松代温泉は日蓮聖人が島流しの前後2回にわたり、この湯に浴されたと言われ、川中島の合戦のときには、武田信玄の隠し湯として兵士の傷と疲れを癒したと伝わる温泉です。また、江戸時代には六文銭の旗印でお馴染みの真田10万石の城下町でした。
源泉は松代荘から500m先に湧き出ており、温泉の加水・加温・循環濾過はしておらず、豊富な湯量(毎分740L)、泉温は45℃で掛け流しされています。
地下の炭酸ガスにより自噴しており、透明な状態で湯船に注がれますが、空気に触れ、炭酸ガスが抜けると茶褐色に変色し、湯船の表面に薄い氷が張ったように温泉スケールが出来ます。温泉成分はカルシウム、鉄分と共にとくに塩分が多い温泉です。温泉成分のスケールは床にもできています。
10年以上前にこちらで宿泊した時には、宿泊者専用風呂は無かったように思います。今回は日帰り入浴で訪れました。入浴後、車で5分ほどの所にある「松代大本営跡」の見学を行い、本日の宿泊の渋温泉へと向かいました。
「松代大本営」 松代大本営の地下壕には、宮城(皇居)、政府の諸官庁の主要部、日本放送協会海外局(ラジオ)など、天皇制国家を支える中枢機関がまとめて移転する計画だった。 |