▼12月例会(第454回)は、第4回国語実践研究会(会長吉永幸司)大阪大会(大阪国際交流センター)に参加。大会テーマ「『生きる力を支える言葉』を育む国語の授業」をもとに、研究内容を深めた。

▼滋賀県からは、「書くこと」分科会で西條陽之さん(大津市立小野小)が見方を広げて伝えよう『ク ラブ活動リーフレット』を作ろうー『どの子も書けるを目指し、自他の気付きや見方、考え方を生かした指導の工夫」を発表。教材「アップとルーズ」(光村・4年)で学習をした「比べる」ことを生かして書く力を伸ばすことを意図した指導。対比という思考を、書く活動を通して育てるという新しさが、「どの子も書ける」と一体になった提案。「読むこと」分科会で大塚将大さん(彦根立中央中)が「主体的・対話的で深い学びを目指した説明文指導の工夫ー生徒が自ら学び・積極的に表現できる授業づくりを目指してー」を発表。教材を読む必然性を持たせる導入の工夫、ゴールの一例として教師が作成したモデルの提示等、指導の工夫ともに、対話にも力を注ぎ、指導の1成果がよく分かる提案。尚「書くこと」分科会の運営責任者は好光幹雄さん。

▼講演は「『物語る力』を育てるー教室で文学テクストを読む意味ー」の演題で大阪教育大教授住田勝先生。提案資料について学ぶこと(講評)を吉永が行った。

▼巻頭には、佐々木晃先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)