北（北野）氏
土豪
家紋：
居城：
岸和田の久米田での戦で、三好実休を討取ったという根來左京を家祖とする。
根來左京は三好一族の弔い合戦により討取られたため、従兄弟の佐助が家督を相続した。佐助の嫡男は畠中城に籠城し豊臣秀吉の紀州攻めに抵抗、その後は北と名乗り嘉祥寺村の庄屋を勤めたという。
北家系図では前文で「当家は根來一族であるが，時の将軍を恐れ，根来から北へと改称した」と記しているという。
なお、根來左京について熊取・降井家の『家記・先代考拠略』には次のように記されている。
「永禄三年三月五日、三十五才にて久米田の陣にて討死せしなり、
三好軍記にハ流レ矢に中て死すと有之、久米田の寺説にハ根来左京討取と有之、
略
額か原村の東に実休か塚あり、路径ひとつ阻てまた塚あり、首塚と唱ス、
軍記にハ畠山根来衆四国に渡り、実休か本城を攻む、三好の残党合戦に打勝チ、
根来法師の首をとり、渡海して実休か墓に手向たりと記す、
久米田の寺説にハ、左京実休か首ヲ持て遁る、残党追て河州古市にいたり、
終にとりかへし、左京はじめ法師首九ツを得て実休か墓に手向たり、
村民あハれんて埋葬せりといふ、此説実事とおもふ、
