヴリオ:少女、としか呼べない─セラピアよりも更に幼い容姿の女性が、分厚い眼鏡越しに。
ヴィヴリオ:天月朝日、キミをじろりと睨むように見つめる。
天月朝日:「………はっ。」その容貌への困惑を隠しきれず「天月朝日、です」
天月朝日:その目線に、ややたじろぐ
ヴィヴリオ:「よろしい。皆、楽にしろ」
天月朝日:(偉い人って……俺より子供じゃないか。確かに言ってたけど)
椋良=N=シュテルンビルト:直立のまま姿勢を直す。
天月朝日:周りの反応を見てから、追従するように敬礼の構えを解く。
生駒・八・二四:ざ、と一糸乱れず待ての姿勢に。
ヴィヴリオ:「……子供が上官では不安か?天月少尉」
天月朝日:「いっ、」
天月朝日:「いえ、そんなことはありません!」
天月朝日:内心を見抜かれた動揺で、少し声が上擦る
ヴィヴリオ:「今から要領よくしようとするな。それに、するならもう少し「らしく」振舞え」
ヴィヴリオ:「ああ、それにな。安心しろ、こう見えても私は、君たちの5倍は生きている」
ヴィヴリオ:くつくつと、小さく喉を鳴らすように笑う。
天月朝日:「………は?」
天月朝日:5倍というと……70歳だが。
天月朝日:(セラピアより若く見える……ドッキリ、じゃないよな)
ヴィヴリオ:「……こと「天使」に関わる限り、これまでの常識は通用しないと思え」
天月朝日:「それは……ええと、驚きです、ね?」探り探り
ヴィヴリオ:「今、私から君に助言できることはこれだけだ」
天月朝日:「……!」
天月朝日:天使、と聞いて自然と表情はこわばる
天月朝日:「……ご助言、感謝いたします。」
ヴィヴリオ:ああ、と。反応は薄く、けれど確かに頷いて。
ヴィヴリオ:「それでは、デブリーフィングを始める。とはいえ、概要は表示されている通り。詳細な分析は、引き続き作戦部が行う」
ヴィヴリオ:「よって、今回は通達事項がひとつ、確認事項がひとつのみだ。まず─」
ヴィヴリオ:「シュテルンビルト特務大尉」
椋良=N=シュテルンビルト:「はい」
ヴィヴリオ:「ギアドライバーの補充はしばらく予定されていない。少なくとも、明日明後日という話ではない」
椋良=N=シュテルンビルト:「八坂機関のほうの風向きは変わりませんか」
ヴィヴリオ:「"次"が着任するまでは、特務大尉とサカモト少尉、天月少尉、パルマコン少尉が対天使戦力の中枢となる」
ヴィヴリオ:「……草薙中尉はやる気だがな。ナビゲーターひとりではどうにもならんのは、パルマコン少尉が証明済みだ」
天月朝日:「……」狙撃用機体で体当たりを敢行した光景を思い出している。
椋良=N=シュテルンビルト:「五菱さんのお家騒動は継続中、と」
セラピア:「~~~♪」 明後日の方向を向いて口笛。
生駒・八・二四:黙って聞いている。帝都の崩壊から、余裕とでもいうべきものは吹っ飛んでいるーーむしろ自分がまだ出向していられるのが大分不思議な位だ。
椋良=N=シュテルンビルト:「了解しました。リヒトヴィッツ大尉が戻れない以上、非常時の現場指揮は小官ということになりますか」
ヴィヴリオ:「ああ。指揮官代理として、そして」
ヴィヴリオ:「先輩として、同僚として…仲間として、天月少尉を導くように」
天月朝日:会話の最中にそのごまかしはないだろ、とセラピアを肘で突く
天月朝日:「!」
天月朝日:名前を出されて背筋を伸ばす。聞いてなかったわけではないが。
セラピア:「もちろん、ボクだってあさひちゃんをご指導・ご鞭撻するからごあんしんなんだよー」
天月朝日:(あるか?ご指導されること…)と一瞬、そのゆるさに素で返しそうになるのを止める。
天月朝日:「ヨロシク…お願いします」口調を修正。
椋良=N=シュテルンビルト:「拝命いたします」敬礼。
生駒・八・二四:大変だな、と見ている。結局のところ、己は兵だ。指揮官が振るう刃であるからにして。
ヴィヴリオ:「頼む。……シュネルギアは貴重な戦力だからな」
椋良=N=シュテルンビルト:「幸い、私たちのレープハフトは、ホルテンに匹敵する演算装置を搭載していますから…」
椋良=N=シュテルンビルト:「サカモト少尉。責任重大ですよ?」
リュンマ:「ひゃいっ!リュンマ・サカモト、先輩として!頑張ります!」
リュンマ:「……えへへ……自分が先輩……先輩かあ……」
ヴィヴリオ:「……頼んだぞ。特務大尉」
椋良=N=シュテルンビルト:「はい。大佐」
椋良=N=シュテルンビルト:「…私も、戦友が死ぬのは、歓迎したくありませんので」
ヴィヴリオ:「……次に、生駒・八・ニ四」
ヴィヴリオ:一瞬伏せた視線を、完全機械化兵へと向け直して。
生駒・八・二四:「はい、ヴィブリオ大佐殿」
ヴィヴリオ:「ハンス・タチバナ大尉のバイタルサインを最後に確認したのは、君で間違いないな?」
ヴィヴリオ:本来「少尉」と呼ばれるべき男の名を、しかし二階級上とするのは、すなわちそういうことだ。
生駒・八・二四:「少なくとも、通信記録が残っている中では当機で間違いありません」
生駒・八・二四:「IFF(敵味方識別装置)の反応は、当機がシュネルギア・ヤークトの援護に入った時点から26秒後に消失を確認しています」
ヴィヴリオ:「そうか。……タチバナ大尉の機体は回収した。コックピット周辺は全壊、万が一にも生存してはいないだろう」
生駒・八・二四:「……」楊枝一つ分だけ、唇を僅かに開いて。
ヴィヴリオ:「しかし。機体から回収できたのは、これだけだ」
ヴィヴリオ:卓上に、金属製のタグをカチャリと置いて。
生駒・八・二四:じ、とそれを見つめる。
ヴィヴリオ:「死体は発見されていない。タチバナ大尉に埋め込まれていた、天使核とV機関もだ」
生駒・八・二四:「……?機体の損壊状況からすると…」
生駒・八・二四:機械化兵が耐えられるような荷重、衝撃でなかったはずだ。
ヴィヴリオ:「これが意味することは、まだ分からない。ヤシマ陸軍呪法班の協力を得て、エーテル残滓の分析を進めているが…」
生駒・八・二四:「……MIA(任務中行方不明)、となるのでしょうか」
ヴィヴリオ:「扱いとしてはな。無論、事実上の戦死であることに変わりはない。事務処理もそう進んでいる」
ヴィヴリオ:「……しかし。ここからは私の勘ではあるが」
生駒・八・二四:言葉を聞いていく。生きているかもしれない、とここの航空中隊や呪法船団での同僚ならば思うのだろうか?
ヴィヴリオ:「まだ、終わっていない。そう思っておけ」
生駒・八・二四:じ、と焦点が霞んでいるかのような瞳が合わさり。
生駒・八・二四:「了解いたしました。警戒は怠りません」
生駒・八・二四:自分もまた、それほど希望的観測は持てない。
生駒・八・二四:奇跡ーーそれは、
生駒・八・二四:われわれではなく、彼の者たちの領分であろう。
生駒・八・二四:「直々にお教え頂き、誠にありがとうございます。……それと、よろしければ」
ヴィヴリオ:「何だ。言ってみろ」
生駒・八・二四:「このタグは、わたしから遺族の方にお届けさせて頂きたく存じます」
生駒・八・二四:「ハンスしょ…大尉殿からの、最後の命令でありましたので」
ヴィヴリオ:「……外出許可は、警戒態勢が解かれてからになるぞ」
生駒・八・二四:「構いません。時期は指定されておりませんでした」
ヴィヴリオ:「分かった。それと、ひとつだけ条件がある」
生駒・八・二四:じ、と昏い瞳が見詰めている。
ヴィヴリオ:「天月少尉と、シュテルンビルト特務大尉にも同行してもらえ」
ヴィヴリオ:「彼らには、必要なことだ」
生駒・八・二四:「……?少尉と、特務大尉が構わないのであれば」
椋良=N=シュテルンビルト:「了解しました」
天月朝日:「俺……あ、いえ、自分も、でありますか」
天月朝日:「りょ、了解しました」
生駒・八・二四:じ、と一瞬光を反射しない瞳が見つめて。その答えを聞いてはずれる。
ヴィヴリオ:「ああ。……では、これで解散とする。各自、基地内で待機するように」
生駒・八・二四:「了解致しました」
天月朝日:「はっ、了解です」
ヴィヴリオ:小さく頷いて、そう告げると。少女のカタチをした司令官は、杖を突いてゆっくり歩いて退出してゆく。
椋良=N=シュテルンビルト:「……天月少尉」
天月朝日:「あ、はい、なんでしょうか」
椋良=N=シュテルンビルト:「制服の支給は受けていますか?」
天月朝日:「え、あぁ……」バスの襲撃の際、荷物も無事なものは回収できた
天月朝日:「はい、あります。」
椋良=N=シュテルンビルト:「では、準備しておいてください。略装が必要ですから」
天月朝日:「略装……」
天月朝日:「あの、それって……あのタグって」
天月朝日:「誰か、死んだ……ってこと、ですよね」
椋良=N=シュテルンビルト:「ええ。そうなります」
天月朝日:「………!」
天月朝日:「そう……です、か」
生駒・八・二四:「正確には、任務中行方不明、となりますが。痕跡も不明で、そして状況からKIA…戦死認定もそう遠くありません」
椋良=N=シュテルンビルト:「…………」
生駒・八・二四:「まだよい方です」
生駒・八・二四:「タグが残っていますから」
椋良=N=シュテルンビルト:ぱん、と手袋の手を打つ。
生駒・八・二四:ちゃら、と金属部の鎖が擦れる音と共に手の内に。
生駒・八・二四:「…シュテルンビルト特務大尉?」
椋良=N=シュテルンビルト:「では、改めて私からも指示を。生駒・八・二四に、現時刻をもって、第十三実験部隊への正式な転属を要請します」
生駒・八・二四:「……了解いたしました。軍令部への手続きは此方で行います」
椋良=N=シュテルンビルト:「もうしました。ヴィヴリオ大佐の意向もありますから、正式な辞令が下るのは遠くないと思います」
生駒・八・二四:帝都が吹っ飛んだ際に、自分の所属は曖昧……
生駒・八・二四:「………わたしに言ってくだされば、手続きは行ったのですが」
椋良=N=シュテルンビルト:「私は天才ですから、説明するより行動したほうが早いんですよ」
生駒・八・二四:「あなたの能力を認めないわけではないのですが………」
椋良=N=シュテルンビルト:「ほか、現時点で出撃可能な各員は、別命あるまで基地内待機」
生駒・八・二四:僅かに唇を開こうとして、その度に彼女の理路の正しさが分かるために閉じる。
椋良=N=シュテルンビルト:「セラピアは、朝日くんの案内でもしてあげてください。あんまり変な道は使わないように」
生駒・八・二四:「了解致しました」
椋良=N=シュテルンビルト:「はい。では、リュンマさん、行きますよ。うちの子の調子を見てあげなきゃいけません」
天月朝日:「…………」セラピアに目を向けて「よろしく」
セラピア:「はあい、了解なんだよ、特務大尉どの!じゃあ、まずは寮から食道への近道から!」
リュンマ:「はい!それじゃあ天月少尉、パルマコン少尉、それに生駒さん!またあとで!」
天月朝日:「それ、変な道じゃないのか…」
天月朝日:(………例えば)
生駒・八・二四:「はい、サカモト少尉。また」
天月朝日:(俺がもっとはやく。あの機体の、コクピットに座って、アイツを堕とせていたら…)
天月朝日:(………)
天月朝日:チャリ、と小さくなった鎖の音を耳元に残しながら、セラピアについていく
天月朝日:「………クソッ」
天月朝日:誰にも聞かれないように、小さく声をこぼした
GM:シーンエンド
GM:ダーザイン操作のお時間!
