![]() ▼実践の背景には「言葉の教育はあらゆる意味で人間教育の核であると考える。なぜなら、感性も良心も、言葉と密接に繋がっているからである。正しい言葉を知ること、美しい言葉を知ること、繊細な言葉を知ること、力強い言葉を知ること、そして優しい言葉、更に感謝の言葉を知ることは、人間の生き方そのものを根本的に左右するからである」という考え。 ▼実践「詩人になる」は「〇ん〇ん〇ん〇ん」の〇に平仮名を一文字を入れ、想像を広げるという学習。「とんとんとんとん」(料理する)「かんかんかんかん」(鐘が鳴る)というようにしながら詩が生まれるという学習の提案。「はなのみち」では、「あたたかいかぜがふきました」「あたたかいかぜがふきはじめました」を比べる、話す、考える、聞く活動を織り込みながら、お話の楽しさに導くという緻密な授業記録。さらに、自作の「あいうえおうた」や「カタカナのうた」の提案。入門期における、言葉の出会いを丁寧に指導をすることの大事さにつながる提案に学びを共有することができました。 ▼巻頭には、宮ア潤一先生の玉稿を頂きました。深謝。 (吉永幸司) |