▼5月例会(第459回)は新型コロナウイルス増大を受けて非常事態宣言は解除はした直後であり引き続き電子例会にしました。提案者は、「一年間を通した書くこと」(高野さん)「教室で過ごす時間に〈書く〉活動を」(北川さん)「〈書くこと〉の学習について」(三上さん)。

▼高野さんは、短作文や言葉遊びで「楽しく書く」「書くことの抵抗をなくす」ことが目標。指導過程は、前時の学習成果を文集にして読ませる。本時の目標設定と学習方法の確認。さらに、作品の交流という「どの子にも」を大事にする指導。学習成果は学年末に個人文集として集大成。

▼北川さんは、学校再開後休み時間を「ステイクラスルーム」を合言葉に教室で過ごせる活動として「書く」に着目。さらに、グループ活動が制限されることが予想されるなかで「書いて表現する力を伸ばす」チャンスと捉え、視写や多く書く活動を取り入れる活動を視野に入れながら表現力を伸ばすという提案。

▼三上さんは、学習(単元)の指導過程を基本にした学習構想の提案。@相手や目的を意識する段階、A相手・目的・意図に応じて、取材し構成を考える段階、B表現し評価をする段階。各段階を通して目標にするのは、考えながら書くことを工夫し、伝え合うことを実感できる「学習づくり」である。

▼森さんからの「感想」のメールが配信され充実した時間であった。

▼巻頭には、栗田稔生先生より玉稿をいただきました。深謝。 (吉永幸司)