GM:なお、ダーザインは「対象からの感情」を得ることになります。
椋良=N=シュテルンビルト:「生駒 からの 苦手意識」とかもらっていいですか?(提案)
GM:PC、NPCからのダーザインを新規に設定する場合、「ダーザインを取りたいけど、PC・NPCはこのPCをどう思っているか」を尋ねるのがベターと思います。
GM:そう、こんなくららさんの風に。
生駒・八・二四:あ、どうぞどうぞ。実際もうちょっと言ってくださいよ…とはなってるのでw
天月朝日:なるほどね。
天月朝日:「くらら からの」で取ろうと思うけどなんだろう?庇護?
椋良=N=シュテルンビルト:はい。ありがとうございます、では、生やして4まで(10ロゴス)
椋良=N=シュテルンビルト:心配かな?>あさひくん
生駒・八・二四:天月くんのことはそうだなー 感心 とかそんな感じで思っています。
椋良=N=シュテルンビルト:あと、「G3 からの 信頼」を1>4。この状況なら問題ないでしょう。
天月朝日:では「椋良 からの 心配」「生駒 からの 感心」で取得だー。
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを19減少 (66 → 47)
天月朝日:どっちも新規で4かな。20消費で。
生駒・八・二四:わたしはどうだろう お二人からどう思われてそうかなあ
椋良=N=シュテルンビルト:朝日くんからは、こちらどうです?
天月朝日:生駒・八・二四のパトスを20減少 (61 → 41)
生駒・八・二四:あれっわたしのを
天月朝日:くららさんが関心で生駒さんが興味、かな?
天月朝日:あ、対象を間違えた!
椋良=N=シュテルンビルト:OK。では関心を0>4で10点!
天月朝日:戻し戻し
天月朝日:天月朝日のパトスを20減少 (60 → 40)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを10減少 (47 → 37)
天月朝日:こうだ。
椋良=N=シュテルンビルト:で、残りはロゴス行きかな。
生駒・八・二四:椋良さんはわたしのことどうでしょう
椋良=N=シュテルンビルト:愛着。
GM:愛着。
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを37減少 (37 → 0)
生駒・八・二四:愛着……
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのロゴスを37増加 (40 → 77)
生駒・八・二四:ありがとうございます。ではお二人のをlv4取得、20消費。
生駒・八・二四:生駒・八・二四のパトスを20減少 (61 → 41)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のパトスを41減少 (41 → 0)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のロゴスを41増加 (69 → 110)
天月朝日:天月朝日のパトスを40減少 (40 → 0)
天月朝日:天月朝日のロゴスを40増加 (139 → 179)
GM:OK、では次シーンへ!
ミドル3「喧嘩」
GM:シーンプレイヤー:天月朝日
GM:登場:可能
GM:まずは天月くん、アガペー上昇をお願いします。
天月朝日:天月朝日のアガペーを2d6(→ 6)増加 (553 → 559)
GM:
GM:─瑞穂基地、格納庫。
GM:セラピアに基地を案内してもらう最中、彼女は所用で少し外す必要が出たらしく。少しの間、ここで待つよう告げられた。
GM:眼前には、ハンガーに固定された機体……シュネルギア:ヤークト。
GM:今はその目に光はなく、首関節が固定されたまま、キミを「見る」こともない。
天月朝日:「…………」
天月朝日:その前で、向かい合うようにその機体を見上げている。
天月朝日:光の落ちた双眸はこちらを見ることもなく、あのときのような迫力も感じない。
天月朝日:(気の……せい、だったのかな)
天月朝日:あの時、コイツが俺を見た。そんな気がしたのは。
天月朝日:案内の最中、ひたすら喋り倒したセラピアが側を離れて
天月朝日:シンとした空気が、耳に冷たく栓をしたように思えた。
GM:その空気を、無視するように。
機械化兵:「……おい」
GM:背後から、聞き慣れない声がした。
天月朝日:「…………?」
天月朝日:整備の人だろうか、と振り向く。
GM:キミの振り向く動作に合わせて。
天月朝日:「ええと、俺、ですか?」
GM:その頬に、無遠慮な鋼の拳が叩き込まれた。
天月朝日:ゴシャ、と耳の奥で潰れるような響く音を感じた
天月朝日:「!? ぐ、ぇっ!?」
天月朝日:唐突な殴打の衝撃にたたらを踏んで、その体が背後の資材に叩き込まれる
機械化兵:「よう。ハンスが世話になったんだってな、少尉殿」
天月朝日:(なん、なんだ……!?)
機械化兵:キミを見下ろすのは、一人ではない。数人……おそらくは中隊に少し足りない程度の人数の機械化兵たち。
天月朝日:「…………!」
天月朝日:ハンス、という名前に反応する。それは先程も聞いた名前だ
天月朝日:ブレる視界で、その声のした方を向く
機械化兵:その誰もが、五体満足ではない。義肢が半ばで千切れた者、隻眼の者、負傷の度合いは色々だが。
機械化兵:「……そんな顔をするってことは、ガキらしさは抜けちゃいねえってことだな。安心したぜ」
機械化兵:「だがよぅ」
機械化兵:キミに歩み寄る。だがそれは、助け起こすためではなく。
天月朝日:「………だか、ら、なんですか、これは」
機械化兵:斃れたままの君の胸倉を掴んで、無理矢理引き起こす。
天月朝日:なんとか、表情だけでも睨み返すように。
天月朝日:「ぐっ……!」
機械化兵:「お前が民間人なら、まだ諦めもつくさ。だが、お前はもう軍人だろう。配属前だ、なんてのは理由にならねえ」
天月朝日:年齢相応の身体が、吊り下げられるように引き起こされる
機械化兵:「……どうしてあいつが。ハンスが。戦える奴の身代わりにならなきゃいけなかった!」
天月朝日:「…………!」
機械化兵:「知ってるか。あいつにはな、妹がいたんだ。丁度お前と同じくらいの年だ」
天月朝日:「それ、は……」
天月朝日:実態を帯びる。
機械化兵:「親御さんはいねえ。あいつと、妹と、たった二人でこれまでも、これからも、もっと生きてくはずだったんだ」
天月朝日:名前と、被害報告と、小さな鎖と。
天月朝日:それだけだった"ハンス"という名前に、感情という実態が乗っていく。
天月朝日:そして、それが失われたという事実が、手触りを持って襲いかかる
天月朝日:「俺が……」
天月朝日:「俺が、間に合わなかったから、死んだんだって」
天月朝日:「そう、言いたいんですか」
天月朝日:かすれた息を吐くように、問い返す
機械化兵:「……てめぇ……!」
機械化兵:キミを掴み上げた機械化兵が、再び、鋼の拳を振りかぶる。
天月朝日:「……………っ、!」
天月朝日:反射的に閉じそうになった目を止めて、ギュッとその拳が振るわれるのを見る。
GM:直後、キミの視界に迫る拳は、しかし。
男:「……気は済んだだろう。そこでやめておけ」
GM:機械化兵の背後。一人の男が、その手首を握りしめて止めていた。
天月朝日:「……!」
機械化兵:「し、しかし……こいつがハンスを……!」
男:「……誰のせいでもない。ましてや、彼が殺したわけではない。わかっているだろう」
機械化兵:「…………は。その通りです。失礼しました、中隊長殿」
機械化兵:機械化兵は、キミを掴んでいた腕から力を抜いて。そのままキミは、再び床に投げ出される。
天月朝日:「……………ッ、ゲホッ!」
天月朝日:その手荒な扱いでようやく酸素を取り戻し、数度えづく
GM:機械化兵たちは、割って入った男を恐れるような、しかし敬意に満ちた視線で敬礼して、立ち去ってゆく。
男:「……立てるか、少尉」
男:そして、男が差し伸べた手もまた、機械のそれだ。
天月朝日:口の端の透明な粘つく唾を手の甲で拭いながら、その男を見る。
天月朝日:「………ありがとう、ございます」
天月朝日:その手をとる。
天月朝日:答える口内はヒリヒリと、殴られた衝撃で破れた頬から血の味がした。
男:「自己紹介が贈れたな。俺はフリューゲル・ズィーガー。統一帝国空軍中尉だ」
フリューゲル:「ハンス・タチバナ大尉の上官にあたる。もっとも、階級は上を行かれてしまったが」
フリューゲル:淡々と、そう告げながら。キミをそっと助け起こす。
天月朝日:「天月朝日……ええと、少尉です」
天月朝日:二階級特進、という言葉は、まだ教本の中のものだと思っていた。
天月朝日:立ち上がっても少し見上げるような身長差。
フリューゲル:「すまんな。我々は、お前さん達を守るためにいる。それは誰もが理解しているはずだ」
天月朝日:「……なんで、助けてくれたんですか」
天月朝日:「部下、なんでしょう。ハンスさんは」
フリューゲル:「では、尋ねるが」
フリューゲル:「お前が死ねば、ハンスは帰って来るのか」
天月朝日:「…………!」
天月朝日:瞳孔が揺れる。
天月朝日:「それ、は…」
フリューゲル:「……分かっている。分かっているんだ。ハンスは命令に基づき、役目を全うした。俺たち軍人には、それで十分なんだと」
フリューゲル:「しかし、人の心は、命令で全てを割り切れるものじゃない」
フリューゲル:「だから、一発は止めなかった。……まだ、痛むか」
天月朝日:「……………はい」
天月朝日:「わかってます」
