「検査しても異常がない。自律神経の問題。」
と言われた経験はないでしょうか。
痛いと感じたりする「知覚神経」、意識してに筋肉を動かす「運動神経」とは別に
無意識に動いているのが自律神経。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があります。
実は、この2つの神経は、どちらかが働くと片方は休むというように
天秤のように働いていて、両方がフルパワーで働く事はほとんどありません。
交感神経は主に昼間に働き、仕事や運動のために各臓器を調節します。
☆交感神経優位のときは・・・運動、仕事モード。
心臓の働き、血圧UP、筋肉への血流UP、目は覚醒、
気管支は拡張、胃腸運動抑制
☆副交感神経優位のときは・・・消化、吸収、リラックス
食べた物の消化、排出(大・小便)、リラックス時に働きます。
仕事中、運動中に食事を摂っても美味しくなく、消化が悪いのは、
交感神経が働いていて、消化活動に必要な副交感神経が
抑えられているからです。
また、夜に寝られない(不眠)のも同じ原理です。
「活動すべき時に交感神経が働き、食事・睡眠時に副交感神経が働く」
ができなくなると自律神経が失調しているという事になります。
身体の失調の多くは「交感神経の連続的過緊張」が原因です。
【治療方針】
「交感神経を抑えて副交感神経を優位にする」
背中に必ず、反応点があります。
それを基に、治療穴を選定します。
「体が楽になれば、心(自律神経)も楽になる。」
私が一番得意な疾患の一つです。
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