進化論について




 私自身、子供の頃から、動物が好きでしたので、進化論は当然の真理だと思い続けていました。学校でも教えますし、生物が科目で得意であったので、進化論の本もたくさん読んできました。ですから、信仰を持つように導かれてから、大変苦しんだのを覚えています。
 しかし、今や生物学を研究している学者の多くが、進化論が誤りであるとする人が、増えています。
 京都大学の進化論学者の故今西錦司博士が、晩年、クリスチャンになられ洗礼を受けられたり、クリスチャンでなくとも進化論が誤りとする学者は増えているようです。
 進化論は、一つの仮説にすぎず、すでに証明された科学的根拠の無いものです。

 進化論の恐ろしいところは?
 生命の起源は、下等動物から強い種族だけが残り(自然淘汰)、高等動物に進化を遂げたと考えます。
 その思想から以下の問題が我々の心を支配するようになります。

1.生きる目的が見出せない
 人間は、昔、猿であった。猿の前は、もっと下等な生物であり、その下等な生物は、たんぱく質が偶然に色々な環境の作用により、原始生物となった。と教えます。つまり、偶然の積み重ねが、やがて、人間になったと言うのです。
 偶然によって、命が与えられたと考えるので、そこには、人間として、人が生きる目的が見出せないのです。
 なんとなく、父・母のもとで、偶然に生まれ、なんとなく、死んで行く。
 なぜ、人がこの世で生まれ、生かされているのか、その生きる目的が見出せないのです。虚無感が支配します。
 作況の子供の自殺の問題は、この辺にあるのだと思えます。

 しかし、神を知るなら、なぜ、生かされているのか? その答えが、神との交わりの中で、分かります。

2. 弱い者は、価値が無い
 強いものが最後に生き残る世界(自然淘汰)は、弱い者を抹殺しようとします。弱い者は、下等であり生きる価値が無いと考えます。
 学校のいじめの問題もここにあると言えます。

  聖書は、旧約聖書 イザヤ書  43章 4 節「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。・・・・・」と、神は私たち人間の価値を認めてくださっています。

3.神(創造主)を否定
 進化論は、神(創造主)を否定します。しかし、アインシュタイン博士が、「宇宙は、神の一撃により誕生した。」と言ったように、神(創造主)抜きに、宇宙の始まりも、物質の存在も証明できないのが、今の科学です。なんとか、神抜きで証明しようとしている学者もいますが、哀れな者だと思います。
 私は、聖書に書かれているように、神が全てを創造されたと信じるようになり、神が用意されたイエス・キリストによる救いを受け入れ、心に神の平安が与えられ、人としての生きる目的を見出しました。皆様もぜひ、この道を選ばれるようにお勧めします。