天月朝日:「わかってますよ……!」
天月朝日:「あんな、あんなに……」
天月朝日:コクピットに座って、狙って、トリガーを引いて。
天月朝日:「あんなに、簡単に…!」容易く、終わってしまうなら。
天月朝日:俺が、もっとはやく。あの基地に居て。あと1日、あと半日
天月朝日:あと1つでも、バスにはやく乗っていて、あの機体に乗れていたなら
天月朝日:「…………!」
天月朝日:彼は死ななかったんじゃないか、と。
フリューゲル:「少尉」
天月朝日:「………なんですか」
フリューゲル:キミの思考に、冷や水を浴びせるように。
フリューゲル:「思い上がるな」
フリューゲル:ぴしゃりと、冷たい言葉が投げかけられる。
天月朝日:「なっ……」
フリューゲル:「ああ、確かに。シュネルギアは、ギアドライバーは、戦況を変え得るのだろう。だが」
フリューゲル:「10代の少年少女に背負い切れるほど、俺たちの─戦闘機乗りの覚悟は、軽くはない」
フリューゲル:「我々は、いつか砕ける盾だ。だが、だからこそ。諦めは最も唾棄するべきものだ」
天月朝日:「…………それが、覚悟ってやつなんですか」
天月朝日:「それじゃ……」死んじゃうじゃないですか、と。
天月朝日:問いかける言葉を飲み込む。
フリューゲル:「死ぬさ。いつか死ぬ。だから」
フリューゲル:「そうしろ、と命じられたものではなく。そうすべきと信じたもののために死ぬ」
フリューゲル:「ハンスも、きっとそうだったのだろう」
フリューゲル:「……だから、少尉」
天月朝日:「…………はい」
フリューゲル:「戦え。生きろ。諦めれば、死ぬだけだ」
フリューゲル:「俺が君に伝えられるのは、これだけだ。……ああ、これを。痛むなら使え。俺には、必要のないものだからな」
フリューゲル:キミの手に、鎮痛剤入りのパッチを押し付けて、男は背を向けて歩き出す。
天月朝日:「……………」
天月朝日:パッチを受け取って。
天月朝日:その背中に刺すように目線を向ける。
天月朝日:「……言われ、なくたって」
天月朝日:「誰が、死ぬために戦うか、ってんだ……」
天月朝日:「………アンタたちが、死ぬ覚悟で戦う前に!」
天月朝日:「……俺が、全員倒してやる…!」
天月朝日:振るい建てるように叫んで。
天月朝日:「………クソッ」
天月朝日:散乱した資材の一つに腰掛ける。
天月朝日:「痛っ………」
天月朝日:叫んだことで殴られた頬の、若干の腫れを自覚する。
天月朝日:「………………」
天月朝日:「……、はぁー……」
天月朝日:殴られるのは、効いた。
天月朝日:ただ、それ以上に。あのフリューゲルとかいう男の言葉が、効いた
天月朝日:「……お前のせいだ、って言われたほうが。楽だったかもな」
天月朝日:自分が遅かったから、こんなことになって───つまり
天月朝日:自分がいれば、何もかもが上手く、行ったんじゃないかと。
天月朝日:その実力があるのだと。だからそれができなかったお前が悪いのだと。
天月朝日:最初の男のように、それを肯定されたほうが、楽だったな。と。
天月朝日:「……痛ぇー」
天月朝日:殴られた頬より、切った口内より。
天月朝日:自分の無力を指摘されるのは、何より痛かった。
GM:シーンエンド
GM:ダーザイン操作のお時間!
天月朝日:フリューゲルさんから貰えるかな…?
GM:隔意……かな。
天月朝日:かくいー。
天月朝日:では新規で取得して4まで。10使います
天月朝日:天月朝日のパトスを10減少 (58 → 48)
天月朝日:天月朝日のパトスを48減少 (48 → 0)
天月朝日:天月朝日のロゴスを48増加 (179 → 227)
天月朝日:よし、以上です
GM:OK、では次へ!
ミドル4「命の価値」
GM:シーンプレイヤー:生駒・八・ニ四
GM:全員登場
GM:シーン登場のアガペー上昇をお願いします。
天月朝日:天月朝日のアガペーを2d6(→ 9)増加 (559 → 568)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のアガペーを2d6(→ 6)増加 (559 → 565)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのアガペーを2d6(→ 4)増加 (576 → 580)
GM:─瑞穂市の商店街、その一角にある甘味処「瑞穂亭」。
GM:ハンス・タチバナの妹であるエリザは、そこで住み込みでアルバイトをしていた。つまり、ここが彼女の「家」だ。
GM:であれば、遺品の届け先はここの他になく。
GM:店を訪れた一団のうち、初対面となるふたりのうちひとり……生駒・八・二四から、タグをはじめとする遺品を受け取った彼女は。
エリザ:「……ありがとうございます、ええと、生駒さん。お兄ちゃん、いつかはこうなるって……きっと、覚悟はしていましたから……」
エリザ:寂しそうに、辛そうに、しかし気丈に微笑んで見せた。
生駒・八・二四:「…ハンス大尉がいなければ、被害は今よりも大きくなっていたと思います。…それに、」
生駒・八・二四:「わたしを生かしてくださったのは彼です。…ですから、わたしが出来る範囲であれば、なんでも言ってください」
生駒・八・二四:光を吸ってしまうような水色の瞳が、静かに見つめている。感情の揺れを、言葉からも表情からも見つけることは難しい。
エリザ:「そう、ですか。……うん。お兄ちゃんは、誰かを守って死んだんですね」
生駒・八・二四:「はい」こくん、と幼い子供のがするように頷く。
エリザ:「それなら、お兄ちゃんは、幸せだったと思います。誰かを守るために犠牲になるなら、自分はそれでいいんだ、って言ってましたから」
エリザ:でも、と。視線を、眼前の冷水入りグラスに落として。
エリザ:「……いくら本人が覚悟してても、周りはそうじゃないですよね。私にとっては、たった一人のお兄ちゃんだったんです」
生駒・八・二四:「………」少し、唇を微かに開いて、閉じる。
GM:「あの、だから、みなさん」
エリザ:「あの、だから、みなさん」
エリザ:兄の友だったという完全機械化兵を。ギアドライバーである少年少女を。じっ、と見つめながら。
生駒・八・二四:言いかけた言葉ーー何を言おうとしたのだろう?--を仕舞って。
エリザ:「……みなさんがいなくなったら寂しく思う人が、きっといます」
エリザ:「そのことを、忘れないでください。……お願い、します」
椋良=N=シュテルンビルト:「あのとき…」
椋良=N=シュテルンビルト:「基地の稼働戦力は、大きく不足していました。タチバナ少尉が動かなければ、天使兵は市街地に侵入して…」
椋良=N=シュテルンビルト:「…少なく見積もっても、百人単位の犠牲者が出ていたでしょう」
椋良=N=シュテルンビルト:「ハンスさんは、そういうことをされたんですよ」
椋良=N=シュテルンビルト:「もちろん、忘れませんとも」
エリザ:「……ふふ、なんだ。それじゃあ、お兄ちゃんは」
エリザ:「私のことも、ちゃんと守ってくれたんだ……」
生駒・八・二四:「…はい」彼女の言葉であるから、受け取ろうと思った。そんなひと、というのが。よくわからなかったけれど。
椋良=N=シュテルンビルト:「ええ」
椋良=N=シュテルンビルト:約束、守れませんでしたね…という言葉は、口にしない。それはもう、とっくに遅くなってしまった。
エリザ:「……でも、なんだか。お兄ちゃんが死んだって、まだ信じられなくて」
天月朝日:「……あの、エリザ、さん」
エリザ:「夕べも、お兄ちゃんが夢に……あ、はい」
天月朝日:戸惑いがちに声をかける。頬の痛みはすっかり消えたように思える。
天月朝日:「すみません、遮っちゃって……ええと、俺、天月って言います」
天月朝日:「俺もお兄さん……ハンスさんのお陰で、多分生き残った中のひとりで……ええと」
天月朝日:「うまく、言えないんですけど」
天月朝日:「……俺も、助けられて、死ぬつもりはありません。」
天月朝日:「だから……エリザさんも、」
天月朝日:「……泣いて、くださいね。ちゃんと」
椋良=N=シュテルンビルト:「…………」
エリザ:「…………ぁ………」
エリザ:「……だ、大丈夫!大丈夫です!私、ちゃんと頑張れますから……!」
天月朝日:「いや、すみません。何いってんだって感じですけど……」
天月朝日:「……誰かが居なくなって、悲しんじゃだめってことは、ないですから。きっと」
生駒・八・二四:どこか分からないものを、手探りで確かめているように。躊躇うような。言葉を探すような、そんな間があって。
生駒・八・二四:「……わたしは、完全記憶が出来ます。だから……」
生駒・八・二四:「基地で、ハンスた……少尉の、していたこと。見て、聞いた事なら……話せます」
エリザ:「……それじゃあ、生駒さん」
生駒・八・二四:「……それに…聞くだけになるかもしれませんが、あなたが言った事なら、誰にも言いません」
生駒・八・二四:「はい」
エリザ:「戦争が終わったら、教えてください。お兄ちゃんが……ううん」
エリザ:「私たちを守ってくれた人たちが、どんなふうに生きていたのか」
生駒・八・二四:じ、と昏い、光も何も吸い込んでしまって透き通る、そんな瞳で見つめる。
生駒・八・二四:「……はい。わたしで良ければ」
エリザ:「はい。約束、ですよ!」
エリザ:何かを我慢するように、目元を何度か、ごしごしと手の甲でこすって。
生駒・八・二四:ぱちぱちとまばたかせて。
エリザ:「……そうだ!せっかくお店に来てくれたんですから、あんみつ食べていってくだい!ご馳走しますから、ね!」
