▼4月例会(第482回)は、3月に引き続きメールで提案と感想・意見の交流を行いました。提案は「令和4年度の実践と研究」について吉永が行った。

▼令和4年度研究主題は「人間力を育てる国語科授業づくり」とした。「人間力」は改めて定義をすることでなく、どんな子に育てたいか、どんな授業をしたいを自問自答する時に、無意識に考えていることです。「人間力」が育っているであろう子どもや授業の姿を求めているからです。言葉の力は人間力に直接結びついているという考えが背景にあります。

▼授業は意図的、計画的に行われるものです。しかし、子どもを大事にするということは、「ひとりひとり」の子どもの「言葉」の育ちを丁寧に見守ることが求められます。それが、授業の技術・評価・支援であり、助言という形で表れます。計画通り進んだというより、「子どもが育っている姿」を、学習をする子どもの姿に学び合うことを大事にしたいと考えています。

▼研究成果の見通しでは、「国語がすき」「国語が大事」と思う子が増えることと 授業を通して、言葉の使い手としての子供に目を向けることが多くなること。「人間力」・「言葉」・「国語の授業」について、具体的にイメージを語れること、実践のイメージが生まれるという国語科指導力の向上という資質を磨くことを目的にしています。

▼巻頭には、山本隆三先生から玉稿を頂きました。深謝。   (吉永幸司)