![]() ▼読むことの過程では、説明文「アップとルーズで伝える」を読み、①「対比」することで見方が広がり説得力が増す、②写真資料と本文を「対応」させて述べることは分かりやすく伝える効果が増す、③分かりやすい構成が書くときに生かせることを学ぶ。 ▼書くことの過程では、「はじめ・中・終わり」の構成で2枚の写真を対比した複数の自作教材で確かめさせたり、既習教材を読むことで学んだ①~③の視点で読み直す等、繰り返し学びを自覚する過程を大切にした。 ▼学級のどの子もが学習に見通しを持ち意欲的に活動できるようにしたいという、担任としての強い願いからの工夫であった。 ▼書く直前には、自分の構想をグループ内で発表し合い、助言を求める時間を設定。推敲過程として位置付けた。 ▼提案終了後、英語の絵本3冊に日本語訳をつけて発表する実習を出席者全員で行った。 ▼「同じ場面でも訳者の場面理解の違いが表現に現れる」「同じ場面で多様な表現手法がある」「表現の奥の、その子なりの場面の読み取りと、表現の必然を、個により沿って認め評価する」等を確認し合った。 ▼巻頭には、百崎正俊先生から玉稿をいただきました。深謝。(森 邦博) |