生駒・八・二四:「はい。生駒・八・二四は、エリザさんとの…”約束”を、忘れません」
生駒・八・二四:少し固まって、二人を見上げる。
椋良=N=シュテルンビルト:「ええ。せっかくですからごちそうになりましょうか」
天月朝日:「え?あ、あぁ、はい」
椋良=N=シュテルンビルト:「外出届は受理されていますから、別段服務規程にも違反しませんし。美味しいんですよ。ここのあんみつ」
生駒・八・二四:「…そう、なのですか。規定の糧食ばかり、なので……」
エリザ:「それじゃあ、準備してきますね!ちょっと待っててください!」
エリザ:にこりと笑って─その目は、ほんの少し赤みを帯びてはいたけれど。
エリザ:少女が、ここ瑞穂亭で働く姿は、年相応の、瑞々しさを感じさせる姿だった。
生駒・八・二四:その姿を視線で見送って、しばらくしてから。
生駒・八・二四:「シュテルンビルト特務大尉、天月少尉。同行して頂き、ありがとうございました」ぺこりと頭を下げる。
生駒・八・二四:「わたしだけだと、あのようには。」言葉を切って。「できなかった、と。思うので」
椋良=N=シュテルンビルト:「責任者ですからね」
椋良=N=シュテルンビルト:「天才ですし」
天月朝日:「お礼とか、いいですよ。生駒さん」
天月朝日:「俺も……なんか、余計なことを言ったような気がしますし……」
生駒・八・二四:「実際、本当に天才だと初めて思いました」
生駒・八・二四:「なぜですか?」
生駒・八・二四:「わたしからは、言うべきで…でも、言えなかったことでした。天月少尉は、凄いですね」
天月朝日:「んぐ……」
生駒・八・二四:くらい瞳がじっと見つめる。
椋良=N=シュテルンビルト:「朝日くん。美徳というやつなので、誇りに思うべきだと、私思いますね」
天月朝日:「もうちょっとうまく言えたんじゃないかというか……つーか、全然言葉になってなかったし…」
生駒・八・二四:それは、あまりに澄みきり過ぎているからこそ、光が帰ってこないが故だ。
天月朝日:くすんだ赤色でその瞳に目線を合わせる。
生駒・八・二四:「そうでしょうか」
生駒・八・二四:「わたしには、わかりませんが…人間は、義務だけでは生きられません」
生駒・八・二四:「どこかで、何かを思っています。喜んだり、悲しんだり、楽しんだり、…怒ったり」
生駒・八・二四:「それは、抱え続けてしまうと、そのひとを潰してしまうということは、知っていますから」
生駒・八・二四:「……ですから、その」言葉に迷う。合っているのだろうか。
生駒・八・二四:「あなたも、抱え込まないでくださいね」そっと指で、口元を拭った。
天月朝日:ビクッ、とその指の感触に驚いて。
天月朝日:手持ち無沙汰に。目にかかる髪をいじる
天月朝日:「………それ、別の人にも似たようなこと言われましたね」もうちょい過激だったけど。
天月朝日:「わかりやすいっすか、俺」
生駒・八・二四:冷たい指だ。そのつぎに、きめ細やかな肌の感触と、奥の金属骨格の重さ。
生駒・八・二四:「わかりません」
生駒・八・二四:「ただ、そう感じました。……間違っていなくて、良かった」
椋良=N=シュテルンビルト:「ほら。隠してることにすら、気付かれてないじゃないですか」
椋良=N=シュテルンビルト:「その調子だと、セラピアの相手は大変ですよ? あの子、感性が鋭いから」
天月朝日:「うぐ……」
生駒・八・二四:「……隠していたのですか?……礼を失してしまったでしょうか…」
天月朝日:「こっちもナチュラルにアレだな…!」
生駒・八・二四:こてんと首を傾げている。
天月朝日:「クソッ……いや、いいです。俺のことはいーんです。この際」
天月朝日:「……生駒さんもだいぶ溜め込むタイプに見えますけどね。」
天月朝日:「自分だと出来なかったとか、そういうの。……溜め込むなっていうなら、そっちこそっていいますよ。俺は」
生駒・八・二四:「はい。…」そう聞かれて、首を戻す。「……思考ログや、感情テストなどは受けていますが…」
天月朝日:まくしたてるように言って、グラスの水をあおる。頬にしみる。
生駒・八・二四:「特に、再ブロックや記憶処理を含む処置はいらないようだった、と聞きました。天月少尉からは、そう見えましたか?」
天月朝日:「……ブロックとか、記憶処理とか。具体的にはしりませんけど」
天月朝日:「要するに、表に出ないところに溜め込んでるってことでしょ。」
天月朝日:「そういうの、たまに吐き出しゃいいんじゃないですか」
天月朝日:知りませんけどね、と。
生駒・八・二四:「………そう、なのでしょうか」
天月朝日:若干拗ねたような口調で詭弁をまくる
天月朝日:「そうですよ、きっと」
天月朝日:自分だけ会話の対象になられてはたまらない、という声。
椋良=N=シュテルンビルト:「カウンセリングの真似事でもしてみましょうか。得意なんですよ」
生駒・八・二四:「……天月少尉が言うなら、そうなのかもしれませんね」こくこく頷く。
椋良=N=シュテルンビルト:「なんといっても私、天才なもので」
生駒・八・二四:シュテルンビルト特務大尉を見上げて。
生駒・八・二四:「実際、サカモト少尉は安定してますね。あとで、お願いしてもよろしいでしょうか。わたしと、天月少尉で」
天月朝日:「俺もかよ…」
天月朝日:げんなりと呟いて
椋良=N=シュテルンビルト:「Naturlich! 鬼のいぬ間のですね。親睦も深めたいですし」
天月朝日:(………セラピアの方は、わざわざ要らなそうだよなぁ)
天月朝日:あの気楽な女子を思い出した
GM:─そんな風に「先」の話をしていた、その時。
GM:キミたち3人の端末、あるいは通信機に、緊急の着信。休暇の取り消しと、帰還を命じるもの。
椋良=N=シュテルンビルト:「あんみつはお預けですね。総員、即時基地に帰投」
生駒・八・二四:「了解致しました」端末を取り出し確認。軍票を出して、装具を確かめ。
生駒・八・二四:エリザさんが消えていった、奥の方へ一瞬だけ、視線が止まり。またすぐに動き出す。
天月朝日:「っと」思索に耽りそうだった思考を取り戻して。
椋良=N=シュテルンビルト:「MPの車を回してもらっています。調整はリュンマさんとセラピアが済ませているはずですから」
エリザ:「……今の音。やっぱり、そうなんですね」
天月朝日:「了解しました」
椋良=N=シュテルンビルト:「ええ。ごめんなさい、また食べ逃しちゃった」
エリザ:「いえ。なんとなく、そんな気がしました。だから、はい、これ!」
エリザ:ビニール袋には、いくつかのパック。持ち帰り用のあんみつが、人数分以上に入っている。
生駒・八・二四:ぱちくり。「よろしいのですか」
エリザ:「……次は、お見せでゆっくり食べてくださいね。やっぱり、ここで食べてもらうのが、一番美味しいんですから!」
生駒・八・二四:こくん、と頷く。
エリザ:「それじゃあ、みなさん。……こう言うのが正しいのかは、わかりませんけど……」
エリザ:「行ってらっしゃいませ!」
天月朝日:「………」その言葉を受けて。
天月朝日:「口ん中が治ったら、また食べに来ます。……その、こういうの、好きそうなやつも居るので」
天月朝日:知らないが、まぁ多分好きだろう。とあのゆるい女子を思い出し
天月朝日:「だから……」
天月朝日:「行って、きます」
天月朝日:今度は、間に合うように。
GM:シーンエンド
GM:ダーザイン操作、ここもまだミドルなのでレベル4が最大となります。
生駒・八・二四:了解です。エリザさんからの貰いたいのですが、どうでしょう。
GM:エリザからは、まごころを。
椋良=N=シュテルンビルト:ちょっと内心悲しい気持ちになったので、「家族 からの 忌避」1>4(9)。実家との折り合いがとても悪いんですよ。
生駒・八・二四:わあい うれしい。lv4で新規取得、10点。
椋良=N=シュテルンビルト:あとは……「瑞穂基地 からの 敵愾心」いただいていいですか? GM。
生駒・八・二四:自己からの誇りも、lvを4に上げます。 これで19使用。
生駒・八・二四:生駒・八・二四のパトスを19減少 (60 → 41)
GM:なるほど。G3から信頼されてるなら、そうなりもしましょう。OKです。<敵愾心
椋良=N=シュテルンビルト:OK。なんとかしますよ。ではこちらも1→4で。
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを19減少 (52 → 33)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを33減少 (33 → 0)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのロゴスを33増加 (77 → 110)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のパトスを41減少 (41 → 0)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のロゴスを41増加 (110 → 151)
椋良=N=シュテルンビルト:でかい顔をする理由を見せて差し上げましょう。天才とライトスタッフですからね。
天月朝日:では、私もエリザさんからの分頂いておきます、まごころでいいかな?
GM:ヤー、まごころでどうぞ!
天月朝日:やー!ではLV4で取得!
天月朝日:天月朝日のパトスを10減少 (56 → 46)
天月朝日:天月朝日のパトスを46減少 (46 → 0)
天月朝日:天月朝日のロゴスを46増加 (227 → 273)
天月朝日:以上!
