▼3月例会(第433回)は平成29年度実践の成果と課題について報告と交流をし学びを深めた。

▼国語教室および国語科授業つくりについては、4月に目指した到達目標の実現度が話題になった。4月の実態から言葉を通して人間力を高めることをめざし、実践を積み上げて過程の工夫や主体的に学ぶことを指導する上での留意点や考え方について意見を交わした。特に、基礎力の面から一層の努力を必要とする学級では、学習活動の特性を生かし、子ども自らが国語を学ぶことの意味を理解することが大事だと考える指導を積みあげたという実践の大事さを確認した。

▼特別支援を必要とする子どもの教育についても意見を交わす中で、言語教育および国語科教育おいて授業の改善の方向、および、子どもの立場で見直すこと、日常の言語を含めて言語力を育てることの大事さについて話題を広げ共通理解をはかることもできた。

▼子ども理解と言語の教育については、予習段階で自分の考えを持っている子が、友達の考えを理解し、さらによりよいものを作りあげることを目指していても、時間の関係や指導者の思い込みなど機会を見逃すことをあったという実践の振り返りもあった。

▼読書生活の向上はこれから益々重要になることについては、調べる・楽しむという活動について具体的に考えを交流した。

▼巻頭に、好光幹雄先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)