北欧神話
これはコスモカオスにおける北欧神話である。
神族と巨人族の全面衝突。
アスガルドとヨツンヘイムの最終戦争。
そして神々の黄昏、ラグナロク。
黄昏に踊る神々は、やがて滅びという終末を迎えるはずだった。
しかし、それは一人の戦乙女によって回避される。
そして現代。
フェンリルに飲み込まれて死ぬはずだったオーディンは、
ヴァルハラ宮殿の高座フリズスキャールブに座し、
今も全世界を見渡している。
神話の時代は、まだ終わらない。
(注1:アスガルド:神々の住まう天界)
(注2:ヨツンヘイム:巨人族の住処)
(注3:ラグナロク:神々の滅びの時。最終戦争を指す)
(注4:戦乙女:死者の魂をヴァルハラへ連れて行く者)
(注5:フェンリル:ロキの生み出した魔狼)
オーディン・アルフォズル
主神にして創造主。アルフォズルとは万物の神という意。
戦場にて神馬スレイプニルを駆り、
魔槍グングニルを振り回す姿は圧巻で、
彼を戦いの父と呼ぶ者も多い。
天界アスガルドのヴァルハラ宮殿に住む。
冥府ニブルヘイムを敵視し、
冥府との戦いこそが真のラグナロクだと唱える。
ブリュンヒルデ・ワルキューレ
主神オーディンの娘。戦乙女。
死ぬべき人間を助けたためにオーディンによって封印される。
シグルドによって封印が解かれた後、
神族と巨人族の全面戦争を阻止すべく尽力する。
シグルド・ドラゴンスレイヤー
龍殺しの英雄。ミッドガルドに住む普通の人間。
アーティファクト「聖剣グラム」の破片を持つ。
父シグムンドはオーディンに殺されている。
龍殺しの時、龍の財宝「ニーベルンゲンの指環」を得る。
封印されたブリュンヒルデと出会い、
その恋と愛によって彼女の封印を解く。
(注6:ミッドガルド:人間の国。アスガルドの下。ニブルヘイムの上)
(注7:ニーベルンゲンの指環:龍の財宝。富と権力の象徴)
レナ・シグルドーテル・ワルキューレ
シグルドとブリュンヒルデの間に生まれた子。
父から「グラム」を、母から「ニーベルンゲンの指環」を受け継ぐ。
父が人間であることに強いコンプレックスを感じている。
神と人間の間を揺れ動く存在。
輪廻に従い、死と生を繰り返しながら現代を生きる。
ロキ・ベルヴェルク
巨人族の出身。
オーディンにその力を買われ、血を混じり合わせる儀式の末、義兄弟となる。
ベルヴェルクとは禍いを引き起こす者という意。
北欧神話最大のトラブルメーカーである。
巨人族を率いて神々を襲うが、娘ヘルに裏切られ、封印される。
ヘル
死を司る女神。冥府ニブルヘイムの女王。
ロキの娘。オーディンの姪。
ヘルとは隠すという意。
素性を隠すため、セカンドネームは捨てている。
九つの世界を支配できると言われるほど強大な力を持ち、
それはオーディンすら凌ぐ。
神族と巨人族の戦争では、父ロキに巨人族側につくよう命令されるが、
ブリュンヒルデの説得にて戦争には不参加。
結果として、ラグナロクの回避に繋がる。
(注8:ニブルヘイム…霧の国。極寒の大地。元々は死者の住処)
オレイアス・ヘルスソン
ヘルの息子。ロキの孫。運命を見透かす。
オレイアスとは運命を紡ぐといわれる山精より命名。
神々を忌み、自らが神であることを嫌い、不死者と名乗る。
ラグナロク戦況
アスガルド軍(一般兵構成:アース神族・ヴァナ神族)
主力:アース神族…オーディン、トール、ヴァルキリー ヴァナ神族…フレイ、フレイア
エインフェリア数:大
ニブルヘイム軍(一般兵構成:不死者・妖精・巨人族)
主力:アース神族…ヘル、オレイアス 巨人族…ロキ その他…ヨルムンガルド、ガルム、フェンリル
エインフェリア数:小
(注9:エインフェリア…死んだ人間の魂。戦力になる)
(注10:不死者…アンデッド。グールやヴァンパイア、デーモンを指す)