ミドル5「天使、再び」
GM:シーンプレイヤー:天月朝日
GM:全員登場
GM:登場のアガペー上昇をお願いします。
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのアガペーを2d6(→ 8)増加?(580 → 588)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のアガペーを2d6(→ 7)増加 (565 → 572)
天月朝日:天月朝日のアガペーを2d6(→ 3)増加 (568 → 571)
GM:─瑞穂基地、滑走路。待機する各機のコックピットに、少女の冷たい声が響く。
ヴィヴリオ:『各員、聞け。先刻、瑞穂市上空に高濃度の天使反応が認められた』
ヴィヴリオ:『先だって迎撃した天使兵のエーテル体が、再生を試みているものと思われる』
ヴィヴリオ:『……撃墜されたパイロットの肉体とV機関、天使核を糧としたらしい。タチバタ大尉の遺体が消失していた理由が、これだ』
ヴィヴリオ:『再臨予想時刻はいまから300秒後、混成飛行部隊ならびにシュネルギア3番機、5番機はこれと接敵、殲滅せよ』
ヴィヴリオ:『……以上だ。以後、発進は管制官の指示に従え』
生駒・八・二四:チェックリストを突っ込んだクリップボードを記入し終え、機体のラックに挟む。
管制官:『─聞こえますか、生駒・八・ニ四。進路上に障害物なし。最終チェック、よろしいか』
生駒・八・二四:フライトプランは修正済み。問題なし--常の訓練の成果が出ただろうか。
生駒・八・二四:「--」インカムの周波数調整。
生駒・八・二四:「問題なし。チェックを開始しますーー主脚稼働、主腕稼働よし」
生駒・八・二四:テストプログラムが走り出す。主脚と主腕の稼働が一通り動き、確かめるように踏み締め、握り開く。
生駒・八・二四:「電装系、よし。火器管制、よし。駆動系、よし」完全機械化兵の電脳は、フライングユニットのそれもたやすく掌握する。
管制官:『管制側からのチェック、完了。問題なし。─コントロールをそちらへ』
管制官:『─混成飛行部隊、発進よし。どうか、御武運を』
生駒・八・二四:「装備は、九二式制式実態刀と、八六式短刀。問題なし。エーテル制御、よし」
生駒・八・二四:「九九式強化外骨格”空我”、生駒・八・二四」コンソールを叩き、主機がその火をくべる。
生駒・八・二四:「出撃します」がつん、とアームが離す音ーーそこからの噴射炎。
生駒・八・二四:加速。加速、加速ーーエーテルフィールドが形成され始める。
生駒・八・二四:飛び出した先。空を引き裂く刃と、それを角とする一角獣のマークが光を反射した。
管制官:『─続いてシュネルギア5番機、発進準備よろしいか』
椋良=N=シュテルンビルト:コックピットに、四つのリズムが重なって聞こえている。
椋良=N=シュテルンビルト:それぞればらけて、おおよそ60から120BPM。
椋良=N=シュテルンビルト:「最終起動チェック入ります」
椋良=N=シュテルンビルト:「S.Q.U.I.D.?Ring?access」
椋良=N=シュテルンビルト:思考同調型コントロールシステム。精神の開放。前の、ドライバーシートに座る相棒の音が明瞭に響く。
椋良=N=シュテルンビルト:「Valter-tube,?Synchronisierung」
椋良=N=シュテルンビルト:接合された思考を経由して、ふたつのリズムが変調する。ジャスト90BPM。戦闘向けの拍子。
椋良=N=シュテルンビルト:「Kern?offnen.?Komplett」
リュンマ:「…………」 緊張の面持ち。けれど、不思議な高揚感もあって。
椋良=N=シュテルンビルト:展開されたV機関由来の慣性制御フィールドは、平常のレンズ状から翼の形へ。
椋良=N=シュテルンビルト:「リュンマさん。緊張してます?」
椋良=N=シュテルンビルト:手は止めない。ナビシートの周囲は、不正規品の外付けパーツで埋め尽くされている。
リュンマ:「大丈夫、大丈夫ですよ!だって、ほら」
椋良=N=シュテルンビルト:キーボード。トラックボール。そのほか、どう見ても電子楽器やDTM器材にしか見えないもの。
リュンマ:「自分には、先輩がいますから」
椋良=N=シュテルンビルト:指揮者のように手を動かすたびに、コンソールの表示が雪崩をうって変化する。
リュンマ:機械のスキマ、向こう側から。精一杯の笑顔が、見える。
椋良=N=シュテルンビルト:「今日はリュンマさん任せですからね。いっときますが」
椋良=N=シュテルンビルト:にやりと笑い返す。
椋良=N=シュテルンビルト:「Diva-modul,?start.?Alles?im?grunen」
椋良=N=シュテルンビルト:「思いっきり飛ばしてください。ただし前に出すぎないように」
リュンマ:「はい、任せてください!後輩にいいところ見せちゃいますよ!」
椋良=N=シュテルンビルト:「何しろこの子は装甲ぺらぺらだし、それでも最悪のときは三番機の盾にならないとですからね?」
椋良=N=シュテルンビルト:「ふふ。頼もしいですね。では、飛んできますか!」
リュンマ:シュネルギアの鼓動が、ふたりのそれに重なって。
椋良=N=シュテルンビルト:「Einheit-Funfte,?Schnellgear:lebhaft,?Abfahrt!」
椋良=N=シュテルンビルト:響くリズムは、おおよそひとつ。
椋良=N=シュテルンビルト:カタパルトで加速された機体が、不可視の翼をもって空へと駆け上がる。
GM:─混成飛行部隊が、シュネルギア5番機が飛び立ってゆく。最後の一機、そのコックピットに、管制官の声が響く。
GM:─その声を、聞いているのかいないのか。後部座席のキミの相棒は。
セラピア:「チェック、6番から72番までまるっとOKなんだよー」
セラピア:それでいいのか、と思わないでもない省略の仕方をしている。
天月朝日:「……雑じゃないか?いや、経験はそっちのほうが上だけど」
天月朝日:支給されたパイロットスーツに身を包み、こちらの身体に調整されたシートに身を寄せる。
天月朝日:赤のラインが薄暗いコクピットの中でせわしなく動き、計器のチェックを済ませていく
天月朝日:「確認した。こちらもチェックOK……そっちは、信じる」
セラピア:「いいんだよー、機体は中島のおじちゃんたちのおかげでバッチリ!そして!」
セラピア:ふわりと。風が吹かないはずのコックピットに。キミの背後から微風が流れて。
セラピア:「─今は、そうでないとしても」
天月朝日:「ん……?」
天月朝日:気密チェック──グリーン。
天月朝日:風にのって届く声に耳を傾ける
セラピア:細い腕と、金色の髪二房が。君の首に、そうっと絡みついて。
天月朝日:「な、」
セラピア:「キミと、ボクと、この子に。出来ないことなんて、何もないんだよ、たぶん」
天月朝日:くすぐったい感覚に、振り向こうとしながら
天月朝日:その温度を感じて首を動かすのをやめる
天月朝日:「……ふぅ」
天月朝日:「言い切れよ、そこは」
天月朝日:「こっちは公式には初陣で、緊張してるんだぞ」
セラピア:「ボクは預言者じゃないから、無責任なことは言えないんだよ~」
天月朝日:「無責任じゃないことが、責任感に繋がらないことは分かったよ……」
セラピア:「……でも、あさひちゃん。これだけは言っておくね」
天月朝日:「何?」
セラピア:きゅっ、と。一瞬、キミの首に回された腕に弱い力がこもって。
セラピア:「ひとりで、大人にならなくても大丈夫なんだよ。ここには─」
セラピア:「みんな、いるんだよ」
天月朝日:「…………」
天月朝日:思えば、こうやって
天月朝日:誰かに抱きしめられたのは何年ぶりか、などと。
天月朝日:不意に思い出した。
天月朝日:「………ふぅ」
天月朝日:両親が居なくて、一人で生きていく時に。
天月朝日:"子供"のままじゃいけないと、そう思った────誰にも話したことはないけど。
天月朝日:だと言うのに、まったく
天月朝日:────『その調子だと、セラピアの相手は大変ですよ??あの子、感性が鋭いから』
天月朝日:────『……隠していたのですか?……礼を失してしまったでしょうか…』
天月朝日:「………この基地は、誰も彼も」
天月朝日:「人の隠し事にズカズカ入り込んでくるやつばっかだな、マジで」
天月朝日:ふぅ、と観念したように息を吐いて。
天月朝日:「言ったな、セラピア・パルマコン」
天月朝日:「その言葉は無責任じゃあないってこと、見せてもらう」
天月朝日:計器チェックオールグリーン。全回路掌握。
天月朝日:「やるぞ」
天月朝日:「……俺達で」
セラピア:「うん。キミと、ボクと、この子で」
セラピア:「やろう、あさひちゃん。……シュネルギア3番機、ヤークト」
セラピア:どくん、と。三つの鼓動が一瞬、重なって。
天月朝日:「あぁ───」
天月朝日:左手側のスラスターギアに手を添える
天月朝日:「ゲートオープン。3番機、ヤークト」
天月朝日:「パイロットはセラピア・パルマコン……天月朝日」
天月朝日:ぐい、とギアをフルスロットルに
天月朝日:各所よりスラスタ排気。熱を持ったスピードが機体に乗り移り
天月朝日:意識を宿すように赤の光が目に灯る
天月朝日:「────出撃します!」
天月朝日:光を伴って空を翔んだ
GM:シーンエンド
GM:ダーザイン操作、ここからレベル5解禁となります!
GM:オーギュメントの使用には、レベル5のダーザインが必要となります。また、クライマックスフェイズ中にも、ダーザイン操作のタイミングはあります。
GM:(枚ラウンドセットアップ、または「正念場宣言をする」ことにより任意のタイミング)
生駒・八・二四:必殺技だ~
椋良=N=シュテルンビルト:はい。では……今のうちにやっておきましょう。35点支払って手持ち全部5に!
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを1減少 (57 → 56)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを35減少 (56 → 21)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのパトスを21減少 (21 → 0)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのロゴスを21増加 (110 → 131)
生駒・八・二四:わたしも6つlv5にしてしまいましょう。30マイナス。
生駒・八・二四:天月朝日のパトスを30減少 (65 → 35)
椋良=N=シュテルンビルト:で、残りは変換ですね。
椋良=N=シュテルンビルト:以上!?今回はご機嫌伺いということで、内容書き換えは入れないでおきます。
生駒・八・二四:あとひとつなんか取っておきたいけど どうしようかな…
天月朝日:6つをLV5に。
生駒・八・二四:いいや。開けておきます!
天月朝日:天月朝日のパトスを30減少 (35 → 5)
生駒・八・二四:天月朝日のパトスを35減少 (5 → -30)
生駒・八・二四:あっごめん間違えてる!
