【わ行】
【鋼線のベック】
石仮面によって吸血鬼と化した脱獄囚。
元々、恋人を絞め殺した罪で服役していたらしいが脱獄。
その逃亡中にカーズによって石仮面の力を与えられる。
自分の体毛を硬質化させ、鋭い「剛針線(ワイヤー)」に変化させ攻撃する。
スイスのサンモリッツ廃ホテルで、ジョセフとリサリサを襲うが、
リサリサにあっさり倒される。「〜ズラ」が口癖。
女に冗談を言われるのが耐え難い性格らしい。
恋人を殺した理由というのも些細な事だったに違いない。(10巻)
【ワンチェン】
ロンドンの食屍鬼街(オウガーストリート)で、薬屋を営む中国人。
ジョースター卿殺害計画を企むディオに、毒薬を売っていた。
だが、父親が倒れた原因を探りに来たジョナサンと、
ジョナサンと意気投合したスピードワゴンによって、
警察に突き出され逮捕された。
ディオが吸血鬼した際、まんまと逃げおおせるも、
ジョナサンとディオの戦いで焼け落ちたジョースター邸に、
舞い戻り、石仮面を回収しようとした所をディオに襲われ、
吸血鬼と化す。その後は、ディオの僕として暗躍を開始する。
ウインドナイツ・ロットでの決戦には参加しなかったが、
ジョナサンとの戦いに敗れ、首のみとなったディオを回収している。
そして、ディオと共に新婚旅行中のジョナサンとエリナを、
海上で襲うが、ジョナサン最後の波紋によって倒された。
ワンチェンは、他のゾンビとは違い、
かなり自分の意思で動いていた点が面白い。
首だけになったディオを見て、涙を流したり、
最後の戦いで、ディオにジョナサンの首を刎ねる様に
指示されたものの、ディオの命令に不服を感じて反発するなど、
人間時代より活き活きしている印象を受ける。
また、人相学も学んでいた様で、ディオの耳にあるほくろを見て、
強運の持ち主だと看破している。
(まあ、果たしてディオが強運であったかは疑わしいが)
以前、彼が見たそのほくろの持ち主は、波乱の人生を送ったが
183歳まで生きたらしい。ディオよりも長生きした、その人物は
一体どういう人物だったのだろうか?