マムシ(蝮)に注意しましょう!!

 平成11年9月13日午後8時頃。橿原市菖蒲町3丁目在住の85歳の女性の飼い犬がしきりに吠え
るので、近所迷惑を考え、犬をなだめるため玄関横の犬小屋に近づいたところ、突然右足に強い痛み
を感じた。
 ムカデか蜂に刺されたのではないかと思ったが、暗闇だったので正体は確認できなかった。
 半時間もすると足首から下が赤紫に腫れあがり、ひどく痛むため当院を受診した。
  
 左の写真は咬まれてから約一時間後の右足の様子である。
 小指と薬指の付け根の変色が特に強いが、咬まれた場所は
 「かかと」に近い部分である。
 牙の痕は左右一対で、右側はくっきりと、左側はためらい傷のように
 不鮮明であった。 
    

   

    

      

  

  

 

  犯人のまむし。

  一日おいて、家宅捜査を行ったところ
 裏庭のクーラーの室外機の下に潜んで
 いるのを発見、退治しました。

 体長は55cmあり、まむしとしては大きい
 部類に属するということです。

 内蔵を食べる人がいると聞くが、このまむし
 は庭先に埋めました。

        

   

 

 
 受傷三日目の状態。膝関節まで腫れ上がり、紫色に変色
 しておりました。

 この方はその後、市内の錦織病院に入院させていただき、
 マムシ抗毒素血清などの治療を受け、約三週間後元気に
 退院されました。
 

 マムシは意外にも市街地にもいます。

 注意をしましょう。