せんべいのあれこれ

素材

卵・小麦粉・砂糖・水、たったそれだけ

素材

シンプルなだけに、味を大きく左右する原材料。
信頼のおける地元の農場から仕入れた新鮮たまごと、独自にブレンドした小麦粉と砂糖、
そして水の豊富な滋賀県高島市の井戸水を使用しております。

こだわりの手焼き製法

    • たっぷりの卵と、水、砂糖を低速でじっくりとかき混ぜます。
      そこにふるった小麦粉を加え、ダマにならないようにさらにかき混ぜていきます。
      混ぜ具合は、焼き上がりの美しさに影響するため、丁寧にそして手早くこね上げます。
    • 出来上がった生地は、すぐに焼きません。
      一晩ゆっくりと静かにねかせ、砂糖の分子を溶かし生地になじませます。
      せんべいの出来を大きく左右するとても大切な作業です。
    • 一晩ねかした生地を、焼いていきます。
      季節によって最適な温度に火加減を調整しながら、職人の経験とカンが頼りの作業です。
      焼き上がった後、せんべいが冷める前に、一枚一枚手押しで
      丁寧かつ手早く焼印を押していきます。
    • 焼印を押したせんべいは、全て裏向けに並べて冷まします。
      余分な部分は、最終ハサミでカットしきれいな円に形を整えます。
      こうやってできたせんべいを新鮮なうちに袋詰め、さらに箱詰め・包装することではじめて
      商品となってお客様の手元へと届けられます。

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近江聖人 中江藤樹先生のこと

藤樹神社
中江藤樹

五事を正す


(思いやり)

愛敬の心をもって、相手を理解し、
思いやりの心をかけましょう

ちょう
(よく聞く)

話す人の気持ちにたって、
相手の話を聞くようにしましょう


(まなざし)

愛敬の心を込めて暖かく人を見、
物を見るようにしましょう

げん
(言葉づかい)

相手に子持ちよく受け入れられるような
話し方をしましょう

ぼう
(顔かたち)

愛敬の心を込めてやさしく
和やかな顔つきで人と接しましょう

藤樹せんべいのモチーフとなっている中江藤樹先生とは、江戸時代初期の儒教学者で、
その思想の特徴から、わが国の陽明学の祖といわれています。
慶長十三年(1608年)三月七日、近江国高島郡小川村(現安曇川町大字小川)の中江吉次の長男として生まれました。
十五歳の時、祖父吉長の後を継ぎ、伊予大洲藩の藩士として、禄高百石を受けました。
二十七歳の時、母への考養と身体の健康を理由に辞職し、郷里の小川村へ帰りました。
小川村での藤樹は、独学で学問の研鑚に努めるとともに、武士や近隣の人々を相手に心の学問を教えました。
藤樹の学問は、初めは朱子学を修めましたが、後に、王陽明の「致良知」
(良に至る…人は誰もが生まれながら美しい心=良心をもって生まれてきている。
しかし、多くの人は、いろいろな欲望が出てきて、いつの間にか美しい心を汚してしまう。
そのようなことがないように、私たちは自分の欲に勝っていつまでも鏡のようにきれいにしておかなければならないということ)を主唱しました。
藤樹の代表的な門人に、熊沢蕃山・渕岡山・中川謙叔らが輩出して活躍しましたが、藤樹自身は庶民の中の学者を通しました。
居宅の庭にフジの老樹があったことから、「藤樹先生」と呼ばれて慕われ、没後は「近江聖人」と称えられています。