▼7月例会(第485回)はメールで提案の交流を行いました。提案の概要は次の通り。

▼岡嶋大輔さんは「たずねびと」(5年)の授業づくりを提案。「はじめ」と「終わり」とを比べて、中心人物の心情が「どこで(何によって)大きく変わったのか」、それは「どのように変わったのか」を視点にして読むなど授業改善に向けて、@物語の全体をとらえる、A考えたことを、B伝えた合おうについてついて指導の方向を示唆して内容。特に、「学びへのいざない」を教材に即して具体的に示しました。

▼海東貴利さんは、安曇小学校研究主題「実生活に生きて働く子ども『書く力』を育む授業づくり」の取り組みを提案。研究内容として児童の実態から付けたい力を「自分の思いや考えが明確になるように、文章の構成を考える力」「自分の考えを明確にし、書き表し方を工夫する力」を設定。詳しい研究内容を示された。

▼北川雅士さんは、教務主任の立場からの1学期の実践の報告。掲示板活用を例に学校の言語環境の充実の取り組みは次の通り。@月の名前と和風月名、その月の二十四節気の紹介、A国語科の教科書におけるその月の学習内容からピックアップした教材の紹介、B漢字の広場や言葉に関わるクイズ、C俳句大会など全校での取り組み、充実していて多彩。

▼紙面の都合で紹介は出来ませんでしたが、会員が1学期の取り組みを提案し、各自で読むという充実したメール活用の実践の交流でした。

▼巻頭には、落合静男先生から玉稿をいただきました。深謝。   (吉永幸司)