▼12月例会(第442回)は「第3回全国国語実践研究会埼玉大会」(会長吉永幸司)〈会場・ホテルブリランテ武蔵野〉に参加し研鑽を深めた。

▼大会主題「『生きる力を支える言葉』を育む国語の授業」。社会の急激な変化に対応し、これからの教育課題である資質能力となる力の育成に繋がっている授業を求めて提案をもとに実践交流を行った。4分科会12提案をもとに協議を深めた。分科会は時間にして約3時間40分(提案・助言を含む)、ワールドカフェ方式で行われた。(円卓会議形式。えんたくん活用。各テーブルごとにテーマが違う。役割分担がある。)充分な時間を確保していたが熱い議論が続いた。協議の中心は「主体的・対話的で深い学び」をさせる授業の改善点を明らかにすることであった。分科会の成果は指導法の工夫等多岐にわたった。

▼記念講演は「新学習指導要領を踏まえた国語科教育の推進〜『語彙指導』の改善・充実に向けて」。講師は松澤勇治先生(淑徳大学教育学部特任教授)。シンポジウムは「ユニバーサルデサインを基板とした学校づくり・国語科の授業・読解力の指導」(埼玉県戸田市立笹目小学校の実践)を話題に学び合った。「会長による講話」では分科会の指導助言を行った。

▼巻頭には、伊木洋先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)