天月朝日:チャラチャラ。
GM:よくあるのだぜ。
天月朝日:天月朝日のパトスを5減少 (5 → 0)
天月朝日:天月朝日のロゴスを5増加 (273 → 278)
天月朝日:以上以上
生駒・八・二四:65なので、30-して、35ロゴス増えますね
生駒・八・二四:申し訳ないです。
生駒・八・二四:一応数字は戻しておきました……
生駒・八・二四:生駒・八・二四のパトスを30減少 (55 → 25)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のロゴスを25増加 (151 → 176)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のパトスを25減少 (25 → 0)
GM:押忍、OK!では……
クライマックス「異形の天使」
GM:全員登場
GM:クライマックス!最後の登場アガペー上昇をお願いします。
天月朝日:天月朝日のアガペーを2d6(→ 5)増加 (571 → 576)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のアガペーを2d6(→ 7)増加 (572 → 579)
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのアガペーを2d6(→ 6)増加 (588 → 594)
GM:─瑞穂市、上空。エーテルが可視化に至る濃度で渦巻くその中心に、カタチを為すものがある。
オペレーター:再臨まで5、4、3、2、1……天使兵、出ます!』
GM:ぎゅるりと、空間が歪曲して。そこに現れたのは─。
天使兵:─シュネルギアを模したのか、ヒトに近いカタチの上半身。背中からは、6枚の羽根を生やして。
天使兵:しかし、その下半身は─無理矢理に当てはめれば、ハチのそれに似ていた。
天使兵:そこに、苦悶の表情を浮かべる人の顔が無数に浮かんでいなければ、だが。
ヴィヴリオ:『……聞こえるか。アレはタチバナ中尉のみならず、死者の肉体をありったけ取り込んだと見える』
ヴィヴリオ:『─仮に、そこに君たちの知人の顔があったとしても。それはもはや、人の魂が宿ったものではない』
ヴィヴリオ:『以後、対象を力天使級アルサミエルと呼称。市街地へ侵攻する前に殲滅しろ』
ヴィヴリオ:『……命令は、以上だ。各員奮起せよ。我々の敗北は、瑞穂基地の、ヤシマの─』
ヴィヴリオ:『世界の終わりの、引き金となるだろうから』
天使兵:「────────」
天使兵:天使は声を発さず、エーテルの振動を以って歌う。
天使兵:聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな─。
天使兵:その歌声に導かれるように、エーテルの残滓からホイシュレッケが湧き上がる。
椋良=N=シュテルンビルト:「波形確認。周波増大。天界位階基準、少なくとも力天使以上──大物ですねえ」
リュンマ:「はい!ですが─」
椋良=N=シュテルンビルト:「ええ。私たちの、事実上の初陣にはふさわしい相手ですとも」
リュンマ:「そして、頼もしい味方もいます!」
セラピア:「そう、大物狩りならボクらにお任せなんだよー。ね、あさひちゃん」
天月朝日:「ちゃんはやめろ……だが、そのとおりだ」
天月朝日:「的がでかいなら、当たりやすい。」
天月朝日:「……やりやすい相手だ。」
天月朝日:呟く内容とは別に、その声には硬質な響きがある。
天月朝日:己を鼓舞するための軽口だった
生駒・八・二四:『では、有象無象はお任せください…敵天使兵を視認。戦闘機動へ移行します』きゅ、と瞳孔が窄まる。
生駒・八・二四:ユニットの背に負っている刃を確かめ。
生駒・八・二四:『出来る限り通さぬように致しますので……ごゆっくりどうぞ』金のすれ合う音。主腕に刃が握られる。
リュンマ:「……はい。それじゃあ、くららさん」
椋良=N=シュテルンビルト:「では、作戦行動を開始します。主目標、力天使級天使兵アルサミエル」
椋良=N=シュテルンビルト:「各機、最善を尽くしてください」
アルサミエル:その宣言に、呼応するように。もう一度。戦場に、世界に。
アルサミエル:─聖なるかな。聖なるかな。聖なるかな。
アルサミエル:歌が、響いた。
GM:では、戦闘を開始します!まずは状況!
GM:PCで1つのエンゲージ。そこから500m離れて、アルサミエルとホイシュレッケ:シュトルムが1つのエンゲージ。
GM:他に配置されているエネミーはありません。
GM:まずはセットアップ!
椋良=N=シュテルンビルト:宣言ありません。
天月朝日:なし!
生駒・八・二四:なし。
GM:エネミー側はありません。また、1ラウンドめのダーザイン操作は省略するものとします。(さっき操作したばかりなので)
GM:では、行動値順に処理!なのです!が!
アルサミエル:イニシアチブで《†疾風怒濤》。追加行動を1回行います。
アルサミエル:マイナー、なし。
アルサミエル:メジャー、《マサクゥルフェザー》による白兵攻撃。これに《場面攻撃》を組み合わせて、対象をPC3人に。
アルサミエル:※《マサクゥルフェザー》 射程:至近、対象:範囲(選択)、攻撃力+28の白兵攻撃
GM:判定!
アルサミエル:14b6>=5
DiceBot : (14B6>=5) → 6,5,5,6,6,1,4,6,5,2,5,2,3,1 → 成功数8
アルサミエル:《†奇跡》。この判定の達成値を+20
アルサミエル:PC3人に、成功数28で攻撃!ダメージはこれの差分値+28となります。
生駒・八・二四:しんでしまう。
椋良=N=シュテルンビルト:朝日くん。お願いできますか?
天月朝日:えーと、アーティラリーのオーギュメント、《ティファレト》で達成値下げの使い所!…であってます?
椋良=N=シュテルンビルト:はい。使ってもらえれば、とりあえず全員しのげるかと。
GM:ですです!そうすると成功数が13になり、回避の目も、差分値を削って避ける目も出てくる、という算段ですね。
天月朝日:ではそのように。ええと、オーギュメントの使用はダーザインの昇華をするんでしたっけ。
GM:はい。昇華するダーザインは、レベル5ならどれでも大丈夫です。が。
椋良=N=シュテルンビルト:ですです。5Lvダーザインの昇華がコストになります
GM:ナビゲーターに対応するオーギュメントは、そのナビゲーターのダーザイン昇華が必要なので、他のオーギュメントに使ってしまわないようご注意を!
天月朝日:なるほどね!
GM:(使えることは使えるし、使うべき場面もひょっとしたらあるかもしれない)
GM:では、使用するのであればオーギュメント名と、昇華するダーザインの宣言をお願いします!
天月朝日:では、「フリューゲルからの隔意」を昇華!オーギュメント《ティファレト》を使用し、達成値を-15します!
天月朝日:死んではたまらない
GM:OK、ではアルサミエルのシーン攻撃の成功数は13に!
GM:演出は攻撃後にして、まずは判定を進めていきましょう。ここに各位、リアクションをしていってもらいます。
椋良=N=シュテルンビルト:オーライ。では、こちらは通常のドッジを。
GM:このリアクションに使うのは、回避技能。判定は、「[肉体の能力値]b6>=[回避技能レベル]」という書式になります。
GM:この時、判定前に「ロゴス3点につき1レベル、技能レベルを上げる」ことができます。
椋良=N=シュテルンビルト:7b6>=3 回避3
DiceBot : (7B6>=3) → 2,5,1,4,3,5,6 → 成功数5
椋良=N=シュテルンビルト:ここに《※接合》。【聖霊】は修正込で16ありますから、成功数21。
GM:おのれ聖霊特化ーッ!!
生駒・八・二四:聖霊メチャ高い……w
椋良=N=シュテルンビルト:リュンマさんは優秀ですよ??見た目よりずっと!
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのアガペーを2d6(→ 3)増加 (594 → 597)
生駒・八・二四:此方もドッジを。肉体・回避でですね。
GM:ですです!
生駒・八・二四:ここでロゴス3点払い、技能lvを1lv上げます。3→4に。
生駒・八・二四:椋良=N=シュテルンビルトのロゴスを3減少 (131 → 128)
生駒・八・二四:ミスです。
生駒・八・二四:生駒・八・二四のロゴスを3減少 (176 → 173)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のアガペーを3増加 (579 → 582)
生駒・八・二四:では判定に。
生駒・八・二四:12B6>=4
DiceBot : (12B6>=4) → 6,2,4,2,3,2,1,4,6,5,3,3 → 成功数5
生駒・八・二四:あれこれ逆に振っちゃったか
GM:いや、合ってますね。「4以上の出目」を数えるので、5つで合ってます。
天月朝日:あれ、技能増える度に成功数下がる?
生駒・八・二四:あれ?技能レベル上げると逆に悪くなるからそれだと…?
椋良=N=シュテルンビルト:ん、逆では?
GM:あ、逆だ!失礼を!
生駒・八・二四:すみません。もう一回振りますね…w
生駒・八・二四:12B6<=4?
DiceBot?:?(12B6<=4)?→?3,4,2,1,6,5,3,5,5,2,2,6?→?成功数7
GM:すみません、こちらの判定も不等号が逆でしたね…申し訳ない。成功数を宣言してしまったので、今回は13確定で!
生駒・八・二四:これで4以下が7つあるから、このままだと差分値6で、火力が28に+6ですね。
生駒・八・二四:あーっそうとは。
GM:ですです。
生駒・八・二四:このままだと当たってしまうので、≪高速戦闘モード≫を宣言。成功数を+9します。
生駒・八・二四:達成値16で回避。結構ギリギリだあ。
GM:OK、では生駒ちゃんも成功数16で回避!
生駒・八・二四:生駒・八・二四のアガペーを5増加 (582 → 587)
天月朝日:ではこちらも回避をば。
天月朝日:技能レベルは3のまま。
天月朝日:失敬。ロゴス3払ってLV1上昇で4。
天月朝日:天月朝日のロゴスを3減少 (278 → 275)
天月朝日:天月朝日のアガペーを3増加 (576 → 579)
GM:OK、ではギア修正込みで判定…どうぞ!
天月朝日:肉体4、ギア修正3の合計7個!
天月朝日:7B6<=4
DiceBot : (7B6<=4) → 5,5,6,2,2,5,5 → 成功数2
天月朝日:正気か?
GM:よくあるよくある。
GM:まずはこの時点で成功数2、ここに「判定直後」のタイミングで使う特技や、ロゴスでのブーストを乗せていくこととなります。
天月朝日:《接合》で【精霊】分、+8増加して10
天月朝日:で、目標値13なのでロゴス9点消費の13までブーストして回避します
GM:OK、そしてエンゼルギアの対決判定は、例によって受動側有利!
天月朝日:オッケイ!
天月朝日:天月朝日のアガペーを7増加?(579?→?586)
GM:OK、では全員…回避した!
天月朝日:そしてロゴス、9点消費。
天月朝日:天月朝日のロゴスを9減少?(275?→?266)
天月朝日:天月朝日のアガペーを9増加?(586?→?595)
アルサミエル:「──────」
アルサミエル:天使が歌い、六枚の翼が羽ばたくと。そこから零れ落ちた白い羽根が、再びふわりと舞い上がって─。
アルサミエル:─オリハルコンの弾丸と化して、キミたちへと降り注ぐ!
