▼4月例会(第458回)は、新型コロナウイルスの急速な蔓延と感染者増大を受けて非常事態宣言が発令された期間であり電子例会にしました。令和2年度4月の学校は入学式・始業式は実施しました。が、翌日から家庭で学習ということが一月続くということになりました。先行き不透明ではありますが、研究と実践は地道にしたいと考え、研究課題は〈「深い学びと書くこと」の実践的改善と開発〉にしました。

▼ 書く活動の指導の原点は、「丁寧」です。書くことにおける丁寧は、相手意識と目的意識です。相手が自分をよく知っている人か知らない人かによって書く内容が変わってきます。それは目的意識とも関連します。

▼「三密」がおそらくかなり長い期間続くことが予想される令和2年の授業では言語活動としての書くことを多用することになります。勿論、電子教科書を使った学習、タブレットを活用した授業がふえますが。「書くこと」の能力を高めるには、考える時間の確保です。

▼本年度の研究と実践の研究課題は「さざなみ国語教室」の原点です。日々の「書く」という積み上げがあることが「思考力・想像力」の育成につながる指導法の改善及び開発につながると考えています。

▼研究計画や研究対象について提案しました。

▼巻頭には、三木恵子先生から、玉稿を頂きました。深謝。 (吉永幸司)