「水郷掠影」沈兵揚琴独奏
収 録 曲(揚琴名曲、オリジナル曲、全11曲)
1)貴妃酔酒
唐時代の絶世の美人・楊貴妃と玄宗皇帝のラブストーリーを描いた曲で、揚琴の様々な演奏技法を使って、長く伝えられてきたこの物語の甘美な世界を幻想的に表現しました。
2)漁島月夜
美しいメロディーで、月夜の漁場の静寂を表現した曲です。
3)龍 船
揚琴の特徴で、中国の伝統打楽器のリズムを真似て、端午の節句に行われる竜船レースの賑やかな場景を描き出した曲です。
4)小 渓
渓流のせせらぎを表現した曲です。
5)叙 事 曲
バラードの形で、過去、現在及び将来の生活情景を展開した、叙事的な曲です。
6)攀 登
改良された十二平均律揚琴の演奏技法を駆使して、よじ登る辛さと到達後の喜びを表現しています。
7)春到清江
清江という川の両岸に広がる美しい情景。春が廻り来て、万物が青々とした、命の気配に満ちた風情を、揚琴の華麗な撥さばきで描き出した曲です。
8)跳 月
中国雲南省の少数民族の独特な音楽旋律で、若者たちが月夜の下 歌ったり踊ったりして、楽しく集う場景を表した曲です。
9)蘇武牧羊
中国漢の時代の民族英雄蘇武が十九年ぶりにやっと匈奴より祖国に戻った物語。困難に直面しても敵と戦い、国を愛し続ける民族の気骨を謳歌した曲です。
10)蝉 之 舞
夏の蝉の鳴き声と大自然の穏やかさを描き出した曲です。
11)水郷掠影 (水郷のスケッチ)
(試聴する)
この曲は、演奏者自らが作曲したもの。
春風に吹かれた枝垂れ柳、白花乱れ咲く景色や、朝霧に山が霞む秋の情景、そして西湖十大景の一つ、断橋残雪の冬景色など、風光明媚な故郷ー水郷西湖の四季を描いた曲です。