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有田川町の精神科・心療内科  藤内(ふじうち)メンタルクリニック                


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認知症治療における私の工夫〜認知症治療薬レミニールについて〜    

   現在、認知症患者は増加の一途にあり、我が国においてはは10年後には700万人を越えると推計されており、治療のニーズはますます高まっています。当クリニックにおける認知症診療の工夫・取り組み、認知症治療薬(レミニール、メマリー、ドネペジル)の使い分けについて発表しました。今回はレミニールの使用経験についてまとめています
平成26年12月当クリニックを受診した患者さんのうち認知症の方は全体の22%であり、179名の方に認知症治療薬を処方しました。
  平成26年の1年間では164名の方が新規に受診され、物忘れ、意欲低下、BPSD(認知症に伴う精神症状)のために治療を行いました。認知症治療薬を処方、あるいは抑肝散や抗精神病薬のみを処方する場合もあり、相談のみというケースも平成25年に比べると増えています。
 これまでレミニールを処方した患者さん113名についての結果です。物忘れ、アパシー(意欲低下)、幻覚、徘徊、不安、怒りっぽい、妄想、不穏状態などの症状改善を目的に処方しています。その結果、目的とする症状が改善し、あるいははっきりとした改善は認めないものの進行予防のために継続できた方は半数で、後の半数の方は副作用や効果がはっきりしなかったということで中止しています。副作用で多いのが吐気や不穏状態が良くならないということでした。
 物忘れに関しては現状をできるだけ維持するためであって、改善はあまり期待できないように思います。意欲低下や元気がないということに関しては、改善を期待できます。
 BPSDに関しては、不安やうつ症状を伴う患者さんには効果を期待できるのではないかという印象を持っていますが、怒りっぽい、あるいは不穏という症状に対してはむしろ悪化することもあり、投与には慎重であるべきと感じています。 レミニールは1日2回服用することが、1回で済むドネペジルやメマリーに対してはデメリットになっています。しかし、神経細胞の保護や賦活という効果、抑うつや脳血管障害を伴う認知症に対して効果があるという報告も多く、家族が服薬管理にたいして協力的である場合には、まず試みても良いのではないかと考えています

       
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