椋良=N=シュテルンビルト:「(……あ。これまずいですね)」
セラピア:「……あさひちゃん、あそこ!」
天月朝日:「セラピア!」(軌道計算!)「……助かる!」
セラピア:モニターの弾雨の中、ただ1点のみが示される。
天月朝日:その羽根が動き出す前に既に、右腕側から衝撃。
天月朝日:88mm対天使ライフルの機構がオープンとなりロックを解除。
椋良=N=シュテルンビルト:「(想定してた攻撃規模より物量八割増、リュンマさんはともかく──)」
天月朝日:右目側にロックオンサイト。円に十字、グラフにセラピアからのデータを同期
天月朝日:「そうやって………!」
リュンマ:「うわっ、うわっ、うわああーっ!?」 当のリュンマは、慌てている…が、それでも。的確な回避動作を取ろうとしている。
天月朝日:「やらせると思うな!!」
天月朝日:トリガー。────白煙とともに発砲
天月朝日:螺旋を伴う衝撃が空中を突き進み、モニターに示された一点を穿つ
椋良=N=シュテルンビルト:「────!」
GM:ただ一発。弾幕に向けて発射された弾丸が、一枚の羽根を砕いて。
GM:─その破片が、別の羽根を。その破片がまた別の羽根を。連鎖的に破壊して。
GM:降り注ぐ弾雨に、いくつかの空白地帯を作り出す。
セラピア:「うん、これなら……あさひちゃん、避けるんだよー!」
天月朝日:「分かってる!……回避運動!」
天月朝日:射撃の反動を無理矢理にスラスター制御、押し付けられる圧力を感じながら、その隙間に身をねじ込んでいく
天月朝日:「他の皆は!?」
セラピア:「高濃度エーテルで一時的に通信不能、なんだよ!でも……!」
椋良=N=シュテルンビルト:「なるほど。プリモの登場ってこういうことですか」
リュンマ:「言ってる場合ですかくららさーん!?」
椋良=N=シュテルンビルト:「言ってる場合だから言ってるんです!」
椋良=N=シュテルンビルト:力任せの回避運動はリュンマさんに任せる──任せられる。本人の声が震えてるけど心拍は110で安定。問題なし。
リュンマ:「つまり自分にお任せということですね!了解です!リュンマ・サカモト……いきます!」
リュンマ:キミの見立て通り。声は震えて、四肢は緊張で強張って。けれど。
リュンマ:決して機敏とは言えない、レープハフト。それでも、彼女は。
リュンマ:「……ここ!」
リュンマ:自ら弾雨に飛び込むように─多少の被弾を承知の上で、その向こう側の空白地帯へと、機体を躍らせて。
リュンマ:美事に、機体と、自分と、キミを守り抜いて見せた。
生駒・八・二四:『これはーー』銃撃による撃墜を見て、機体内で眼を微かに開く。偶然でさえ奇跡、幸運がいくつ必要だろうか。
生駒・八・二四:計算なら、それは世代どころでなく、次元が違うなにかだ。
生駒・八・二四:空白地帯へ機体を飛び込ませている。腕に握らせた刃と、ケルン操作により捌いている。
生駒・八・二四:捌くことが出来る程度に、なっている。
生駒・八・二四:(……わたしが守られる側になっていますね)別段、それは共に戦うなら当然のことで。
生駒・八・二四:『……認識が、ずれていました。修正をして』今度は、わたしが助ける側にくらいは回らないと。
GM:では、今度こそ行動値順!くららさんから!
椋良=N=シュテルンビルト:ふふふ。見て驚け。
椋良=N=シュテルンビルト:マイナー移動で100m前進。
椋良=N=シュテルンビルト:もとい。訂正、マイナーで特技使用。
椋良=N=シュテルンビルト:これこそがうちのレープハフトの両手スロットが武器に使えない理由。《大いなる楽の音》!
GM:出たなえげつない問答無用の対シーン化!
椋良=N=シュテルンビルト:で、メジャーアクションで《勇気の歌》。判定前スタックで《※戦場の歌姫》!
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのアガペーを23増加?(597?→?620)
椋良=N=シュテルンビルト:17b6<=4
DiceBot?:?(17B6<=4)?→?3,4,1,1,6,6,4,1,2,6,1,1,1,4,2,5,3?→?成功数13
椋良=N=シュテルンビルト:成功数13。に、《※戦場の歌姫》で+16で29。さらに《※接合》で+16は45。さらにさらに、【家族からの忌避】を昇華して《ケテル》!
椋良=N=シュテルンビルト:椋良=N=シュテルンビルトのアガペーを5増加?(620?→?625)
GM:む、無茶苦茶しやがる!
椋良=N=シュテルンビルト:最終達成値は65。私以外のおふたりが次に行うメジャーアクション、達成値を+65です!
GM:だそうですよお二人!
天月朝日:すごい数字が出てきたぞ。
生駒・八・二四:びっくりすぎる
GM:では演出!
椋良=N=シュテルンビルト:「さあて。では」ナビシートで、指揮者のように両手を広げる。
リュンマ:「はい!じゃあいきます、くららさん!」
椋良=N=シュテルンビルト:ナビ、というのはこの場合、半分以上間違っている。今、こちらでコントロールしている機体機能は、V機関の最低限の調律のみ。
椋良=N=シュテルンビルト:「対応全部おまかせしますからね!」
リュンマ:「了解です!自分にお任せください!」
リュンマ:応じて、リュンマが─レープハフト・プロトテュープが、エーテルで霞む空を駆ける。
椋良=N=シュテルンビルト:基地機能一つを賄える同調式二連V機関の大出力と、S.Q.U.I.D.を介して行われる接合によるダイレクトフィードバック。
椋良=N=シュテルンビルト:それを、いわゆる歌唱能力者に与えると、何が起こるか。
リュンマ:それは、天使に弾丸を撃ち込むためではない。天使に刃を食い込ませるためではない。
椋良=N=シュテルンビルト:──聖なるかな、と、歌う声が空に聞こえる。人には向けられない祝福の歌が。
椋良=N=シュテルンビルト:「…生憎と、一方的な推参は遠慮しています!」
リュンマ:─その機動は。天使でありヒトでもある者たちへの祝福を届けるための、舞いのようでもあった。
椋良=N=シュテルンビルト:手を振るう。電子楽器が動作を拾い、ディーバモジューレが通常ではありえないレベルで細かく"調律"されたエーテル波形を放つ。
椋良=N=シュテルンビルト:効果は覿面だった。
椋良=N=シュテルンビルト:「サポートはこちらがやります!?"最善を尽くしてください"!」
椋良=N=シュテルンビルト:超高濃度エーテルで阻害されて届かないはずの通信が、空にひびく。
椋良=N=シュテルンビルト:ひとときの天の嵐が、人のために、凪いでいた。
GM:では、次の行動値順!生駒ちゃん!
生駒・八・二四:はい。
生駒・八・二四:マイナー戦闘移動。敵エンゲージへ。
生駒・八・二四:メジャー直前に機体特技≪巻き風≫を起動して。
生駒・八・二四:メジャー。≪旋風撃≫にて敵全員へ攻撃します。使用武器はカタナ。
GM:押忍!エンゲージにはアルサミエル、ホイシュレッケ:シュトルムが2体!全員が対象に!
生駒・八・二四:生駒・八・二四のアガペーを7増加?(587?→?594)
生駒・八・二四:では、何もなければ判定に入ります。
GM:は、割り込みありません!どうぞ!
生駒・八・二四:はい。では判定値は、旋風撃でマイナス五個、巻き風で+3個。相殺されてマイナス2、10個です。
生駒・八・二四:ロゴス3点使用、技能レベルを5へ。
生駒・八・二四:生駒・八・二四のアガペーを3増加?(594?→?597)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のロゴスを3減少?(173?→?170)
GM:は、では判定…どうぞ!
生駒・八・二四:10B6<=5
DiceBot?:?(10B6<=5)?→?4,3,6,4,4,3,5,1,4,3?→?成功数9
生駒・八・二四:良い数字です。これに先の支援を追加すると9+65で74ですか。
GM:そう…なりますね!ではエネミー側のリアクション!
GM:ホシュレッケ:シュトルムは回避。2体分纏めて振ります。
GM:8b6=<3
DiceBot?:?(8B6<=3)?→?5,6,6,1,5,2,5,2?→?成功数3
GM:無理だよ!そしてアルサミエル。
アルサミエル:14b6=<2
DiceBot?:?(14B6<=2)?→?2,2,3,5,5,5,4,4,6,6,2,3,4,3?→?成功数3
アルサミエル:この判定に《†奇跡》!成功数を23に!
生駒・八・二四:む。まあ、避けられたり押し込まれるより大分マシですね。
GM:こちらの判定はこれで確定、ダメージ決定ステップへ。
生駒・八・二四:では、特技≪気合一閃≫と、オーギュメント:ホドを宣言。
生駒・八・二四:ここは、先のロールも踏まえまして。天月 からの 興味lv5を昇華。
生駒・八・二四:で、そうなると。カタナ13、気合一閃17、ホド分ですね。
GM:ですです。では、ダメージロールへの追加分10d6をどうぞ。
生駒・八・二四:10d6+13+17
DiceBot?:?(10D6+13+17)?→?41[4,3,4,5,5,6,2,2,6,4]+13+17?→?71
椋良=N=シュテルンビルト:10dも大きいですね!
GM:ぐおお…!
生駒・八・二四:いい感じですね。どうせなら面白く、100の大台に載せましょう。
GM:!?
生駒・八・二四:ケルン効果発動。ロゴス29使用し、ダメージ+29。
生駒・八・二四:生駒・八・二四のロゴスを29減少?(170?→?141)
生駒・八・二四:生駒・八・二四のアガペーを29増加?(597?→?626)
天月朝日:凄いこと言ってる
GM:では、ダメージは100+差分値……!
GM:ダメージが確定する、前に!
アルサミエル:《†難攻不落》!自分へのダメージを10D6点軽減!
アルサミエル:ダメージが100、差分値が51なので、ここから軽減が…
アルサミエル:10d6
DiceBot?:?(10D6)?→?32[2,3,4,6,2,2,2,2,5,4]?→?32
アルサミエル:期待値期待値。では被弾が119……119!?
生駒・八・二四:結構削られましたね…
GM:そして当然、ホイシュレッケは蒸発だ!
生駒・八・二四:よし。
GM:では、演出どうぞ!
生駒・八・二四:晴れた空を、駆ける。
生駒・八・二四:異常なほどに澄み渡っているーー訓練でも、ここまで飛び易い空はあるまい。
生駒・八・二四:にぎりこぶし一つ分だけ、肺から空気を吐き出す。
生駒・八・二四:『決戦兵器、というのは嘘ではないと実感しますーー』コントロールスティックのリングを操作。
生駒・八・二四:トリガー。ロケットブースター点火。
生駒・八・二四:天使兵の空域へ飛び込む。--この間合いでもエーテルで曇らないのは、ちょっとおかしいくらいだ。
生駒・八・二四:ブースターの出力を調整ーー左右に揺れ、迎撃の弾丸を回避、
生駒・八・二四:主脚と腕によるモーメント調整ーー揺動する動きが、更にランダムに。
GM:ジャミングを兼ねたエーテルの嵐が晴れ、突撃してくるものに。随伴の中級天使が、迎撃の素振りを見せるも─もう、遅い。
生駒・八・二四:『そうだとしても』
生駒・八・二四:電脳部のオーバークロック開始。
生駒・八・二四:視覚カメラからの取得画像を分割/ニュートン力学による運動ベクトル精査/エーテル濃度確認によるケルン推定ーー
生駒・八・二四:マニューバを選定。コース決定。
生駒・八・二四:『わたしが、護る側なのです』
生駒・八・二四:銀の線が、まるで悍馬が草原を駆けるに合わせて舞っているように見える。
生駒・八・二四:下段より切り上げ。後部メインスラスタ出力上昇。
生駒・八・二四:旋転、逆胴。右主脚部スラスタ点火。重量移動による重心制御。
生駒・八・二四:クルビット。オーバーヘッドキックのような、天地反転状態からの唐竹。
生駒・八・二四:ここまでコマンド入力を、並行して行っている。
生駒・八・二四:それは、全て積み上げられた剣術モーションデータと、航空機動の組み合わせだ。
生駒・八・二四:生駒シリーズが行うのは、ただそれを実現するためにはどのような状況がよいのかを見出す事のみである。
生駒・八・二四:後は、タイミングを合わせてトリガーを引くだけだーー
生駒・八・二四:『プラン3-5-2執行終了。対象力天使へのプラン構築』
生駒・八・二四:ふう、と息を零して。
生駒・八・二四:『6-2-5.実行』
生駒・八・二四:剣が走った。
生駒・八・二四:それは刃を頭に戴く、一角獣の騎行。
生駒・八・二四:『……ふむ』
生駒・八・二四:『殺しきれませんでした。モーションデータの精査が必要ですね』
GM:─吹き上がる旋風(まきかぜ)の如き斬撃が駆け抜けた、その後に。力なき者が残るはずもなし。すなわち。
アルサミエル:「─────」 天使の目に、光、未だ消えず。
GM:続いてアルサミエルの行動!
