このベースとの出会いは‘88年頃だったと思います。
その頃の私はまだベースを本格的に始めた頃で、
楽器屋に並んでいた「けったいなカッコのベース」(←関西弁です)
に興味はあったものの、実際に弾いてみると
「丸太んぼ」の様な握りのネックに違和感があって
(当時は確か「Ibanez SRシリーズ」が発売された頃で
「細身、薄型」のネックがもてはやされていた)
正直な所「弾きにくぅ〜っ!」と言う感想で、
当然購入には至りませんでした。
ただ「清水 興」様信者の私の脳裏に、このベースは
ひつこく住み着いておりました。
購入のキッカケになったのは別で紹介している
‘93年の「MUSICMAN」の購入でした。
「幅広ネック」で有名なMUSICMANが弾けるなら
「もしかしてAtlansiaも弾けるのでは!」
と思い、試奏用のCONCORDを用意して貰いました。
そして、5年ぶりの再会の感想は・・・
「スバラシイ!!」
指に吸い付いてくるかの様な絶妙の指板のR
スムーズな移動ができる最適の弦ピッチ
吊り下げた時にピッタリになるネック位置
奇抜に見えて実は計算され尽くしたデザイン
その他数々の実用的なアイデア
正に「一分の隙もない完璧なベース」がそこにあったのです。
「本物の良さはそれが分かる人にしか見えない」
サーキットはパッシブでレスポンスが良く、
弾き方一つで音が「ゴロっ!」と変わります。
「荒れた音」から「繊細な音」まで・・・
これを弾きこなせる様になるのが
私の目標です