第7回 パイ合戦おちえどん の巻


私がパイプオルガンというものを初めて目にしたのは、中学生の頃に見た「グレートレース」という映画の中でした。
J.レモン扮する悪役の教授がオルガンを弾くシーンがありました。
バッハの「トッカータとフーガ」ニ短調です。
それも、4段鍵盤で半円形にずらっとストップが並んだものすごいコンソールでした。
が、実はその演奏は自動演奏だったというギャグシーンなのですが、
たった1このギャグのためにものすごいセットを作ってしまう(パイプも下半分は作ってあった)
ハリウッド映画の腕力に唸ったものでした。

 H.マンシーニの音楽も素晴らしく、
この映画の中の1曲「パイ合戦ポルカ」を、いつか瀬尾さんに弾いてもらいたいものだと思っています。


                                                      記 多田納人







10月24日(水)

 先日収録のFMの放送日。
私は仕事中で聞くことができなかったのですが、あとでテープで内容を確認。
内容はオルガンに関する一般的なことと、今度のサンシティの演奏会のこと。
パーソナリティの方の聞き出し方が上手だということもあると思うのですが、
「瀬尾さんが話しベタ」、なんのなんの、とってもおしゃべり、いや、たいへん饒舌に話してました。はい。
謙遜かあ、と納得。



10月25日(土)

 サンシティホールでクラリネットの岩井秀昭さん、関西クラリネット四重奏団の方たちとオータムコンサート。
岩井さんのお話でオルガンよりクラリネットの方が新しい楽器なので、オルガンの音色にはクラリネット管が無いということを知る。どうりでクラリネットはオルガンとよく合う筈です。
 
しかし岩井さんのクラリネットは何度聞いても素晴らしい。
あの飄々とした(失礼)体から、よくあんなすばらしい音色が出るとは・・・・・。

 それにしてもサンシティホールの残響はいいですよ。
ヨーロッパのゴシック建築のデカイ教会で聞いているような気持ちになります。
みなさん、このホールにこられたら是非早めに入場して、ホールの中央部、塔の真下あたりに座ってください。
この位置の響きが格別です。

 瀬尾さんの演奏も、なかなか充実したものでした。
誰もが知ってるあの名曲「トッカータとフーガ」をやるところなんざ、自信の現れといってもいいのかも。
 でも、司会者のミスなのか、アンコールがなかったのが残念でした。
せっかく岩井さんも準備されていたのに残念です。

ちなみにアンコールの予定は「庭の千草」デシタ。



10月30日(火)

 関西学院の新カレッジソングのオルガン編曲が終わり、瀬尾さんにざっと聞かせてもらう。
なかなかにgood、覚えやすいいい曲です。



11月2日(金)

 神戸教会で12月9日(日)にこどたちのためのパイプオルガン演奏が急に決まったため、大慌てで選曲の打ち合わせ。やっぱりクリスマスやディズニーの曲が中心になってしまった。
しかし、その保護者の方たちにむけても何か準備しなければならず、本当にドタバタと瀬尾さんの持ちネタだけで構成。
たまにはこういう演奏会もアリでしょう。



11月14日(木)

 瀬尾さん、「ミッキーマウス・マーチ」を弾くと胃が痛くなると言う。
12月9日用の1曲として予定しているのだが、私には最も簡単に思えるのが、
演奏者には最も難しいものだとは思いもよりませんでしたなあ。
みなさん、瀬尾さんがこの曲を弾くときは胃痛と闘っていることをお忘れなく。




以下次号待て暫し

10月25日 サンシティホールにて
オータムコンサートのリハーサル風景