鎮魂の灯火
ルミナリエは「阪神淡路大震災」の犠牲者の方の鎮魂と
復興への励ましと願いを込めて、95年12月から始まった催しです。
当時の神戸で被災した人には「夢」も「希望」も無く、
ただ不便で忙しい毎日を乗り越える事で精一杯でした。
ある人は愛する家族を失い、またある人は帰る家を失い、
何よりも「愛する神戸」が崩壊してしまった現実が目の前にある・・・。
皆さんは、真冬の1月に家を失い明かりが消えた瓦礫の街の中で
食べる物も水も火を熾すガスさえロクに無く、
遠くの空を焦がす火事の炎だけが色を持つ。
そんな世界を見た事があるでしょうか。
「この時代、この国に生まれて、見る筈の無かった風景」
私もそんな「貴重な体験」をした一人です。
私の友人が言った言葉があります。
「もし、今度”あんな”事があったら、私次は頑張らへんと思うわ・・・」
正に夢も希望も無い言葉ですが、それを完全に否定する事は
実際にその苦労を体験した私には出来ませんでした。
そんな中「オリックス ブルーウェーブ」が
腕に「がんばろう神戸」の文字を掲げてリーグ優勝した事や、
(翌年には日本一にもなってくれました)
この「ルミナリエ」には本当に涙が止まりませんでした。
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「ルミナリエ」は最初から2〜3年は神戸市が主催でしたが、
(今も「主催者」の中には入ってますが・・・)
今は「ルミナリエ事務局」が行っています。
毎年「資金難」が問題になっています。
「今年でルミナリエ終わるみたいやで・・・」
そんな声が毎年聞こえてきます。
現在はスポンサーの企業と皆様の「募金」で運営しています。
ルミナリエの灯火を絶やさない為に皆様のお力が必要です。
「イチ神戸ファン」として私は「ルミナリエ」を応援いたします。
皆様のご協力を心からお待ちしております。
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ルミナリエ公式ホームページ
http://www.kobe-luminarie.jp/