▼2月例会(第480回)は、オミクロン株による感染急拡大という状況を考えて、提案に対してメールで感想・意見を伝えるという方法で行った。提案は弓削裕之さん(京女附属小)。提案テーマは「わたしにエールをおくろう」。

▼提案の題材設定の理由は、〈ふいに、「僕っていいところありますか」と聞いてきたAさん〉から始まる。2年生に進級を意識し始めた子のつぶやきを見逃さず、言葉の力で強い心(生きる力)を育てることを目的した実践。年間の研究テーマも踏まえて「ICTの活用が、自分の良さに気づき、新しい言葉を増やすきっかけになる」ということが主な内容。

▼具体的な学習活動は、@縄跳びの個人練習をする。A縄跳びをがんばっている自分を想像し、はげましの言葉を書く。B縄跳びをしている姿をペアの友だちに動画撮影してもらう。C縄跳びをしている自分の動画を観ながら、はげましの言葉を書く。縄跳びを書く活動と関連させたことと動画撮影を通して言葉を生み出すという仕掛け。さらに、提案では42名の児童の文(1回目・2回目)と弓削さんの評価の記述を織り込んだ提案。

▼提案は事前に資料がメールで送られ、会員が感想・意見・考察をメールで高野さんに送り(期日厳守)高野さんから各人に送るいう手順で意見交換を行った。一般的なリモートによる研修との違いは、自分の意見をまとめて書くという時間があったことで意味深い研修になりました。

▼巻頭には、阿達航太さんから玉稿をいただきました。深謝。   (吉永幸司)