アルサミエル:マイナーなし。後方エンゲージのギアドライバー2人に、《アゴニーリング》による射撃攻撃!
アルサミエル:※《アゴニーリング》 射程:視界、対象:範囲(選択)、攻撃力+25の射撃攻撃、ダメージを受けると狼狽を受ける
アルサミエル:判定!
アルサミエル:18b6=<4
DiceBot?:?(18B6<=4)?→?4,2,4,2,5,5,3,1,3,2,1,3,6,5,4,4,5,2?→?成功数13
アルサミエル:お、よきよき。これに《†奇跡》で達成値+20、合計33!
天月朝日:ではそれに、「エリザからのまごころ」を昇華してオーギュメント《ティファレト》。達成値-15
椋良=N=シュテルンビルト:【リュンマ?からの?期待】を昇華して《ナヘル》。その奇跡チャイで。
天月朝日:カミワザ!
GM:ぐわーッ!?
アルサミエル:《†奇跡》が打ち消されて成功数は13確定、ここに《ティファレト》の-15が入って成功数…0!
アルサミエル:各位、リアクションを行うまでもなく攻撃失敗です。
椋良=N=シュテルンビルト:いえーい
天月朝日:コンビプレーイ
GM:では演出!
アルサミエル:「──────」 天使兵が、再び歌おうとしている。……いや、違う。
アルサミエル:叫んでいる。昆虫のような腹部に張り付いた、無数の顔が。魂持たぬヒトが。
アルサミエル:その叫びを吸い上げるように、天使兵が震えて─。
椋良=N=シュテルンビルト:音律の塊が放たれるのを察知したのは、直感ではない。もっと単純に。
椋良=N=シュテルンビルト:リアルタイムで逆位相の波形をぶつけつづけている、取っ組み合いの真っ最中だったからだ。
椋良=N=シュテルンビルト:「リュンマさん、"停めて"ください!」
椋良=N=シュテルンビルト:失速しろ、という声に出しての指示。正気ではない。しかし
リュンマ:「っ……くらら、さん!?」 "歌"を効果的に相殺するためには、適切な位置取りが不可欠。それを理解せぬキミでもなかろう、という疑念は一瞬、生まれるも。
リュンマ:「は、はいっ!」 ケルンが変形。事故にも等しい急制動が、レープハフト・プロトテュープと襲う。
椋良=N=シュテルンビルト:空中位置固定。自由落下。つまり、計算に入れる複雑性因子が一つ減る。
椋良=N=シュテルンビルト:最後の波形位相転換。エーテル乱流が軋みを揚げ、天使兵の攻撃準備が阻害される。
椋良=N=シュテルンビルト:そのまま、ヤークトのFCSにデータを投げる。きわめて単純な位置データ。彼女なら理解するし、彼なら、やってくれるだろう。
セラピア:「……!あさひちゃん!」
天月朝日:「セラピア!」
セラピア:受け取ったデータが、モニターに可視化される。どうしろ、という言葉はないが。
天月朝日:戦場を走る音が変わった。
天月朝日:拮抗する歌と声。その声の位相がズレて
セラピア:─天使兵が王冠のように掲げる光輪。そこに、ターゲットマークが重なっている。
天月朝日:あまりにも顕に、不愉快な"音"の出処が、モニタに重なる。
天月朝日:タイミングを図るまでもなくロックオン
天月朝日:大サビに掛かるように、音を超える空気の波が弾丸を打ち出した
天月朝日:「───、どうだ!」
GM:キィン、と。弾丸が光輪を砕いて。
GM:そこに集束されていたエーテルが。まさに、キミたちに向けて放たれんとしていた奔流が。
GM:─轟音と共に、天へと一直線に昇ってゆく。
セラピア:「……ナイスタイミングなんだよ、あさひちゃん」
天月朝日:「……っ、それは」
天月朝日:「くららさんに言ってやれ……セラピア」
天月朝日:「俺達の仕事は、ここから本番だ。」
天月朝日:表情は見えずとも、誤魔化すようなその声音はわかりやすく伝わる。
セラピア:「うふ、そうだねえ。……じゃあ」
セラピア:「やっちゃえ、あさひちゃん!」
天月朝日:「……おう!」
GM:天月くんの手番!
天月朝日:オス!
天月朝日:マイナー、《チャージ》。射撃攻撃の判定値+5
天月朝日:天月朝日のアガペーを6増加?(595?→?601)
天月朝日:メジャーで88mm対天使ライフルを使用した射撃攻撃。判定前に《照準固定》、判定値+3。
天月朝日:天月朝日のアガペーを2増加?(601?→?603)
天月朝日:対象はアルサミエル
天月朝日:砲術で判定生きあmス
GM:OK、この時点での割り込みなし!
天月朝日:えーと、感覚修正値込の17、技能レベルは4
天月朝日:17B6<=4
DiceBot?:?(17B6<=4)?→?4,3,2,6,6,5,4,1,3,2,6,2,4,6,6,6,6?→?成功数9
GM:まずは成功数9、ここから成功数ブーストを積んでいくことになりますね。
GM:まず、くららさんの支援で+65があります。
天月朝日:では成功値9、支援で+65の74。
天月朝日:まず《接合》で聖霊分、+8の82
天月朝日:天月朝日のアガペーを7増加?(603?→?610)
天月朝日:で「椋良?からの?心配」を昇華。オーギュメント《ケテル》を使用して+20。102。
GM:…OK、ではアルサミエルのリアクション!
天月朝日:きな!
アルサミエル:14b6=<2
DiceBot?:?(14B6<=2)?→?3,5,1,4,2,2,6,3,4,5,2,1,4,4?→?成功数5
アルサミエル:回避成功数は5、ここに《†奇跡》で+20の成功数25!
GM:差分値は……77!
天月朝日:ではダメージ計算を。
天月朝日:88mm対天使ライフルの効果で対:天使に+3。基本攻撃力20。合計23。
天月朝日:差分値足してちょうど100
天月朝日:ダメ押しでダメージ時に《狙撃》。ダメージ+15。
GM:OK、そのダメージは……
天月朝日:115だ!福音を聞きな!
アルサミエル:……沈む!復活もなし!
天月朝日:天月朝日のアガペーを3増加?(610?→?613)
GM:演出をどうぞ!
天月朝日:やったー!
天月朝日:ガシャ、とライフルの排莢が行われる。
天月朝日:くすんだ白煙を上げて次弾を装填。その間に
天月朝日:先程送られたデータ、2度の攻撃
天月朝日:そして画面内で動き続ける生駒さんとのデータを同期
天月朝日:あらゆる攻撃と防御の角度のデータが集まり、セラピアのもとで集積・解析されていく
天月朝日:「赤、青、青、赤……」
天月朝日:攻撃シミュレーションの高速演算。効果を小の青と大の赤に振り分け、敵の機体性能を分析。
天月朝日:───計算結果の同期。前線で刀を振るう機体の動きが変わる。
天月朝日:青部分への重点攻撃。更に防御が重なり、水色が深い藍色へと変わっていく
天月朝日:それと同時に、赤が出血の如く深く。
天月朝日:「─────見えた」
天月朝日:青は強く、赤は弱い。単純な色分けと試行錯誤。
天月朝日:その累積が弱点を見出す。
天月朝日:「セラピア!」
セラピア:「─うん、あさひちゃん」
天月朝日:解析結果同期───生駒機への合図。
天月朝日:呼びかけたときには既に終わっている。
セラピア:タン、と。コンソールを軽く叩く音。全ての演算を終えたセラピアが。
セラピア:出撃の時と同じように。ふわりと、君の首に腕を回して。
セラピア:「─大丈夫。キミは、間に合うんだよ。これが、その第一歩」
セラピア:「─ボクは、キミを見守っている。だから、あさひちゃん」
セラピア:「キミは、前を向いて、引き金を引くんだよ」
天月朝日:「あぁ、」
天月朝日:見ていた。ずっと。今まで。見ているだけで。
天月朝日:駆け寄りたいと思っていた。近くに居たいと。それでも。
天月朝日:近くに居なくとも、手の届く力さえあれば。
天月朝日:「だったら、背中はお前に任せてやる」
天月朝日:モニタの赤い赤い出血点に、十字が重なる。
天月朝日:「征くぞ、セラピア・パルマコン」
天月朝日:「誰も、俺達の後ろに通さない」
天月朝日:────トリガー。
天月朝日:すべての戦場を見渡すその機体から、ミルク色の王冠のように煙と衝撃が広がる。
天月朝日:モニタに映る赤と青の分布を再現するように。
天月朝日:最も濃い"赤"の箇所に過たず、その力は着弾した
天月朝日:その瞳が赤く輝く。
天月朝日:威嚇を示す警戒色。
天月朝日:この戦場で何よりも鮮やかな"紅"の瞳は、その結果を睥睨した。
アルサミエル:"それ"は、エーテル塊が天使に再臨する核。
アルサミエル:"それ"は、神の奇跡を具現化する焦点。
アルサミエル:"それ"は、正しく。人の手により、刈り取られるべきもの。
アルサミエル:─重なる赤に、天使を天使たらしめる概念を撃ち抜かれたモノが、エーテルに還ってゆく。
GM:どこからか、りん、と。
GM:涼やかで、けれど重たい。鈴のような、鐘のような。
GM:祝福のような音が、した。
GM:戦闘、終了。PCたちの勝利です!