▼11月例会(第441回)は、「子どもの作文の評価と作文指導法の研究会」(NPO法人現代の教育問題研究会・滋賀大学サテライトプラザ)を開催した。研究テーマ「子どもの書く力の向上と書くことの指導法の開発と向上」。内容は「作文演習タイム・講演・講話」であった。

▼「演習タイム」では、参加者が持ち寄った作文を読み、評語・指導文を書く。さらに、作文活用の仕方について意見を交流した。「講演」は西村嘉人さん(彦根市立稲枝西小)が「子どもの書く力の向上と指導法の開発と向上をめざして」について、国語教室における書くことと国語科授業としての書く活動の違いや指導の仕方のお話であった。教科書教材の指導では構成や表現方法への示唆を、日曜日作文では知らないこと伝えることの意図を、全校作文の具体的な内容と方法について指導の視点を示された。

▼「講話」は吉永が行った。ポイントは、@作文指導では学習作文と生活作文の目的と事実、記述の内容と方法・意図の側面から考えること、A日記など自由作文では指導の視点と書いた作文をどのように活用をするか、B書くことにより育てる力を態度・技術からTAP1o3s考えることについて、Cこれからの教育の方向である「主体的・対話的で深い学び」における「対話的で深い学び」についての考え方についてまとめた。

▼巻頭には、長尾寿先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)