井山城

所在地:阪南市箱作
 1338年、北朝方の日根野氏が入城する。1347年には北朝方の淡輪助重が、1350年には、やはり北朝方の田代了賢が入城して警固している。1351年、淡輪助重は南朝方につき、田代了賢が守備する井山城を攻撃した。このように、当城は南北朝時代において、一貫して北朝方の城として存在していたようである。
 なお、現在当城の遺構は関西国際空港の埋め立て用土砂の採集のため完全に消滅してしまっている。



※『大阪の戦乱と城』(松籟社刊)より