第6回 ジャコ万と鉄と千絵 の巻


谷口千吉監督「ジャコ万と鉄」には、
日本映画では珍しく北海道の教会のオルガニト(久我美子?)がでてきます。
古い古い映画です。
30年以上前に見たその映画で、私はオルガニストという存在を知りました。
内容はもうすっかり忘れてしまいましたが、機会があれば、また見てみたいと思っています。






9月22日(土)

 すかっと雲一つない快晴。
今日はサンシティホールでプロムナードコンサート。

 雨の日もそうですが、あまりに天気がよいと、
行楽シーズンなのでお客様に来ていただけるかと、心配なものです。
ですが、熱心なファンの方々に多数来場いただきました。
この無料コンサートも固定ファンがついてきたなあと、ホール関係者の努力に頭が下がります。

 今日の演奏は、瀬尾さん気力十分で いつにも増して充実した演奏内容でした。
とくにバッハの「前奏曲 ハ長調」は、以前とはリズム感を変えての挑戦で、成功だったようです。

また、アシスタントの塩沢さんも奮戦。
最後の「威風堂々」はアシスタントの彼女もかなり忙しい曲ですが、息もバッチリ合っていて感心します。
いつも遠くから(彼女は京都)来ていただいて、感謝です。



9月27日(木)

 瀬尾さんは、関学でクリスマス礼拝での奏楽の打ち合わせ。
奏楽は私はほとんどノータッチなので、全て瀬尾さんにおまかせです。

 久しぶりに関学に足を運んで、懐かしい方々と再会できたと喜んでおられました。
ランバス礼拝堂では、学生たちがオルガンの練習をしていて、当時を思い出したと感慨深げに話してくれましたが、
同時に自分のトシも思い出した様子。ははは。

 どういった「瀬尾カラー」を出していくのかというこについて、少しミーティング。
伝統のある関学合同礼拝なので、また来年以降のこともあるので、瀬尾さんの相談に乗る。

 夜はサンシティで10月の演奏会に向けて、岩井さんと合わせ。
岩井さんはまだまだ準備中なのに、さすがと思わせる演奏ぶりでした。
一ファンとしても本番が楽しみです。



10月3日(水)

 関学の新カレッジソングの譜面、CDとともに届く。

他の楽器の方と演奏するときもそうですが、ピアノ譜でかんたんにオルガンが演奏できると思っていらっしゃる方が多く、
瀬尾さんいつも困っています。
尤も、オルガン譜がそうそう世間に出回っている訳はなく、ない方が当然なのですが。
このピアノ譜でどうオルガンまでもっていくのかが時間のない時は一苦労だと、
瀬尾さんは口でおっしゃいますが、実はこれが楽しみだったりとているようです。

 しかし、歯医者での治療跡が痛くて、瀬尾さん何も手に着かない様子。練習もできないと言ってましたので、ちと心配。



10月11日(木)

 スイスより来日のギー・ボヴェ氏、神戸教会でコンサート。

平日のため私は行けませんでした。

氏の風貌はちょっとイカレタ博士(瀬尾さんの弁だと映画『バック トゥ ザ フューチャー』に出てくるブラウン博士そっくりとのこと)風だけど、ユーモアもありすてきな人柄だそうです。

 演奏は、笛の一本一本を大事にし、また重厚な演奏もあり素晴らしかったとのことです。
 
 瀬尾さんはこの日、氏のアシスタントにつきました。
コンサートの前ほんの30分ほど合わせただけなので最後の「東京音頭」はリズムが変わっていて大変だったとのこと。
しかし氏は「次はもっと難しいレジストレーションにしてあげるよ」と宣ったとか。ははは。

以上全て瀬尾さんからの聞き書きです。



10月17日(水)

 瀬尾さんはFMいたみで番組の収録。
TVでは時々ありましたが、ラジオは確か初めて。
彼女は自分では、話をするのは苦手だと常々言っておられて、
サンシティホールで解説付でミニコンサートをするときも、演奏よりお話の方に神経が行ってしまうとのこと。
ソリストというのはみんなこうなのでしょうか。




ギー・ボヴェ氏 と 神戸教会にて