亀形石導水遺構(平成12年5月27日撮影)

  平成12年2月に奈良明日香村で発見
 された亀形石(写真手前)の周辺を調査
 していた同村教委は、亀形石の南側約
 4bのところで、わき水をためて流す石
 組の導水施設(同奥)が出土したと5月
 24日、発表した。
  導水施設は、地面を南北約1.8b,東西
 約2.4b、深さ約1.3bに掘り、砂岩の切
 石をレンガのように積み上げて築かれて
 いた。中央部には、高さ約1.3b、縦、横
 各80aの直方体の導水装置があった。
 この装置には水を濾過する機能もあり、
 最上部にはふたがしてあった。
  付近では今も水がこんこんと涌き出て
 おり、このわき水がいったん導水施設全
 体にたまり、導水装置の水位が一定量
 を超えると流れ出す構造になっていたら
 しい。
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