▼7月例会(第461回)、講話は北島さん。「今までの作文(書くこと)の授業をふり返って」。

▼@〈めざしてきたこと〉学習の基礎は日記と読書として、日々の生活の中で進んで本を読み、文章を書くこと、及び読書と書くことが生活の一部になること。A〈作文指導で大切にしてきたこと〉として、毎月4〜6時間のまとまった作文学習を行うこと。週に3〜4回、日記を書く家庭学習の設定。内容として、「何を書くか」「どのように書くか」の指導と生活的文章や実用的文章など、いろいろな文章を書く経験をさせる。また、生活の交流、学習のふり返りの場等。長年の実践をもとにした、実践の知恵を発達段階に沿ったお話を伺うことができた。

▼感想及び実態の交流では次のことが話題にななった。@日記を生かした指導について。学級通信の発行と書くこと指導の関連について。A低学年における書くことの指導。時に興味を持たせるために、題材や書かせ方について。B「深い学び」と書くことについて。子どもの学習成果の確認としてふり返りついて。C書くことに興味を持たせる機会をどのように行うか。D長い自粛生活と子どもの言葉、そして、新しい時代の国語教育と書くことについて話し合った。

▼北島さんが師と仰がれた高野倖生先生の言葉「小学校の先生は国語の先生」の意味を共有した。

▼巻頭には、永橋和行先生から玉稿をいただきました。深謝。 (吉永幸司)