▼1月例会(第479回)は「第3回近江の子ども俳句教室」の入選者の作品集の編集作業を中心に行いました。新型コロナ感染が続く中、開催方法を投句募集に変更しての2冊目です。

▼作者を前にして直接講評を伝える方がよいのですが、それができないため、大賞の句それぞれには同人が分担した講評を添えることにしています。作品集を手に取った時に、講評を合わせて読んで頂くと有難く思っています。

▼同人が講評で特に大切にしたことを出し合い交流しました。
o 作者に寄り添い同じ目線で、表現された場面を想像するように努めた。
o 読するだけでなく何度も朗読して味わい、その感想を作者に届けるように工夫した。
o 作者が選んだ言葉に込めた思いを読み取り、十七音に組み合わせて表現しようとしたその効果を、一人の読み手の感想として伝えようとした。などです。

▼作者や作品集を読む皆さんの書く意欲をさらに高め、言葉での表現体験の喜びを感じていただける講評を目指しました。講評を書くことで、俳句の価値を再発見することができたと感想を語る同人の声に同感する声も多く聞こえたのでした。

▼よりよい表現者が育つ俳句教室にしていきたいと思います。応募下さった皆様、応援をしてくださった先生や保護者の皆様、ありがとうございました。

▼巻頭には、山口祥輝様の玉稿を頂きました。深謝。   (森 邦博)